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2015.06.02

シングルマザーが知っておきたいこと(2) 〜プレシングルマザーへ 離婚を考え始めたら〜


全7回にわたり、シングルマザーやいま離婚を考えているプレシングルマザーが知っておくと有益な助成・支援制度を紹介していく特集。第2回目は離婚を考えはじめたプレシングルマザーのかたに活用してもらいたい支援をご紹介します。

離婚を迷っていたら…

届けを出すまえに専門家に一度相談を

届けを出すまえに専門家に一度相談を

離婚をさまざまな理由で迷っている人もいるかもしれません。そんなときにまず、最初に活用してもらいたい支援センターを2つ紹介します。

女性センター

女性センターは、自治体が自主的に設置している女性のための総合施設です。「男女共同参画センター」という名称のところもありますが、相談は無料で、役所の相談窓口よりもある程度時間をかけて悩みを聞いてもらえたりします(要事前予約のところが多いので確認して下さい)。

女性センターの中には「配偶者暴力相談センター」に指定されている施設もあるので、DVの悩みを抱えている人はその相談も同時にできます。

公益社団法人家族問題情報センター

公益社団法人 家庭問題情報センターでは、家庭紛争の調整などに長年携わってきた元家庭裁判所調査官たちが豊富な経験と人間関係の専門知識・技法を広く活用し、子育て、夫婦関係、離婚、高齢者、介護、扶養、思春期、非行などのあらゆる家庭問題について相談にのってくれます。また、「子供がいる夫婦の離婚セミナー」など、夫婦関係についてのセミナーも行っています。有料で予約制ですが(別途、電話の無料相談もあります)、本格的に相談したいという人にはよいかもしれません。

 

過度の我慢は禁物ですが、思い込みや勢いも禁物な離婚。話し合いの余地はないのか、解決策はないのかを専門家に相談することで新たに見つかる答えがあるかも知れません。

DV被害にあっていたら…

DV被害にあっているなら即相談を

年々増加するDV被害。ひとりで抱え込まないで

シングルマザーが知っておきたいこと 第1回目の記事内の離婚原因ランキングでも第2位になっているDV。実際、相談機関へのDV被害(親密な関係にあるパートナーからの暴力)の相談件数は年々増加しています。なかなか周囲には相談しずらいことでもあるので、下記で紹介する支援センターなどを活用して早く辛い状況から逃れてほしいと思います。

配偶者暴力相談センター

配偶者暴力相談センターは都道府県に必ず設置されている公的なシェルターで、被害にあった女性たちを支援しています。

支援内容は、

・相談や相談機関の紹介

・ カウセリング

・  被害者及び同伴者の緊急時における安全の確保及び一時保護

※一時保護については、婦人相談所が自ら行うか、婦人相談所から一定の基準を満たす者に委託して行う

・被害者を居住させ保護する施設の利用についての情報提供その他の援助

・保護命令制度の利用についての情報提供その他の援助

センターの所在地は、被害者を保護するため公表されていませんが、内閣府や各都道府県のサイトに電話番号が掲載されているので、電話で状況を伝えて、係員の指示を受けることができます。

このほか、民間の支援団体には、NPO全国女性シェルターネットNPO女性ネットSayaSayaなどがあります。

DVナビ

DV被害にあっているけど、どこに連絡していいかわからない、連絡先を調べられないなどの状況にあるかたは、全国共通の電話番号(0570-0-55210)に連絡を。相談機関を案内するサービスがあります。発信地等の情報から最寄りの相談機関の窓口に電話が自動転送され、直接ご相談することができます

 DVは報復を恐れてなかなか表面化しないといわれますが、自分だけでなく、子供のためにも早めに相談されることをお勧めします。

 

離婚後の養育費に不安を感じたら…

養育費があるかないかで、生活は大きく変わります。

養育費があるかないかで、生活は大きく変わります。

 

