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2015.06.29

勤務形態別・子どもとのかかわり実態調査⑥ 〜フリーランス編②〜


今回はフリーランスとして雑誌やWEBでライターをしているSさん。

「親子が一緒に遊べる時期って幼児期ぐらい」と子どもとのかかわりは減らしたくない、でも仕事もできる範囲で続けていきたい。

男の子二人を育てながら、自分なりの働き方を模索している最中だそうです。

フリーランス代表② A・Sさん(35歳)の場合

原稿を書く作業が多いので、PCは必需品

仕事の時間は自己管理のため、時には無理をしてしまうことも

職業/ライター(復職歴6ヶ月) 午前中9:30~13:30(メールや事務処理、企画立案や原稿書き)、早朝4:00~7:00(原稿書き)

ほか取材やロケハンなどは別日程。

お子さん/4歳(私立幼稚園)、1歳(一時預かり)の男の子2人

Q1.お子さんとの接する時間はどのくらいありますか?その間何をしていますか?(ながらを含める)

平日・午前/7時00~8時30分

主に朝食、お弁当づくり、幼稚園への送迎です。早朝に仕事をしていることが多いので、つられて子どもが起きてくることもあり、その時は作業を止めて添い寝で寝かせたりや絵本の読み聞かせをします。

平日・午後/14時~20時

幼稚園のお迎え後に公園や習いごとに連れて行き、特に用事のない時は図書館や買い物などへ。5時ぐらいに家にもどり、そこからは晩ごはんの準備をしながらお兄ちゃんには少し手伝ってもらうか、工作やレゴなど自由に好きなことをさせています。次男はお兄ちゃんのマネや、家事をする横で自由に遊んでいます。晩ごはんの後、お風呂に入れて3人で9時には就寝。主人が遅い日はもうそのまま私も眠ってしまい、早朝起きて仕事をします。

*子どもとだけ向き合う時間:平均 1~2時間

休日/7時~20時30分

朝起きて開口一番「今日はどこに行くの?」と、とにかく出かけるのが大好きな長男なので、家事を急いで済ませて大きな公園で一日すごします

私が家事や仕事をしたい時は、主人が2人を連れて公園へ行ってくれます。丸一日遊んで帰ってくると、お風呂⇒晩ご飯で、私たちも疲れて終了。主人の口癖は「休みの日が休まらない(笑)」。とはいえ、週末兄弟二人を思いっきり遊ばせてくれるので感謝しています。

Q2.子どもと接する時の自分なりのルールは?

待てる時はできるだけ待ってあげる。いつも余裕があるわけではないのですが「何かをしたい・してほしい」という気持ちを大切に、その時間を待つ努力をしています。「気持ちを受け入れる」「尊重する」ということと同じかもしれません。

時間がないからダメ」「後でやろうね」と言っても子どもは納得しませんし、それをバトルしている間にどんどん時間がかかって収集つかずお互いイライラ・グズグズ。結局、やりたいことを受け入れていた方がスムーズで、お互い気持ちも良かったのに…、という残念な結果を繰り返した後に学びました。急がば廻れなんです。

理想は常に自分に余裕のある状態でいること。現実は?

下の子が小さいと、お兄ちゃんへの接し方に悩むことも

下の子が小さいと、上の子が寂しい思いをしていないか心配に

Q3.自分の中で理想の接し方、現実の接し方はどんな様子ですか?

理想/(先ほどのルールと同じ様な事ですが)「待つ」「受け入れる」が常にできる、自分に余裕のある状態。もちろん「わがままを聞く」「受け流す」とは違うので、親としての意思もきちんと伝えますが、一度受け入れてからの方が、頭ごなしに親の意見を言うよりは素直に伝わりやすいから。

現実/自分のメンタルでかなり接し方が変わってきます。また兄弟でも差が出てしまい、どうしても兄のすることは気になって注意ばかりしてしまいます。「それはわかってる!」「もう先に言わないで!」と兄はよく泣いて訴えてくるので、その時は待ててないんでしょうね…。

ふたりの子育てと仕事の両立に悩むことも

Q4.子どもとの関わりで悩みやジレンマは?

兄弟の育て方の難しさを感じます。下の子はまだ1歳と小さいので、どうしても赤ちゃん扱いで甘やかしてしまいます。上の子は4歳とはいえどもまだまだ甘えたい時期なので、時々抱っこしたりハグします。でもちょっと甘えがひどい時は「もう大きいんだから」と強く当たってしまいます。その代わり、生活は兄のスケジュールで毎日動いていますし、弟のために何か優先する、ということはできません。

主人が居てくれる時は、お兄ちゃん担当、弟担当とそれぞれが一対一で見てあげられるのですが、私一人だとどうしても対応しきれず。寂しい思いをさせていないか、心配になります

 Q5.仕事しながら育児をしていて良かった!と思う時、また逆に困ったな…と思う時はどんな時?

