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2015.08.14

大人への第一歩!子どもだけの電車&飛行機はいつから?


子ども1人での遠出は大冒険ですね。

子ども1人での遠出は大冒険ですね。

みなさんは初めてひとりで電車やバス、新幹線などに乗って遠出したときのことを覚えていますか?

私は電車のないド田舎で育ったため汽車でしたが、14歳の頃に初めてひとり切符を握りしめ、「目的地まで無事つけるだろうか?」とハラハラしながら、田舎から大阪まで行ったことを鮮烈に覚えています。

昔から「かわいい子には旅をさせろ」と言いますが、「かわいい」からだけではなく、旅費の問題で「せめて子どもだけでも」と親が行かせてくれたのだなということが、親になった今はよくわかります。常に家族全員で移動となると、飛行機や新幹線代の場合はバカになりませんよね。
そこで今回は、子どもだけで公共交通機関を利用するために知っておきたいポイントやサービスについてご紹介します。

基本中の基本!大人料金は何歳から?

いつから一人で電車やバスに乗せていいかわからないですね

いつから一人で電車や飛行機に乗せていいか悩みますね

新幹線も飛行機も、12歳以上は大人運賃となります。

正確には小児運賃で乗車できるのは小学生の間(卒業後3/31まで)なので、12歳であっても、中学生は大人運賃がかかってしまいというわけです。

その他の鉄道やバスについてもほぼ同じ扱いの模様。となれば、小学生の間に行くのが絶対オトクですよね!
しかし、小児運賃の間がオトクとはいえ、実際何歳からひとりで乗せていいものか、悩んでしまうママも多いのではないでしょうか。

調べたところ、鉄道には大人の付き添いなしで乗せてよい年齢の明確な定義はなく、一人で乗る場合は小児運賃が必要とのこと。常識的に考えると、付き添いが必要ないのは小児運賃の年齢(小学生)に達してから、その子の性格などに合わせて両親が判断するのがよいですね。

知ってた?飛行機のキッズアテンドサービス!

CAさんがアテンドしてくれるのは安心ですね

搭乗から到着までアテンドしてくれるのは安心ですね。

飛行機であれば6歳から11歳まで、キッズサービスがうけられます。

こちらは、事前に申し込みすることで、機内に搭乗するところから目的地到着後の保護者への引き渡しまで、アテンドしてもらえるというもの。これならば安心して子どもだけで送り出すことができますね。
ANAキッズらくのりサービス【国内線】
JAL国内線キッズおでかけサポート

なお、JRなど鉄道各社にはこのようなサービスは現在ないそうなので、お子さんを一人で乗せる際は迷子や家出などと勘違いされないように、以下の準備をしましょう。

1.乗務員、もしくは駅職員に子どもがひとりで乗る旨と行先を伝える
ただし、随時見守ってもらえたり到着駅の駅員まで連絡してもらえたりするわけではないため、あくまでも「親の許可を得て1人で乗っている」ことを伝えるためです。
2.行先と連絡先を書いた紙を持たせる
万が一、お子さんが何駅で降りたらいいかわからなくなった場合も、この紙を乗務員や大人に読んでもらうことでサポートしてもらえるでしょう。
3.到着駅のホームまで大人が迎えに行く
できればお子さんが乗った車両の到着地点で待ってあげるのがベストですね。大きな駅の場合、改札もたくさんあり、迷子や入れ違いになってしまう可能性があるので、わかりやすい集合場所を決めてくださいね。

可能であれば子ども用携帯を持たせるなどして、常に連絡がとれるようにしておくとより安心です。

子どもだけで乗せることのメリット・デメリットは?

子どもだけの電車デビュー、安全面に気をつけてさせてあげたいですね。

子どもだけの電車デビュー、安全面には特に気をつけたいですね。

デメリットはやはり安全面の不安

いくら乗務員に知らせていても、長旅の間ずっと見守ってくれているわけではないため、もしも危険なことがあった際に自分の身を守ることができるのか、考え出したらキリがないですね。

たとえば、親切に声をかけてくれた人であっても、必要以上に個人情報を話さない、二人きりになる場所(トイレなど)には行かないなど、万が一のためにも、お子さんといろんなシュミレーションをしておく必要があります。

メリットは、「1人でできた」という事実が、お子さんの達成感と自信につながるということです。

大人が思っている以上に、子どもは1人でなにかを成し遂げたいという気持ちがあり、その体験は刺激的であるためか、なかなか忘れることはありません(息子も、3歳で初めて近所におつかいに行った際のことを2年たった今でも鮮明に語ります)。
両親が自分を信頼してくれているということも、子どもにとっては大切なポイントですね。

子育てをしているとお子さんの「初めて」に立ち会う場面が幾度となくやってきますが、この場合は様子を見守ることもできず、不安がつきまとってしまうかもしれません

トイレの場所がわからなければ、自分で探すか、誰かに声をかけなければいけませんし、もしも体調が悪くなった場合は、近くの大人に助けを求めることも必要になります。
しかし、自身がそうやって成長してきたように、どんな子でも、ある程度の年齢になれば、自分で行動し解決する能力も身につけていきます。

両親がサポートしてあげられることは成長とともに限られてきますが、少しでも不安要素を取り除き、あとはお子さんを信じて、送りだしてあげることも親の役割といえるでしょうね。

もちろん、いきなり遠くまで行くのは親子ともに勇気が必要。まずは身近な距離で、パパの会社のある駅まで行ってみるなどを夏休みに経験してみてはいかがでしょうか?
「何歳から大丈夫」というのは各家庭の考え方やお子さんの性格などによって異なりますが、不安も大きいからこそ、やり遂げることができればお子さんにとって大きな自信となること間違いなしです。

【記事まとめ】Happy Activities

松尾里美

松尾里美

雑食ライターです。7歳&3歳&1歳の子持ち。


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