それでもママは働く 未来と自分を信じて ワーママ・プレワーママの共感サイト| BRAVA(ブラーバ)

2015.09.18

都会で築く”大家族” 〜助けられ力のススメ 古屋育子さん②〜


S__9445413

古屋育子さんの助けられ力【一生つきあえる仲間を作る!】②

 

都会の核家族同士で繋がって、大家族に…

 

友達作りは“自分からオープンにすること”

お子さん同士も仲良しです。

お子さん同士も仲良しです。

保育園のママ友のほか、同じマンションのご近所友達など、一緒にご飯を食べたり、体調が悪い時はお互いに気遣ったりできるような親しい関係の仲間が身近に7家族いるという古屋さん。

「子どもにおいしいものを食べさせてあげたいな。肉も野菜も魚も、いろいろなものを食べさせてあげたいなって思っていても、自分と子どもだけだと『結局作ってもあまっちゃうよな……』って作る気なくすじゃないですか」

そうそう、そうなんですよね。子どもって今日はものすごくいっぱい食べたと思っても、明日はまるっきり食べない……なんてこともある。

好きなものは人の分を横取りするほど食べたがるのに、嫌いなものだと見向きもしない。

結局、仕事の後に疲れて帰ってきて、「これ食べなさい」「もっと食べなさい」とガミガミ叱ったり、残ったものを見てうんざりしたりするのがイヤだから、これなら食べてくれるだろうと食べやすいものを中心にパパッと2〜3品作って終了! ……てなことになってしまう!

「だから1〜2品持ってきてもらって、うちが3〜4品作って、5〜6品あるなかから、1〜3品好きなものを食べてくれればいいなという感覚で一緒にご飯するんです。そのまま、子どもだけでもお風呂に入ってしまえば楽でしょ?」

持ち寄ることでたくさんのおかずが食卓に並びます。

持ち寄ることでたくさんのおかずが食卓に並びます。

 

仕事からの帰り道、電車のなかなどでママ友とLINEをして連絡を取り合い、その日の予定を決めるそう。

こんなおつきあいできたら本当に理想的!でもどうやったらその距離感になれるのでしょうか?

「保育園ママって基本的に働いているから、職場の悩みなども本当はぶちまけたい気持ちがあるもの。とはいえ、誰にでもぶちまけてしまうと人間関係に支障が出るからと壁を作っていて、あまり仕事のことなどは話さない傾向があるんですよね。

でも、私は壁をつくらないんです。ちょっとした立ち話でも自分は『こうなんですよ』という情報を出すようにしているんです。

例えば、オシャレな恰好をしているママには、『私、ファッション系のアプリ作ってるんだけど、今年のトレンドってネイビーなんだって。今日のファッション、めっちゃトレンドだね!素敵!』というように、ママという顔だけでなく、仕事をしている一人の女性としての側面も出すんです。

そうすると、相手も自分の仕事の話を出してきたりする。『私の仕事ってこういう仕事なの』と。それで、少し話が弾んで、今度一緒にご飯しよう、ウチにおいでよ……という流れになって、1度お酒を飲んだら常に連絡を取り合えるような仲になれますよね」

 

自分からオープンにする……という面では、こんなビックリなエピソードも!!

こちらは、引っ越してきたお向かいさんたち。

引っ越してすぐに仲良くなったご夫婦。

 

「今、とても仲良くしている隣家の家族は、『隣に引っ越してきました』という挨拶から親しくなったんです」

普通は挨拶をしたら、それで終わりになってしまいそうなものなのですが……。

「私、インテリアがすごく好きだから、このマンションってどんな間取りになっているんだろう? って知りたかったんです。で、『間取りってどんな感じ?』と尋ねたら、ウチとずいぶん違うことが分かったんです。

それで、ウチに上がって見てもらい、その後、お隣にお邪魔して見せてもらったんです。その流れで、『今日さ、夕飯うちで食べない?』みたいになって、そこから仲良くなったんです」

さらには、マンションの友達を集めてホームパーティーも開催。

日曜日の昼間から夜中まで、しゃべって、食べて、飲んで、ただただダラダラ過ごす……そんな会を定期的に開いています。マンション内の仲のいい家族とは、トイレットペーパーや醤油の貸し借りをしたり、田舎から送ってきたものをお裾分けしたりする仲になっています。

「基本的に人を幸せにしたいとか、笑わせたいとか、元気を与えたいという気持ちが私の中に本質的にあります。だから、東京は初めてだという彼女たちが隣に引っ越してきた時に、『このマンションに夢と希望を持って引っ越してきたのだから、快く迎えてあげたら、きっと幸せだろうな』と思ったんです」

今では「一生つきあっていく」とまで思っているそうで、ここまで来ると、本当に大切な人間関係で“ママ友”とか“ご近所づきあい”の域をすでに超えています。でも、もしかしたら、本当の意味での気遣いや思いやりは、ここまでこないとできないのかもしれません。

「その後、彼女が妊娠したのですが、入院するほどつわりがひどかったんですね。その時は、彼女が食べられそうなものを作って、お届けしていました。ホルモンバランスや体調が崩れて、気持ちが不安なときに親切にしてもらうと、すごく心に残るのでしょうね。

私には、メニエール病という持病があるのですが、逆に私が体調が悪い時は、ご飯を持ってきてくれたりします

でも、こうやって、『自然に助け合う』という関係になるまでには、やはりいろんな話をします

恋愛の話、仕事の話、子育て論、ダンナの話……。仕事じゃないので、お互いに気を使わず一緒にいて楽だなと思う人じゃないと、イヤじゃない? そういう風にお互いなり得るかは、多分直感なんですが、まず、私のほうから自分をさらけだして、オープンマインドになるようにしています

私ってこんな人間、こういう風に思っているということを、はじめにすごく言うようにしています。そして、自分が言ったことに対して、共感しているのか、共感していないのかというところはすごく見るようにしています」

まず、自分から自分という人間についての情報を開示する、そして、相手もリラックスして楽しそうであれば、関係を深めていく……。

そういえば、これって、学生時代や独身時代には普通にできていたことなんですよね。

どうしても子どもが中心になりがちなママ友、家族単位で動きがちなご近所づきあいですが、やはり深くつきあっていくためには“自分個人として合うか合わないか”という部分が必要なのですね。

次回は、“ママ友”と上手におつきあいする方法に迫ってみたいと思います。

 

【記事まとめ】助けられ力のススメ

中山美里

中山美里

ライター、編集


, , ,