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2015.09.06

いざ!という時、必要なのは「ママ友」ではない!


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病気や事故などで家族の平穏な日常が突然奪われるという事態は、普段はあまり考えたくなかったり、イメージにしにくいことかもしれません。しかしやはり突然、その当事者になることは誰にでもありえます。

実際、そういう事態がこの夏に起きた我が家。子育てにおいては随分、ママ友の存在にも助けられてきましたが、本当に必要なのは「ママ友」ではないということを痛感しました。

現在進行形の体験談を綴りたいと思います。

離れて暮らす夫の病気判明、引っ越しの決断

予想もしなかった旦那さんの病気...

予想もしなかった旦那さんの病気…これから先の不安も

我が家は3年前の夏に夫の転勤で、東京から北海道函館市に引っ越しました。

当時、末っ子が生後4ヵ月弱で、上の子たちは5歳、小2、小3、小5。

子育て歴11年の中で5つ目の土地でしたが、あっという間にすっかり函館や周辺地域の魅力のとりこになりました。

子どもたちもたくさんの友だちができ、私も仕事や地域活動の場が広がっていきました。

夫の仕事は多忙を極め、十分に家族みんなの時間が取れない寂しさもありながら、家族みんなが元気にそれぞれの場で頑張れていることをありがたく思っていました

そして、3年間の函館勤務を終えて、夫が今年6月に東京に異動に

子どもの学校の問題(小学校卒業のタイミング)や、私の仕事の区切りの問題もあり、私たちは来年3月に遅れて東京に戻ることにし、しばらくの単身赴任生活が始まりました

その生活が徐々に軌道に乗り始めて1ヵ月少したったころ、夫から、「異動前後から感じていた体調不良は、精密検査の結果重い病気であることが判明した」との連絡がありました。本当に、青天の霹靂でした。

そして、すぐに私と子どもたちも東京に戻って夫の闘病治療を支えることを決めました。

引っ越しまで実質2週間。この大きく動揺した状態で私と子どもたちだけで引っ越し作業を乗り切っていけるのか、目の前がクラクラとしました

子育て、仕事を通したつながりに支えられた引っ越し

大変なときに助けてくれる人がたくさんいます。

大変なときに助けてくれる人がたくさんいます。

そんな中で私と子どもたちを支えてくれたのは、函館で子育てをしてくる中で自然に広がった人間関係でした。

3年前、縁もゆかりもない北海道での生活が始まるに当たって私が思ったことは、この土地を好きになって地域のたくさんの人たちと知り合いたいという思いでした。

子育てサロンや、幼稚園の役員、小学校のPTA活動、中学校の部活、そして仕事や地域活動で知り合った方々……。

いつの間にかたくさんのネットワークができていました。その中には大切な「ママ友」もいます。

最初に「本当に必要なのはママ友ではない」と書いたのは、正確には「ママ友に限らない様々な地域のつながり」という意味です。

子どもたちの夏休み中に決まった引っ越しでしたが、思い出づくりに一緒に遊びにいってくれたり、我が家に大勢で遊びにきてくれたりしたお友だち。

中学生の長男のクラスメイトや部活のお母さんたちが、送別会や遊びに行く機会を企画してくれたことも。

どの場でも、兄弟や私も楽しませてもらい、笑顔にさせてもらいました。

仕事でお世話になった方々からも、たくさんのエールをいただきました。

そのエネルギーで引っ越しに向けた荷造り作業を乗り切ることができましたし、引っ越し当日に子どもたちを預かってもらえたことも本当に助かりました

引っ越し当日の夜には、フェリーターミナルにたくさんの友だちが見送りに来てくれ、最後まで笑いに包まれた中で函館を離れました。

家族全体が動揺する中で、第一の課題であった引っ越しまでの生活を子どもたちが元気に乗り切れたことは、今後の生活に向けての大きなエネルギーとなるに違いないと、感謝の気持ちでいっぱいでした。

いつも見守られていることの心強さ

ちょっとした言葉に救われます

ちょっとした一言に救われます

東京に戻ってからも、かつてから色々な形で交流している友人知人がたくさん声をかけてくれています。

「応援しているよ」「1人じゃないよ」「頼っていい存在があることを心に留めておいてね」……。

そんな言葉がこれほどまでに心強く感じたことはありません

急な生活環境の変化でのストレスも小さくない中、お笑いのDVDをプレゼントしてくれた夫の職場の方も。

近場に住む私の仕事の先輩が、作ってきた卵焼きを持って登場してくれたときは、本当に心強い思いに包まれました。

もちろん、今後の生活は自分たちで切り拓いていかなければなりませんが、「いつも見守っているよ」という地域の目は、大きな支えです。

子どもたちが今後成長していく上でも、今、たくさんの方々に声をかけてもらい、新生活の健闘を祈っていただいていることが、困った時やつまずいた時の支えやよりどころになってもらえたらと願っています。

転勤族の我が家。家族みんなができるだけ一緒にいるために私も会社勤めを辞め、転勤のたびに家族全員で動いてきました

子どもたちには度重なる転園、転校も経験させましたし、私も安定した仕事を見つけるのは難しく、フリーランスで働いています。

それによる今後の不安もあるのが現状です。しかし、今ある姿は、夫婦で話し合って築いてきた我が家の形。これからも家族の絆を大切に、周囲の方々に感謝しながら進んでいきたいと思います。

「ママ友」を作らなくてもいいのでは

無理につくるのではなく、子どもを通して繋がる人たちを

無理につくるのではなく、子どもを通して繋がる人たちとの交流を楽しみたいですね。

元々、「ママ友」をあえて作ろうとしたことがない私です。

しかし、子どもたちの成長につれて、保育園・幼稚園生活でも小学校生活でも、地域の方々との交流活動や、登下校時や放課後活動などで、「地域の目が地域の子どもたちを見守ってくれている」ということを切に感じるようになりました。

子どもたちが地域のスポーツ活動などでのびのび過ごしている姿などを見ても、子育ては決して母親だけ、夫婦だけではできないし、地域の色々な方々と交流する中で子どもを育てていただいていることも感じてきました。

そんなことを感じながら、最初は敬遠していた保育園・幼稚園の役員活動や小学校のPTA活動にも参加し、子育てや仕事を通して日々て出会う方々との交流を、1つ1つありがたく感じてきました。

そんな友人・知人たちに、今、精神的にとても助けられています。

よく見聞きすることがある「ママ友は必要か?」のテーマ。私は「無理に“ママ友”を作ろうとする必要はないけれど、子育てを通じた地域のつながりが感じられると本当に心強い」と感じています。

皆さんにもぜひ、地域のつながりを感じながらの子育てを楽しんでほしいと願っています。

 

 

 

千葉美奈子

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