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2015.08.24

「ごめんね」よりも「ありがとう」。推進力抜群のワーママを癒した言薬


折れそうになっても大丈夫!私を支え癒した「言薬」Vol.4

推進力抜群のワーママ、采女麻奈さんを癒した言薬

「ごめんね」よりも「ありがとう」を伝えよう

 

インターネットエンタテインメントサービスを行うTSUTAYA系列のT−MEDIAにお勤め

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妊娠中の保活から、生後57日で保育園へ

当時の上司(男性)から保育園入園の大変さを聞いていた采女麻奈さんは、妊娠中から保活をしていたといいます。その甲斐もあって、すぐ入れる保育園を見つけました。

「(住んでいる)横浜は生後57日から預けられるんですが、預けた時はギリギリ入れる月齢でした」

どうしても欲しいDVDに福利厚生(DVDが割引きになります)を利用するため、ギリギリまで産休にも入っていなかった采女さんは、産休育休合わせてわずか4ヶ月で職場に復帰しました。

それでも、復帰する直前には、「授乳、おしめ替えで1日が終わる感じがしていて、家にいるのが辛かったんです。早く会社に戻りたいと思っていましたね」といいます。

転職理由は「子どもを産んでも働くから」

自分の人生設計を考えて実現可能な環境を選んでいく

自分の人生設計を考えて実現可能な環境を選んでいく…すごい行動力ですね。

采女さんは元来、いつも忙しくしていないと逆に落ち着かない性分のようです。

「小学生のときは、毎日習い事を入れていました。友達がたまに『休みは家でゴロゴロする』って言ってたんですけど、はじめゴロゴロの意味がわからなかったんです。『何するの?』と(笑)。弟が割と家でダラ〜っと過ごすタイプで『このことか!時間の無駄だわ!』って思っていました

忙しさが苦にならないどころか、むしろ望んで忙しい状況を選ぶところワーママ向きな采女さんですが、お金や仕事に関する考え方もワーママ向きです。

「自分のものは自分で手に入れたいんです。大学生の時もアルバイトして欲しいものを手に入れていました」

その考えは結婚しても、出産しても基本的に変わらないといいます。

「子どもを産んでも仕事を続ける以外の選択肢はありませんでした。以前の職場では出産後の働き方がしんどいだろうなと思ったので、結婚前に転職をしました。具体的には、以前は受託会社で、取引先の事情に左右されることが多かったので、外の事情にあまりとらわれない事業会社へ移った感じです。」

先に見えていた子育てとの両立のために職場を変わってまで環境を整える。見習いたい行動力です。

采女さんの働き方を理解していたご主人はもちろん、采女さんの子育てと仕事の両立は当然のこととして受け取っていました。

休日出勤で乗り切った魔の0歳〜1歳

働くべくして働いている感のある采女さん。そんな彼女も子どもを保育園に預けることに対し、罪悪感があったといいます。

1年の時短勤務からフルタイムに戻った途端、終業と同時に会社をでて、最寄駅でも電車を降りた瞬間ダッシュ!という生活。時には遅くなることもあります。

「3ヶ月から預けているので、小さいうちは保育所にいることが普通だと思っていたようなのでまだ良かったんです。でも、物心がつく4〜5歳になってきて子どもの意思がでてくると、少しお迎えが遅くなると機嫌が悪いときがあって。そんな時に申し訳ないなって罪悪感がありました。あと風邪気味の時とか、家でゆっくりしていたほうがすぐ良くなるとわかっていても、どうしてもやらなきゃいけないことがあって、預けちゃったときとか。」

実家は関西で頼ることができません。0歳から1歳までのあいだは、月に4〜5日、だいたい週に1日は保育園からの呼び出しなどで会社を休まなくてはならなかったそう。

有給がなくなってしまったので土日、ご主人にお子さんを見てもらって仕事をし、その代休でまかなっていたといいます。

「その時が一番きつかったですね」というように、ちょっとしたことなら預けたくもなります。

 

 

ところどころ“女性らしさ”も忘れません

ところどころ“女性らしさ”も忘れません

罪悪感を軽くした魔法の言葉

そこでよく口に出るのは「ごめんね」の一言でした。

しかし、それは先輩ママの一言で変わります。

「『ごめんね』というと、子どもは『僕のせいで、ママが謝ってる』と思って罪悪感を感じてしまうと。それより『待ってくれてありがとう』とポジティブな言葉を伝えたほうが良いよって。確かに、そう言ったほうが、私も楽になりました。誰に対しての『ごめんね』だったかと考えると、罪悪感を紛らわすための自分への言葉だった気がして。」

それまでの自分を反省し、「ごめんね」の代わりに「ありがとう」と伝えるようにすることで、罪悪感がまったくなくなるわけではなくとも、気持ちの切り替えができるようになったと言います

「息子もどこか誇らしげで、帰る道みち、機嫌が悪いこともほとんどなくなりました。それまでは自分は待っていたのに、なぜか申し訳なく思うことが怒りに変わっていたんでしょうね。『ありがとう』と言われることによって納得して、安心したようです

