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2015.05.21

【食べることは生きること】貴重なランチタイムのお供に、栄養満点の美味しい小説を


 

元丸の内OL、契約社員ママが教える「読んでよかった〜」
『ランチのアッコちゃん』『3時のアッコちゃん』柚木麻子著

ISBN978-4-575-51756-9

ISBN978-4-575-23877-8

 

すべてのママへ、ランチタイムは外に出よ!

育児と仕事に追われ、朝から晩までびっしりタイムスケジュールが埋まってしまう日々。そんな毎日の真ん中にあって、育児からも仕事からも解放される時間がランチタイムです。復職したては「節約と健康のため…」とお弁当を持参し、社食の隅でひっそりランチタイムを過ごしていました。食事後は、誰にも邪魔されずに読書ができる貴重な時間。

でも、この本に出会ってから、ランチタイムの過ごし方を変えてみました。ささっとお弁当を食べてゆっくり休むのもいいけれど、自分へのご褒美に美味しいランチを食べに出ることにしたのです。

先日、山本周五郎賞を受賞した柚木麻子さんのベストセラー作『ランチのアッコちゃん』。続編である『3時のアッコちゃん』とともに、前向きに働くママにぜひお薦めします。

美味しいランチで心もカラダも満たされよう

派遣社員の三智子は、仕事も恋愛も中途半端でダメダメな後ろ向き女子。ある日彼女は、上司である通称“アッコ女史”こと敦子部長に、一週間の「ランチ交換」を命じられます。最初は気乗りしなかった三智子ですが、アッコちゃんに組まれた毎日のランチコースをめぐるうちに、不思議と元気が湧いてくるのです。これが、『ランチのアッコちゃん』のおおまかなストーリー。

物語に綴られている元気が出る言葉たちと、美味しそうな食事を見て(読んで)、ランチ時間は新しい人生を切り拓くために重要な時間なんだ! と思うようになりました。それから、「今日はどこに何を食べに行こう」と考えるだけでワクワクするし、美味しいものを食べることで心のパワーチャージができるようになった気がします。

 

きっと道しるべになる、アッコちゃんの人生訓

続編『3時のアッコちゃん』では、「自分の仕事はただのお茶汲みですよ…」と卑下する三智子に、びしっと一言。

「ねえ、利休は何故、秀吉に殺されたと思う?」

アッコ女史いわく、「権力者にお茶を振る舞うことで、権力者よりも優位に立てたから。お茶を用意することは、場の主導権を握ることよ!」とのこと。アッコ女史は、いつだってうんざりするくらい前向きなのです。さらに三智子の会社で、「毎日三時にティータイムを設けること!」と提案し…。(ここからは読んでからのお楽しみ)

発想の転換で、仕事ってこんなに面白かったっけ? 人生ってこんなに楽しかったっけ? と気づくことができるんですね。ぱっと新しい扉が開かれるような一言が、たくさん散りばめられたお話です。

高圧的で身勝手に見えるけれど、実はとっても暖かい、理想の上司であるアッコ女史。仕事やプライベートで悩んでいる女性の道しるべになってくれると思います。

そしてやっぱり「食べることは生きること」。食がつなぐ人と人とのつながりには、ほっこりさせられました。短編は少しずつ話がリンクしているので、ぜひ『ランチの〜』と『3時の〜』二作続けて読んでみてほしいです。

 

<お薦めしてくれたワーママ>
T.Aさん。元丸の内OLで、一児の母。結婚を機に退職し、現在は貿易系事務で、時短で働いている。今いちばん好きなランチは、老舗天ぷら屋さんの「野菜天丼、タレ多め」。

<お薦めされた本>

『ランチのアッコちゃん』

柚木麻子著

双葉社

2013年4月発行

定価:本体価格 537円 +税

ISBN978-4-575-51756-9

 

『3時のアッコちゃん』

柚木麻子著

双葉社

2014年10月発行

定価:本体価格 1,100円 +税

ISBN 978-4-575-23877-8

 

【記事まとめ】ワーママBook Shelf

浦和ツナ子

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