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2015.08.14

カンタンにできる!残暑を乗り切る『漢方』のススメ


漢方はゆっくり効果がでるイメージもありますね。

漢方はゆっくり効果がでるイメージもありますね。

みなさんは”漢方”と聞くと、どんなことをイメージしますか?

苦い薬?中国文化?難しそう?……実は”漢方”は、もっと身近で、カンタンに取り入れることができるものなんです。

季節ごとのポイントさえおさえておけば、自分はもちろん、お子さんの体調管理にも役立ちますよ!

“漢方”のキホン

 

あああ

漢方の理念を理解するとなるほど!と試してみたくなります。

漢方の基本的な概念は、「陰と陽のバランスが崩れるときに病気になる」ということです。

自然界のあらゆるものを「陰」と「陽」に分ける考え方を「陰陽説」といい、双方は対立しつつも切っても切り離せない関係を指します。

陰⇔陽

月⇔太陽

夜⇔昼

冬⇔夏

女性⇔男性

停止⇔活動

といったように、対立する双方のバランスで世の中は成り立っており、これが人間の身体にも当てはまるということです。

たとえば、暑いからといって身体を冷やしすぎたり、冷たいものをとりすぎたりすると、冷えからくるさまざまな不調があらわれます

これは、体内の「熱」と「冷」のバランスが崩れてしまうからです。

そして身体だけでなく、心においても、偏りのないフラットな状態が好ましいとされます。

不調が起きた場合、「熱が出たら解熱剤」「咳が出るなら咳止め」のような表面的な症状緩和ではなく、その不調の原因をつきとめ、個々の体質や体型、抵抗力、自覚症状などに合った治療方法を見つけていきます。

その人が本来持っている、自然治癒力を高めていくことに重点を置いているのです。そして、さらに重要視していることは、「病を発症する前に日頃から予防をする」ということです。

“五臓”と”気・血・水”

あああ

どこかがバランスを崩すと身体に不調を感じるようになっています。

少し難しい話をしますが、漢方には、「五行説」という理論があります。

「五行説」は、自然界のさまざまな変化や関係性を、「木」、「火」、「土」、「金」、水」の5つのエレメントに分類する方法論です。

これはわたしたちの臓器にも当てはめることができ、「木」=「肝」、「火」=「心」、「土」=「脾」(脾臓)、「金」=「肺」、「水」=「腎」がその5つとなります。そして、これらを「五臓」と呼んでいます

「水」は「木」を成長させたり、「木」は「土」から養分を奪ったりと、すべては影響を与え合いながら存在しているのです。

また、人の体は「気」「血」「水」の3つの要素がめぐっていると考えられています。

「気」は生命エネルギー、「血」は全身に栄養を送る血液、「水」は全身にうるおいを与える液体です。精神的なストレスによって「気」のめぐりが悪くなると、「血」や「水」のめぐりも悪くなって、身体にさまざまな不調が現れます

よって、「気・血・水」は互いにバランスととりながら、どれも不足することなくめぐっている状態が良いのです。

残暑に注意すべきポイントは?

あああ

夏は冷たいものを多く摂取しがちですね。

暑さのピークは過ぎたものの、まだまだ残暑が厳しい時期。しかも、これまでの暑さに耐えた心と体には、かなりダメージが溜まっているはずです。

特に夏にダメージを受けやすいのが、五臓の「脾」の部分。「脾」は、湿気や水に弱いのが特徴です。夏の暑さで大量に汗をかいたり、過度な水分補給をしたりすることで弱ってしまいます

「脾」は胃腸などの消化器系に通じており、食べ物の消化・吸収をコントロールします。そして、吸収した栄養物質から”気・血・水”をつくり、全身に供給する役目を持っています。

「脾」が弱まることで、消化不良や食欲不振、胃のもたれを起こしやすくなり、その症状は口や唇に現れます。いつもと味覚が違ったり、唇の色つやが悪くなったり、唇の横に吹き出物ができたりした場合は、要注意です。

“脾”を強めるための養生法

漢方では、食事・運動・睡眠で健康を保つ方法を”養生”といいます。

そして、みなさんの普段の生活にぜひ取り入れてほしいのが「食事」の養生法。食事に漢方の思想をちょっとだけ取り入れることで、家族全員の病を予防する”養生”になります。
夏にダメージを受けやすい「脾」を強めるためには、「黄色いものと甘いもの」を積極的にとるようにします。カボチャ、サツマイモ、ジャガイモ、米、トウモロコシ、大豆、果物などがそれにあたります。

~養生レシピ~
「カボチャとサツマイモのスープ」
材料(4人分)
カボチャ 200g/サツマイモ 150g/タマネギ 80g/牛乳 250cc/顆粒コンソメ 小さじ2/塩・こしょう少々/水 適量

① カボチャ、サツマイモ、タマネギの皮を剥いて薄切りにし、鍋に入れます。そこにひたひたに浸かるくらいの水を入れ、火にかけます。
② 沸騰したらあくをとり、顆粒コンソメで味をつけて、弱火で煮込みます。
③ 食材がやわらかくなったら火を止め、粗熱をとります。その後、ミキサーまたはフードプロセッサーでトロトロのスープ状にします。
④ 3を鍋に戻して弱火にかけながら、牛乳を足してなめらかに、そして塩コショウで軽く味付けをします。焦がさないようにおたまで混ぜながら行います。

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完成!

「カボチャのスープなら普段つくっているよ~!」というママさんも多いかもしれませんが、これが”漢方”のひとつだとわかると驚きですよね!

今回は残暑を乗り切るための漢方でしたが、次回は北風が吹きはじめる秋、季節の変わり目の「冷え」と「乾燥」から身を守るための漢方をご紹介します。お楽しみに!

岩崎 未来

岩﨑未来

フリーライター・エディター

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