以降、お子さんも「ありがとう」の言葉をよく使うようになったそうです。

コミュニケーションを進める「ありがとう」

働くママにはパパとの家事分担

パパが家事をしてくれると働くママの負担がかなり減ります。

「ごめんね」より、「ありがとう」。ネガティブをポジティブに変換する。

この考え方はご家庭でも職場でも変化をもたらしたと言います。

仕事に理解のあるご主人。お仕事が忙しく、保育園の送迎は頼めなくとも、洗濯(干す、たたむ)、掃除、食器洗いなどをカバーしてくれているそうです。

自然と決まっていった役割分担ですが、「どれだけやってもらってるの?って感じですよね(笑)」と、ご主人の活躍(?)に感謝しきりです。

職場でも、普段なかなか表しにくかった感謝の気持ちを、素直に「ありがとう」と伝えることができるようになったとのこと。

また、ノー残業であるからこそ、仕事に支障をきたさないように工夫もしています。

その工夫の秘訣は、采女さんの小さい頃からの習慣にありました。

完璧なスケジュール管理は幼いころからの積み重ね

小学生時代、お稽古でいっぱいに詰まったスケジュールをこなしていた采女さん。当時から自分でスケジュール表をつくり、その通りに行動するのが得意だったと言います。

「夏休みとかも、最初に計画表を作って、宿題などひとつひとつクリアしていくのが楽しかったんです。」

その習慣はいまでも存分にいかされていて

月、週、デイリーで計画を立てて、スケジュールを管理しています」

これは会社のシステムではなく、采女さん独自のもの。

この完璧なスケジュール管理のおかげで、やるべきことを、やるべき期間で確実にこなせているんですね。

この習慣は、現在小学校1年生の息子さんにも引き継がれています。

今年は初めての夏休み。

「最初に自分でスケジュール表を作らせました。『書いたってことはお約束だから、この通りにやってね』と(笑)」

 

そろそろ夏休みも終盤。その効果はいかがだったのでしょうか。

 

明るくハキハキした印象の采女さん

明るくハキハキした印象の采女さん

 

働きたい環境は自分で変える!

民間の送迎付き学童に預けたおかげで、「小1の壁」はなんなく乗り越えた采女さんですが、目下の悩みは勤務時間のこと

ノー残業でいられるのも子どもが小学校3年までなんです。でももっと時間を共有したい!と思うようになって。」

そもそも関西から東京に移ってきたのは、「関西ではやりたい仕事ができない」と思ったからという、超行動派の采女さん。

息子さんが小学校3年生になってからもより多くの時間を共有できるよう、在宅勤務の制度を会社に提案し、実際にトライアルが始まったと言います。

見習いたい推進力です。

時に、発散、甘やかしも大切

共通の悩みがある人同士話すと楽になりますね

同じ状況や悩みが一緒だと共感しているだけで楽になります。

なんでもキチッとやってしまう印象の采女さんですが、「ありがとう」という言薬以外で、子育てと仕事の両立を支えているものは?と伺うと、「同志」ともいえるママ友だとのお答え。

「社内に同じ年頃の子を持つママが結構いて、一緒にランチに行ってしゃべって発散しています。だいたいの話題は子どもへの接し方で、たいがい反省会になるんですけど(笑)。保育園時代は、同じ保育園のママたちが支えでしたね。『みんな(状況や悩みは)同じよね〜』という連帯感!」

どんなに忙しくても、食事は必ず作る!采女さん。

量や味にうるさくなったお子さんのお弁当を毎日作りながら、ご主人に洗濯物をたたんでもらいながら、ママ友に支えられながら、ちょっとお高いコーヒーに癒されながら、ワーママ生活をエンジョイしている、そんなパワフルウーマンでした。

 

采女麻奈さんのプロフィール

1)      年齢:38

2)      家族構成:夫、子ども(小学生)

3)      ご結婚した年齢:31歳

4)      出産された年齢:33歳

5)      お仕事のキャリア:制作会社→マーケティング会社→現職と3社目。

6)      今のお仕事:株式会社T-MEDIAホールディングス マーケティング本部 サービス基盤推進、T-SITEの運営。サイトの改善やファン獲得のために日々頭をフル回転

7)      産休、育休取得の有無:産休1ヶ月、育休3ヶ月を取得。1年間は時短、その後はフレックスを利用しながらフルタイム

 

少し前に、「伝わる声かけ変換表」なるものがSNSでシェアされてきました。

それは発達障害の子どもへの声かけで、「待って!」ではなく「歩いて」、「やめなさい!」ではなく「やめられたね、ありがとう」などと言い換えることで伝わるというものでした。

これには多くの子育てママ、パパが「反省・・・」と共感したようです。

子どもだってネガティブなことを言われると、大人同様、もしかしたら大人以上に傷ついているのかもしれません。

ただ「ごめんね」がネガティブだと気づかない、そもそも考えない人も多いのではないでしょうか。

少し視点を変えて考えてみる。

そこには、子育てだけでなく、生活自体を豊かに楽しくするヒントが隠されているかもしれませんね。

 

 

 

 

 

【記事まとめ】折れそうになっても大丈夫!わたしを癒した、ことばのくすり『言薬』


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