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2015.08.06

【好き嫌いありますか?】楽しく学べる、野菜の食育絵本


フードコーディネーターママが薦める

はじめての食育本

『おやおや、おやさい』

作: 石津ちひろ  絵: 山村浩二

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野菜を知る、はじめての「食育絵本」

野菜嫌いの子どもにも興味をもってもらえそうですね

野菜嫌いの子どもにも興味をもらうきっかけに

フードコーディネーターとして活動している傍ら、普段は都内百貨店の青果売り場で専属シェフをしています。娘も私の職業を理解していて、小さなころから遊び場は台所。子ども用のおもちゃよりも調理器具で遊ぶような子でした。

この本は、娘の2回目のクリスマスプレゼントにと選んだもの。自然に食や料理に興味を持っていってほしい、美味しい野菜のことを楽しく学んでほしい。はじめての「食育本」として、ぴったりだと思ったのです。

元々絵本にはあまり興味がなく、私の実用的な料理本ばかりめくっていた娘。

料理の前には、冷蔵庫の前でこの絵本の読み聞かせをしながら、その日の食卓に登場するお野菜と絵本の中の「おやさいさん」を重ねて人形劇のようにしているうちに、すっかり魅了されていました。

今では登場するおやさいさんたちをちゃんと区別して、食卓に上がるお野菜を理解し、楽しく食事ができています。

絵本から食育をスタートするにはもってこいの一冊だと思います。

 

楽しいリズムと、可愛いおやさいさんたちの虜に!

絵本にはただ読み聞かせだけではなく、いろいろな遊びができますね

絵本にはただ読み聞かせだけではなく、いろいろな遊びができますね

この本は、可愛いおやさいさんたちがマラソン大会を繰り広げるというストーリーになっています。ページごとに主役がおり、それぞれのおやさいさんたちが生き生き、楽しそうに競争しています。

そして何より、韻を踏んでいるような、回文のような石津さんの表現がこの本の最大の魅力です。ダジャレのような言い回しは、小さいながらにもウケているよう

娘のお気に入りは『かぼちゃのぼっちゃん、川にボチャン!』のページ。

周りにいるおやさいさんたちに助けを求めるかぼちゃのぼっちゃんを『わー、みんなー、たしゅけてー!つめたい、つめたい!』となりきってみたり、『わっせわっせ』と協力してみたり、一緒にストーリーを広げてくれています。

リアリティー溢れるおやさいさんたちの表情もたまりません。ページごとの主役ももちろん、その周りにいるおやさいさんの表情がこれまた可愛く、面白く仕上がっているのです。

最近は、「ウォーリーを探せ」のような感覚で、「アスパラさんは、どこにいるかな?」「このおやさいさん、誰?お名前は?」なんてやりとりがお気に入り。ページがなかなか進まないくらい、充実した一冊なのです。

 

好き嫌いは、ありますか?

この本を読んで好き嫌いが少しでも減ると嬉しいですね

この本を読んで好き嫌いが少しでも減ると嬉しいですね

2〜3歳くらいになると、子どもにも食の好き嫌いがでてきます。「野菜を食べないけどどうしたらいいんだろう」「うちの子はどうして偏食なんだろう」と、悩むママさんも多いはずです。

大人にだって食の好みはあります。食の好みが出て来た子どもに、「残さずちゃんと全部食べなさい」と言うのは、無理なことなのかもしれません。

私は日々どんなに忙しくても、娘とキッチンに立ち、食卓につく時間を何より大切にしています。一緒に作って、一緒に食べることを楽しむ。そんな当たり前のことを続けることで、「楽しく、愛おしみながら食べる」ということを自然と学んでくれるのでは、と考えます。

「食育」って、実は難しいことではないのではないでしょうか。

石津さんは、本著のほかにも「おかしな おかし」「くだもの だもの」という、絵と言葉で遊びながら楽しむ食の絵本を出しています。そちらもとても素敵な本なので、合わせて読んでみてほしいです。

 

〈お薦めしてくれたワーママ〉

鈴木理繪さん。フードコーディネターとして活躍中。都内の某有名百貨店で、旬の野菜を使ったレシピ提案、実演販売をする専属シェフを務める傍ら、テレビ番組などでも活躍多数。2歳の娘と、台所に立って料理をするのが幸せな時間。毎食の味見担当は娘さんで、得意なお手伝いはキッシュの生地作りとハンバーグの捏ね。

「おやおや、おやさい」

作: 石津ちひろ  絵: 山村浩二

福音館書店

2010年6月刊行

ISBN:978-4-8340-2555-2

【記事まとめ】ワーママBook Shelf

浦和ツナ子

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