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2015.07.09

【息子がいるママに】100万回生きたねこの著者が描く、男の子の成長物語


男の子ママライターが薦める、読んでよかった〜

「私の息子はサルだった」

佐野洋子著

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なんてことない日常が愛おしい

小さなころから何度読んだか分からない、「100万回生きたねこ」。世界中で読まれ継がれるこのロングセラー絵本の著者である佐野洋子さんには、一人の息子さんがいます。

本著は、佐野さんがご自身の息子さんの成長を綴った、物語風エッセイ。息子の「ケン」くんと、彼をとりまく友達たち、著者である母親との、なんてことない日常を俯瞰したお話が散りばめられています。

「ぼくんち」や「毎日かあさん」などの著者で知られる漫画家・西原理恵子さんが帯にコメントを寄せており、それに惹かれて購入しました。

『佐野さんは息子を100万回抱きしめて100万回つきはなす』(帯コメント)

自らの子どもを見つめる佐野さんの視点には、「100万回生きたねこ」と同じ、大きくて深い愛が横たわっています。

 

ほんと、男の子って「サル」!

とにかくジッとしていることが少ない男の子

とにかくジッとしていることが少ない男の子

私自身は女姉妹で、小さなころから男の子が近くにいなかったので、自分が息子を生んでびっくりすることがたくさんありました

話では聞いていたけれど、本当に「男の子って単純でバカで愛らしい」!
3歳になる我が息子は、朝目覚めた瞬間から眠りに落ちるそのときまで走り続け、飛び跳ね、転げ回り、喋り倒し…。有り余るパワーを弾け散らして生きている感じです。

でも、男の子ってこんな野蛮なのかな?それともウチの子だけ…?と、困惑することもしばしば。そして、時々ハッとするような一言を放ったりして、その洞察力や想像力に心が震えたりすることも。

そんな愛すべき「男子(サル)」の日常の些細な出来事や言動が、佐野さんのあたたかい言葉で綴られています

 

いつか大きくなる我が子たちを重ねる

あああ

子どもは気付かないうちにどんどん成長していく……

この本には、ケンくんの小さな頃から成長を追ってエピソードが描かれています。通ってきた道を見て「そうそう、小さいときはこんな感じだったなぁ」なんて懐かしくなったり、将来を思って「男子が恋をするとこうなるんだ」「反抗期ってこうなのね…」と考えさせられたり

やがてくる息子の成長をケンくんに重ねると、心がそわそわっとするような、不思議な気分に襲われます

いつまでも私の範疇(はんちゅう)にいると思っている小さな息子も、きっと気づくと大きくなって、恋をしたり、友達と喧嘩をしたりするのでしょう。

そんな当たり前のことだけど、息子を生んだ私はこの本にどっぷりハマりました

最後に、佐野さんのこんな言葉が胸にストンと落ちてきました。

何でもやってくれと思う。子供時代を充分子供として過ごしてくれたらそれでいい。悲しいこともうれしいことも人をうらむことも、意地の悪いことも充分やってほしい」

私もこうやって大きくなっていく息子を見守っていこう

成長の節目節目でページを開きたくなる、男の子ママの宝物になること間違いなしの一冊です。

 

<薦めてくれたワーママ>

3歳と0歳の男子を育てるママライター。始めての反抗期を迎える長男と、後追い真っ盛りの次男に挟まれて奮闘中。最近戦隊モノにハマりだした長男は、昼夜誰彼構わず戦いを挑んでいて、「男の子って生まれたときから闘争本能が備え付けられているのね…」と感心する日々。

「私の息子はサルだった」

佐野洋子著

新潮社

2015年5月刊行

1,296円(税込)

ISBN978-4-10-306842-6

【記事まとめ】ワーママBook Shelf

浦和ツナ子

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