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2015.07.29

知っておきたい!よく聞く「ファミサポ」ってなに??


ファミリーサポート事業(ファミサポ)」とは、“子育ての手助けをして欲しい人(利用会員)”と、“手助けをしたい人(援助会員)”が、身近な地域で子育ての相互援助を行う会員制の助け合い制度です。国(厚生労働省)の助成を受けて、市区町村が行っています。

「困ったときはお互いさま」の理念

自分の家に来てくれるのは、小さな子どもには安心ですね

自分の家に来てくれるのは、小さな子どもにとっては嬉しいですね

現在、全国で約700強の市区町村がファミサポ事業を行っています。50万人の利用会員に対して、12万人の援助会員(手助けをしてくれる人)がいます。 私はいま、助けてもらっている側ですが、市区町村が実施しているファミサポを利用している一番の理由は、国の助成もあるため、民間と比べて「料金が安い」ことかなと思います。

民間のシッター会社にお願いすると、たいてい1時間あたり2000円前後の料金(+シッターさんの往復交通費)がかかりますが、ファミサポだとその半額以下で利用するこができます。

例えば東京都内では、約50の市区町村がファミサポを行っていますが、1時間あたりの利用料金は700~800円(一部の自治体で、病児預かりの場合は別途1000~1200円/時給の設定あり)が中心です。

自治体が事業を行っているので、何かトラブルがあった時の安心感もあります。そして、利用会員と援助会員は、近所同士の場合が多いので、お互いの行き来に時間や費用をかけなくても済むという利点もあります(利用時の子どもの居場所は利用会員宅でも援助会員宅でもどちらでも可能です)。

ファミサポの利用基準は各自治体によって異なりますが、お願いできる内容としては、「子どもの預かり」「保育園・幼稚園・学校・学童保育・習い事への送迎」などがあります。必ずしも「就労」を理由にしなくて良いので、「親のリフレッシュ」等にも気軽に利用することができます。 そのため、ワーママだけではなく専業主婦でも利用することができて、子どものいる家庭全体を支援しているところが、この事業の良いところだと思います。

私自身は、産後2週間から、職場復帰の時まで定期的に週1回2時間来てもらっていた(産褥期は週3回2時間)ファミサポさんがいます。保育園に入園した以降も、急な発熱呼び出しの時に迎えに行って預かってくれたり、日々、励ましの言葉をかけて頂いたり、この方がいなかったらこうして働き続けることはできなかったかも・・と思う時があります。

私の地域では今月から始動

あああ

何かあったときに補償が手厚いのは預ける側の安心感にもつながりますね

じつは私が住む地域の自治体では、長いことファミサポがありませんでした。ただ、こうした子育て支援に対するニーズは非常に高いので、地元の社会福祉協議会が独自に似たような活動をしており、私はその利用会員として登録して、サービスを利用していました。
そして、このたび、ようやく自治体が重い腰をあげて(?)、7月1日からファミサポ事業が開始されることになりました。
自治体がファミサポ事業を行うことになり、小学校3年までしか認められなかった子どもの預かり利用が小学校6年生までに拡大し、それまでサービス外だった「習い事の送迎」や「区外等への送迎」もお願いできるようになりました。

また、人や物に対するトラブルや損害時の補償も手厚くなり、安心感も増しました

ということですが、相変わらず、我が家に来てくださるファミサポさんは同じ方で、同じ内容・料金でお願いしています(これまで独自事業としてサービスを提供してくれていた地元の社会福祉協議会が、そのまま自治体から委託されて運営する形になっただけのため)。

ファミサポだけでなく、他にも互助・支援制度があるかも・・・

しっかり調べて安心して子どもを預けられる人を探したいですね

しっかり調べて安心して子どもを預けられる人を探したいですね

もしかしたらこれを読んでいる方の地域には、ファミサポ制度がなかったり、制度があっても近所にお願いできるファミサポさんがいなかったり、かといって民間は料金が高くて・・・と悩んでいる方もいるかもしれません。
その場合、地域で似たような助け合いの制度やサービスがないか、諦めずに探してみると、けっこういろいろあるかもしれません。

例えば、生協の会員同士による互助制度(例えば東都生協のほっとはんど、生活クラブのエッコロ等)や地域のシルバー人材センターの家事サービスや育児サービス、子育てシェアのAsMamaなど。それに最近は、働く女性の支援を目的に今年2月からサービスを開始した1時間1000円でシッティングサービスを提供しているキッズラインなどもあります。

昔は自力で見つけていたそうです

人生の先輩、母親にも

人生の先輩にも話を聞くとためになることが多そうですね

ちなみに、「ファミサポ」や「ネット」等が存在しなかった30数年ほど前にフルタイムで働いていた母は、子育て支援者募集のチラシを手作りして近所に配り、応募してきた15人の主婦1人1人と面接して、信頼できると思った3人の子持ちママさんにお願いしたそうです。(ほぼ半分その家の子どもとして育ったので、第二の家族として大人になった今でもずっと親交があります。お陰できょうだいも沢山います(笑))。

また、同じくフルタイムで働いていた義母は、近所の大学の学生課に電話して保育園の送迎アルバイトを毎日してくれる学生さんを見つけたそうです。
育休制度もなく、時短勤務もない中で、昔のワーママが、働き続けるために知恵をしぼって自力で近所のサポーターを見つけていたことを考えると、今では国が後押しして、自治体が代わりに支援者を見つけてくれる今の「ファミサポ」制度は至れり尽くせりだなと思ったりもします。

最後に、「ファミサポ」はお互いに助け合う制度ですので、支援を受けっぱなしというよりは、どこかでその恩を返していく必要もあるのかなと思ったりもします。私自身は、将来子育てを終えて退職して時間の余裕ができたら、援助会員等になって少しでも次世代育成のお手伝いしたいなと思いつつ、ファミサポさんの助けを借りながら日々働いています。

市口 芳江

市口芳江

4歳の子どもを育て中。保育園には足を向けて眠れません。


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