それでもママは働く 未来と自分を信じて ワーママ・プレワーママの共感サイト| BRAVA(ブラーバ)

2015.09.20

ワーママ予備軍、娘に教えておきたいこととは?


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女の子を持つBRAVAママさんへ。

娘さんは、働くママの背中を見て育つでしょう。

娘さんは、いつか、同じワーママとなるかもしれません。

そんな娘に、私たち働くママは、何を教えたらいいでしょうか?

男の子ばっかりの学習塾

実験というと男の子が好きという刷り込みがありますね。

実験というと男の子が好きというイメージがなぜかあります。

今、さまざまな学習塾が、子どもの「科学実験教室」というのを開催しています。

中には、年長さんくらいから参加できるものも。

わが娘もその中の1つを利用していますが、ある日、あることに気づきました。

1クラス10人くらいで、女の子は3人。あとは全員、男の子です。

ひどいときには、女の子はうちの子だけ、なんて日も。しかも、どのクラスを覗いても、そんな割合です。

一方、同塾が開催している文章塾は、男女比半々くらいなんです。

 

もちろん、男の子、女の子、好きなものの好みの違いはあるでしょう。

男の子は小さいころから何も教えなくても車のおもちゃの車輪をじっと覗き込んでいたり、女の子は誰も言わなくてもピンクの洋服を着ていたり。

でも、そもそも幼児期・学童期初期には、子どもはまだ選択肢を十分に持っていませんし、子どもが必ずしも自ら習い事を選び取るわけではないでしょう。

また実験教室はそれなりのお値段がします。やはり、習わせるには、親の意向が働いているように思います。

つまり、親の側が、女の子に実験教室を敢えて選ばない傾向があるんじゃないのかなと。

 

「サイン、コサイン、タンジェントを女の子に教えて何になる?」

女の子は数学や理科が得意ではないという

女の子は数学や理科が得意ではないという潜在意識があります。

8月末、鹿児島県知事が、「サイン、コサイン、タンジェントを女の子に教えて何になる?」と発言し、撤回こそしましたが(ニュースはこちら )一時ネットは騒然となりました。「とんだ時代錯誤だ!」と。

ネット上では「三角関数は社会で有用か?」という点で議論が盛り上がっている向きもありますが、問題はそこじゃないですよね。

知事は続けて「社会の事象とか、植物の花とか草の名前を教えたほうがいい」と言ったそうですから、「女の子には高等教育を受けさせなくてよい」ということよりも、「女の子は文系でいい」という潜在意識が、発言の根底にあったような気がします

発言への批判はともかく、男の子=理系、女の子=文系、という構図、実は結構、根強いのではないかと思わせる出来事でした。

 

男の子=理系、女の子=文系?

たしかに女の子で理工学部出身者は

たしかに女の子で理工系出身者は少ないですね。

そこで、ためしに早稲田大学の2014年の学部別男女比率を見てみました。

女子比率が高いものは、文学部系で、50%強(文化構想56.4%、文学54.2%)が女子です。

一方、女子の比率が低いのは、理工系で、15~20%程度になっています(基礎理工15.0%、創造理工20.3%、先進理工20.4%)(早稲田大学ウェブサイトより)。

やはり、いわゆる「理系」には、女子の比率が低い傾向にあるようです。

一時期、理系女子をさして、「リケジョ」という言葉が用いられたのも、理系に女性は本来珍しい異質なもの、という潜在意識から来るものかもしれません。

 

 

いつか働く母になるかもしれない、わが子のために

理系的思考が仕事に役立つ

理系的思考が仕事に役立つこと…

 

人には持って生まれたものと、環境によって与えられたものを持っていて、その両方で一人の人間がつくられています

持って生まれた出来・不出来、好き・嫌いはあるでしょうから、その子が真に選び取るなら、無理に理科や数学を強制する必要はないと思います。

でも、子どもは可塑性のあるものですから、教育の早い段階で、親がどんな情報に触れさせるかによって、子どもが将来何を学び、何を求めていくか、傾向は十分変わりうるのではないかとも思うのです。

 

理科や数学を学ばせることは「論理的に考える」一つの準備になるのではないかと思っています。

妊娠・出産を経て女性が社会で働き続けるには、体力、やる気、情熱の全部が必要ですが、それだけじゃやっぱり難しい。

男性と議論して対等にやっていけるだけの説得力、主張を持っていることも、これからの女の子には、やっぱり必要なのでは。

たとえば、とあるメーカーで「商品の販売量をもっと増やしたい」と考えるとき、「やはり価格がネックだから、お手頃価格の○○○円くらいに下げましょう!」というのと、「この商品を製造販売するには固定費○円、1個あたり○円の変動費のコストがかかっている。価格を○円まで下げたとすると、○個売って初めて今と同じ利益が上がる。そうすると、・・・」と話をするのでは、全然説得力が違いますよね。

今後女の子がどんどん社会に進出して、男の人と同じ土俵でやっていくとなると、「理系」的な思考は武器の一つになるのでは?と実際に社会で働く身として感じています

 

わが子も、いつか、働くママになるかもしれない。

女の子だってみんな実験教室に行き、三角関数をやらなきゃいけない!というものではないでしょう。

でも、働くママだからこそ、女の子だからという理由で与えるものの選別をすることはしないようにしたいと思うのです。

みなさんはどう感じますか?

水谷江利

水谷江利

二児の母で、弁護士


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