良かったこと/家事・育児以外に考える時間ができたので、気持ちにハリが出ます。また記事を読んでくれたり雑誌を見てくれたり、周囲の反応があると素直に嬉しいですし、仕事をしていなかった時は、結局ダラダラと時間を無駄に使っていたので。できる事でも続けている方が、いざ完全復帰したい!となった時にも動きやすいかと。

困ったこと/最初は「できる事からはじめよう」と思っていたので次男をどこにも預けず、ただ睡眠時間を削って仕事をしていました。すぐに、体調を壊しました。疲労は溜まる一方だし、仕事の効率もあがりません。

頭の片隅にはずっと仕事のことが気になってストレス…。それじゃ意味ないな、と弟の預け先を探しました。兄が幼稚園に行っている間、週2~3日でも一時保育に預けることができたので、日中の仕事時間を確保。ただ、一時保育も混み合っているので、予約が取れないときは仕事の進捗に支障がでます。あと、兄の長期休みの時はどうしようか…と悩んでいます。

 仕事の依頼を無理して受けてしまうことも

業務量のバランスが難しいのもフリーランスならではの悩み

仕事を受ける受けないも自分でコントロール。バランスが難しい

Q6.フリーランスで良かった点は?困った点は?

良かった点/子どもはもちろん、親も幼稚園生活を満喫できることです。親の参加が多い幼稚園なので、行事や係などにもしっかり参加でき、ママ友とのかかわりも大事に楽しんでいます。降園後も公園や図書館に一緒に行けるし、子育ての悩みや考えなどもそこで共有しています。今の時期だけですからね!

あと実家が両家とも遠いので、1度帰ると長く帰省することに。でもPCさえあれば仕事はできますので、それはこの職業ならではですね。

困った点/メンタル部分では充実していますが、自分の体調を壊すことが多くなった気がします。まだペースがつかめていない時期、というのもあるかもしれませんが、仕事も不規則な依頼になるので、依頼があった時には応えたくなります。仕事が重なっていても、少し無理をして受けてしまったり。もう少し自分の体調を整える時間を定期的に作りたいです。

収入の面では会社務めの頃とは比べ物にならない程度ですが、そこは強く求めていません。

 

Q7.将来の目標について。

子どものこと/決してぶれない芯のある、強い子に育ってほしい。変化のスピードが増し、今までの常識が通用しない時代がこれからも続くと思います。そんな中、周囲と協調しながらも、はっきりとやりたいことを見つけ、自分なりに表現できる子になってほしいです。

自分のこと/仕事面では今、できることを地道に続けていきたい。もう少し時間がとれるようになったら、もっと多くの人や場所を取材したいし、もっと新しい仕事にも挑戦していきたい。子育てとのバランスを見ながら、なんでも楽しみながら取り組んでいきたいです。

 

 

結婚後すぐに妊娠され、ご主人の転勤も重なって長年勤めていた出版社を退社されたSさん。出版社にお勤めのころは、締め切り前になると徹夜作業が何日も続く生活だったので、深夜作業には慣れている、と思っていたそうです。

ところがいざ始めてみると昼間は男の子ふたりに振り回され、その上夜中の作業で寝不足が続き、疲労困憊。原因不明のじんましん、ウィルス性の感染症…。とにかく疲れが溜まる一方だったんでしょうね。「これではいけない!」と思い、睡眠時間を減らすのではなく朝型へと切り替え、日中は一時保育に預けることで少しペースを見出せたそうです。

お兄ちゃんを幼稚園ではなく保育園に通わせることも少し考えたそうですが、フリーランスという立場上なかなか入れないし、お子さんの個性にぴったりの幼稚園に入れたことも大きいと言います。子どもはもちろん、親も一緒に幼稚園生活を楽しむってことは、それだけ子どもとのかかわりも増えるしより深くなる、良い出合いでしたね!

 

子どもの一番かわいい時期をできるだけ一緒にいたいでも働きたい。育児以外の時間がほしい。欲張りな望みかもしれませんが、そう思っている人も多いのではないでしょうか。試行錯誤しながら自分なりのバランスを見つけるには、フリーランスは最適かもしれませんね。

飯田りえ

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