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2015.07.03

ワーママの強い味方。育ジイ・育バアのための「まご大学」って?(後編)


ワーママが増え、今まさにニーズが高まりつつあるおじいちゃんおばあちゃん世代向けの“孫育て”講座

そんな中、さいたま市で開催されている実践型孫育て講座『まご大学』が注目を集めています。前編では、実際の講座をレポート。今回は、『まご大学』を運営しているシゴトラボ合同会社の代表社員である桑原静さんにそもそもの発案のきっかけなどのお話をうかがいました。

今後、ジジ・ババの出動ニーズはますます増加

BABAラボでは孫育てグッズの企画から制作、販売を行っています。

BABAラボでは孫育てグッズの企画から制作、販売を行っています。

――『まご大学』が始まったきっかけを教えてください。

もともとシゴトラボ合同会社では、『BABAラボ』という、“おばあちゃんによるおばあちゃんのための”孫育てグッズ制作工房を運営していました。その中で、パパママ世代と、おじいちゃんおばあちゃん世代のさまざまなギャップ…それこそ知識・経験のギャップや、心の距離みたいなものをいろいろ感じていて。

そういうギャップをお互いに理解して、子育てを楽しく多世代でしていくために何かできないかなと考えたところが出発点です。

――BABAラボを含めて、“孫育て”に着目した理由は?

共働き家庭が増える中で、親との同居を望まない夫婦が増えてきました。

ただ実際には、子育て中はおじいちゃんおばあちゃんの手を借りないと共働きはなかなか成立しにくいという現実もあります。自分もそうだったんですけど、親に頼らないとなかなか出張もままならなかったり…。

おじいちゃんおばあちゃんの出動ニーズというか、孫育てに関わる機会がこれからもっともっと出てくるんじゃないかと思ったんです。

イマドキの子育ての“実技”を教わる場

『まご大学』参加者のイキイキとした表情が印象的でした。

『まご大学』参加者のイキイキとした表情が印象的でした。

――『まご大学』の参加者はどういう方が多いですか?

現役のおばあちゃんです。お孫さんが0歳から小学校上がったくらいまでの60歳前後のかたが多いですね。

――参加されるかたの娘さんやお嫁さんは、やはりワーママが多いんでしょうか。

多いですね。それで今まさにお孫さんの面倒を見ることになって、「さてどうすれば」と困って来ているかたが多いかもしれません。

――なるほど、そういうときに即戦力になれるようにと。講座は全5回に分かれていますが、それぞれのテーマはどうやって決めたのでしょうか?

テーマは最初、ママ目線で決めちゃっていたんですけど、実際、おばあちゃんに意見を聞いてみたら「そんなの受けたくない」だの「こういうほうがいい」だの(笑)。まず座学はいらないって言われましたね。より実践的なものが知りたいと。それこそ、抱っこひもの使い方とか。

――そういえば、抱っこひもって昔、なかったですもんね。

そうなんですよね。あと、講座では、前半は講師の先生をお招きしていろいろとお話しいただくんですが、後半はママ世代からの意見をもとに、ディスカッション形式にしています。それがじつは参加者は一番面白かったみたいで。

直接お嫁さんに言えない、聞けないことをここで話せる。おばあちゃんたちにとって、そういう機会がもっとあったほうがいいんですよね。

おばあちゃんにも“ババ友”が必要です。

孫の

孫の話を通してお友達ができるなんて素敵ですね

――『まご大学』の今後の展望としては?

また秋から同じ全5回の講座をもう一回繰り返しでやろうかなと思っています。あとはもっと単発の講座も増やしていきたいですね。

――今はさいたま市を中心に活動されていますが、地域を広げていくことも考えられていますか?

ニーズがあればいろいろな場所でやっていきたいです。遠方から来ていただいても大丈夫なんですけど、やっぱりその地域のかたがたに集まってもらうのがよりよいのかなと。

というのも、現状、参加者同士がけっこう仲良くなっていて。おばあちゃん同士で顔見知りになって近くでいろいろと情報交換ができる“ババ友”を作ってもらえたらと思います。

ご自身も5歳の娘さんを持つワーママである桑原さんはとってもパワフルで明るいオーラに満ちたかたでした。

こうした取り組みを通じて、パパママ世代とジジババ世代、さまざまな世代が協力しあって、より楽しく子育てができる世の中になったら、ワーママの働き方や育児スタイルもまた変わってくるのではないかと感じました。 まご大学詳細はこちら 【参考】

 

あああああ

まご大学を開設した桑原さん

 

 

まごのこと BABAラボ 桑原 静(くわばら しずか):さいたま市出身。2011年に「シゴトラボ合同会社」を設立。高齢者のものづくり工房『BABAラボ』の運営のほか、今年から『まご大学』を開設し、多世代による育児環境づくりの支援を行っている。
本宮丈子

本宮丈子

ライター/エディター

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