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2015.07.03

【大人も読みたい!】ママが泣ける&癒される絵本シリーズ2 ワーママBook shelf


3児のママライターが薦める「読んでよかった~」

絵本シリーズ2

『ちいさなあなたへ』 文 アリスン・マギー/絵 ピーター・レイノルズ/訳 なかがわ ちひろ

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母親の子どもを思う気持ちが、切なく、大きく、あたたかい

この絵本と出合ったのは、友人への出産祝いを選んでいるときでした。

第2子だし必要なものは揃っているだろうから、たくさんあっても困らない絵本がいいかな~などと書店をうろうろしていたとき、「プレゼントに最適」というポップが気になり手に取ったのです。

 

子どもへの読み聞かせ用だと思ってページを開いた私ですが、読んでみて全く違うことに気がつきます。

子どもが産まれた時の喜び、成長していくにつれ感じる嬉しさや不安、やがて訪れる巣立ち。それらが、あたたかな絵とシンプルな言葉でつづられ、読み終わる頃には胸が熱くなり、自然と涙があふれました。プレゼント……というのは「赤ちゃんに」ではなく「ママに」だったんだ! なんて素敵な本なんだろう! あまりに感動した私は、贈り物用と自分用、2冊買って帰ったのです。

 

我が子への思いと、母への思い

ああああ

産まれてきてくれた我が子に対する大切さを改めて感じることができます

 

「あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、その いっぽん いっぽんに キスを した」ではじまるこの絵本は、小さな娘の誕生から、成長の場面場面をとてもシンプルに描いています。手をつないで歩いていた姿が、1人で自転車に乗る姿になり、嬉しいことや悲しいことも経験しながら、自分と同じように母親になる……。

 

「やがて、せいいっぱい てを ふりながら しだいに とおざかっていく あなたを みおくる ひが やってくる」……そうだ、今は私の手を一生懸命に握るこの小さな手も、離れる日がやって来るんだ。そんな当たり前のことに気付き、今の子どもとの時間を大切にしようと改めて思わせてくれます。

 

また、主人公の母親を自分ではなく、自分を産んでくれた母に置き換えて読むこともできるのが、この本の良いところ。私もこのように愛され、心配をかけ、見守られてきたのだなと、感謝の気持ちも湧いてきました

自分が母親になると、親のありがたみがわかると言うけれど、まさにそう。私も、いつまでも母の娘であり続けるんだなあ……そんなことを思い出させてくれました。

 

すべてのお母さんと、その子どもたちに

子どもの成長をひとつも逃さずちゃんと見て感じていきたいですね

子どもの成長をちゃんと見て感じていきたいですね

この絵本の原題は「Someday」。発売されるや、アメリカ中の母親を号泣させ、NYタイムズやAMAZONの児童書分野で、ハリー・ポッターをおしのけて1位になったといいます。

 

これから親になる人、いま子育てしている人、子供が巣立っていった人、そして今まさに自分の足で歩き出した親離れしようとしている人、いろいろな人に感動を与えてくれる本だと思います。

 

いとしいこの子と一緒にいられる時間は奇跡。育児に家事に仕事に毎日忙しいけれど、そのことを忘れないためにも、ずっと側に置いておきたい大切な一冊です。

 

 

 

<お薦めしてくれたワーママ>

5歳、3歳、1歳の3兄弟を育てるママライター。「本を読むのが好きな子どもに育って欲しい」と思い、1日の最後にベッドの中で1人1冊、絵本の読み聞かせをするのが日課。自宅の本棚には、子どもに読んであげるのではなく、自分が読みたい絵本のコーナーもある

 

 

 

<お薦めされた本>

 

『ちいさなあなたへ』

文 アリスン・マギー

絵 ピーター・レイノルズ

訳 なかがわ ちひろ

 

主婦の友社

2008年3月6日刊行

定価:本体価格1,000円+税

ISBN:978-4072559932

 

【記事まとめ】ワーママBook Shelf

横山香織

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