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2015.07.04

子どもが消える?! どのように彼らは消えるのか?


1年以上探しても行方が分からない所在不明児は15都府県に34人

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1年探しても見つからない。消えた子どもはどこへ?

 

住民票があるのに行方が分からない「所在不明児」のうち、自治体が1年以上捜し続けても確認できない子どもが15都府県に34人いることが、読売新聞の調査でわかったと6月28日報じられました。

私の仕事のメインは性風俗に関する記事の執筆で、なかでも風俗嬢やAV女優などセックスワークに就く女性へのインタビューを多く行っています。その中で「所在不明児」に当てはまるケースの親子にも取材したことがありました。

日本全国で34名。非常に少ないと感じる数かもしれませんが、その子どもの存在が消えてしまうと考えると、少ないとも言えません。

一体どのようにして「所在不明児」となってしまうのでしょうか。

 

どのようにして所在不明児になるの?

 

住むところを転々としてることが多いので、保育園にも通うことができない

住むところを転々としてることが多いので、保育園にも通うことができない

Aさんは、若くして結婚、出産しましたが、結婚1年も経たないうちに元夫とは離婚することになりました。実家に一度戻ったのですが、やはり居心地が悪いということで、友達に誘われ、子どもを連れて東京に出てきました。

最初は、ウィークリーマンションを借り、キャバクラで働いていたのですが、すぐに夜間保育料やウィークリーマンションが高く生活に行き詰まってしまいます

その後、お金を借りて、アパートに引っ越し、同時に風俗で働くことになりました。しかしまだ19歳と若く、寂しさもあり、悪い男にひっかかってしまいます。その男と同棲するために、せっかく借金を返したばかりなのに、再び借金をして引っ越し、さらに高額を稼げる業種の風俗へと流れていきました。

さらにその男に半ば騙されるような形でさらに借金を重ね、今度は沖縄の裏風俗まで飛ばされてしまいます。もちろん子どもも一緒に連れていきました。ただ、沖縄行きがきっかけとなって、悪い男とは縁が切れたのですが、これは不幸中の幸いでした。

沖縄での勤めを終え、東京に再び戻ってきた後は、また別の男性と同棲しはじめました。そしてその男性との間に子どもができ、再び結婚。ようやく落ち着いて一家を構えるようになります。

 

愛情があるから連れていく?

子どもを置いていってしまう母親もいます。愛情があるから連れていくのでしょう。

子どもを置いていってしまう母親もいます。愛情があるから連れていくのでしょう。

東北の実家を出てから再婚するまでの約4年間、Aさんの子どもは「所在不明児」でした。住民票のあるところには住んでおらず、乳児検診や予防接種なども受けていません。また、保育園や幼稚園にも継続して通っていませんでした。

当然、住民票などをきちんとしていないので、健康保険証も持っていませんでしたし、本来なら受けられるひとり親手当も受けていませんでした。

シングルマザーに対する様々な補助を受けていれば、もっと早くに生活を立て直すことができたかもしれません。

Aさんの場合は、本当に子どもを大切にしていて、「子どもがいるから私は頑張れる」と一生懸命育てていました。

そのおかげで、Aさんのお子さんは、とても愛らしい子どもに育てていました。

けれども、Aさんのように、気持ちを強く持つ事ができず、「この子さえいなければ」と思ってしまったりするケースもあることでしょう。

「子どもが子どもを産んで」とか、「親になったのだからちゃんと育てる義務がある」というような正論の批判もあると思います。

しかし、まず知らなければならないのは、セーフティネットから漏れてしまう親子がいるということです。こんな親子もいるんだよってことを知っていただきたくて書いてみました。

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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