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2015.06.27

給食のおかずが1品減る?!給食費未納がひろげる波紋


給食費未納問題、実は間近で体験しました

あああ

払えるのに払わない家庭の子どもには給食を提供しない、そんなことになれば子どもが辛い目に。

給食費3カ月未納で給食停止 通知後、支払い急増」というニュースが6月25日、朝日新聞より報じられました。

学校給食費を「払えるのに払わない」とみられる未納が相次ぎ、埼玉県北本市立の中学校4校は、3カ月未納が続いた場合給食を提供しないことを決めた。実施は7月から。未納額が膨らんだことによる苦肉の策だが、各家庭に通知したところ、該当する保護者43人のうち、納付の意思を示さない保護者は3人に激減した』とのこと。

長男が小学校に通っていた時、PTA役員を3年間務めました。その際、給食費の未納問題が深刻になったときがありました。

あるご家庭が、何年も支払わず、もうじき卒業してしまう……というのがきっかけで、問題として浮上したのです。未納金は一家庭で数十万円にも登っていました。ちょうど、バターや小麦粉が値上がりしたり、野菜の価格が急騰したこともあって、給食のおかずを一品減らさなければならないという状況に追いつめられた学校側が、PTA役員に相談してきて、未納が発覚したという感じでした。

その際、給食費は純粋に食材購入費に当てられているということを知りました。

未納のご家庭は、就学援助を受ける基準には当てはまってはおらず、学校に「生活が苦しいので、払えないけれどどうしたらいいか?」という相談も特になかったそうです。支払いを求めても、何かと理由をつけて、かわされてきてしまったとのことでした。

この辺りも、朝日新聞のニュースと同じような状況でした。

 

未納に対応した結果……

 

あああ

自分勝手な一部の家庭のせいで、生徒みんなにしわ寄せがいくのは納得いきません

特に深刻だったのは一家庭でしたが、他にも、数家庭未納になっているご家庭がありました。そこで、PTAと学校で相談し、全校に「給食費を支払わない家庭があり、そのために、おかずが一品減ってしまうかもしれない。ぜひ、支払ってほしい」という手紙をまず出しました。その上で、やはり支払ってもらえなかったので、個別に対応をするという策を取りました。

……すると、なんと、教育委員会のほうへ、匿名の苦情の手紙が届けられたのです。人権侵害であると。

しかし、1人の生徒が支払わないことで、他の生徒に迷惑がかかるわけです。また、もともと給食は、「適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること」などを目標に、欠食児童対策としてパンなどが一部の学校で配られたことからスタートしています。

 

つまり、給食費を支払えるのに支払わない人によって、本当に貧しい生活保護家庭などの子どもの栄養が足りなくなってしまう可能性があるということです。

日本の義務教育〜高校までは、就学援助制度があります。収入が少ないのであれば、しかる手続きをとった上で、堂々と支払わなければいいわけです。

この給食費問題に携わったとき、小学校の時に習った「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という言葉を思い出しました……。

さて、米西部ユタ州の小学で給食代の納入が遅れているとして食堂にいた生徒数十人の昼食のトレーを目前で「没収」したという出来事が2014年2月にあったそうです。

そうしたくなる気持ちも分かるなあと思ってしまいました。

 

 

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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