離婚によってシングルマザーになった人の中で、養育費の取り決めをしているのは4割弱。そのうち養育費を今でも受け取っている人は全体の2割だけといいます。

芸能人の法外な養育費や慰謝料くらいしかこの手の金額は明らかにならないので、相場観が薄いと思いますが、慰謝料を数百万もらえるのはいい方で、数十万の慰謝料に月額2〜3万円の養育費等が平均です。その僅かな養育費さえ、8割の人は受け取れていない、逆に言えば、父親は義務を果たしていないのです。今後、公的助成金が削減される傾向の中で、父親からの養育費の確保は今後ますます重要になってきます。こうした問題を解決するためにも相談支援センターを活用することをお勧めします。

養育費相談支援センター

養育費相談支援センターは、専門知識を有する相談員を配置してさまざまな養育費に関する相談を下記の電話番号やメールアドレスで受けてつけています。ホームページには養育費の説明から、センターに寄せられた主な質問をわかりやすく掲載しているので見てみるのもよいかもしれません。

 

【電話相談】 平日午前10時~午後8時、土曜日・祝日 午前10時~午後6時

03-3980-4108(希望により、センターが電話をかけ直して電話料金を負担する)

0120-965-419(携帯電話とPHS使えないため上記番号へ)

【メール相談】info@youikuhi.or.jp(相談員が、数日中に返信する)

 

また、離婚後の養育費に関する相談は、上記で紹介した公益社団法人 家庭問題情報センターでも受け付けてくれます。

 

 

あなたがもし離婚を考えるプレシングルマザーなら、本当にご主人と別れて子どもを1人だけで育てて行けるのか(親族の援助や公的助成も永久には得られない)を一度シミュレーションして下さい。

もちろんDV被害や虐待で悩んでいるようなら迷わず上記の施設に相談して離婚した方が幸せでしょう。ただ、シングルマザーになってから離婚を後悔している人は少なくありません。まず事前にネットや書籍(以下参照)などで、イメージトレーニングをしてみましょう。「旦那が育児を手伝ってくれない」、「何となく・・・」という曖昧な理由で離婚を考えているのであれば、別の道を選ぶきっかけになるかもしれません。

 

ひとりで子どもを育てる人々の生活を豊かにするための道筋を提起する。

ひとりで子どもを育てる人々の生活を豊かにするための道筋を提起する。

「ひとり親家庭」

赤石千衣子 著

岩波新書

2014年4月発行

定価:886円+税

ISBN-10:400431481X

 

6人の実例から、社会保障制度、雇用慣行、家庭生活それぞれの抱えている問題をあぶりだす

6人の実例から、社会保障制度、雇用慣行、家庭生活それぞれの抱えている問題をあぶりだす

「シングルマザーの貧困」

水無田気流 著

光文社新書

2014年11月発行

定価:886円+税

ISBN-10:4334038271

 

シングルで子どもを育てる母親、父親にむけて安心して子どもを育てるためのアドバイスを語ります

シングルでも安心して子どもを育てるためのアドバイスを語ります

ひとり親でも子どもは健全に育ちます: シングルのための幸せ子育てアドバイス」

佐々木正美 著

小学館

2012年11月発行

定価:1296円+税

ISBN-10: 4093114072

【シングルマザーが知っておきたいこと 記事まとめ】

シングルマザーが知っておきたいこと(1) 〜シングルマザーの現状〜

シングルマザーが知っておきたいこと(3) 〜もらえる手当と助成1〜

シングルマザーが知っておきたいこと(4) 〜もらえる手当と助成2〜

シングルマザーが知っておきたいこと(5) 〜利用したい割引・減免とさまざまな支援〜

シングルマザーが知っておきたいこと(6) 〜働かなければいけなくなったら〜

シングルマザーが知っておきたいこと(7) 〜困った時は利用して!民間支援組織〜

【記事まとめ】全国108万人!まだまだ増加中 シングルマザーという生き方

市口 芳江

市口芳江

3歳の子どもを育て中。保育園には足を向けて眠れません。


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