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2015.10.02

【ずばり!】ワーママ雇用の実情。経営者はこう考える! 


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女性活躍・活用が掲げられている今、就労意欲はあってもなかなか就職できないママや転職したくても思うように動くことができないママが多くいるのも現状です。

そんな状況のなか、雇用する側の企業の社長は働くママについてどのように思っているのでしょうか? みなさんが気になることを企業の社長に直撃する連載がスタート!

子育てと仕事の両立への理解や、ママ雇用のメリット、デメリット、雇用する際に最適と思える雇用形態などを語っていただきます。

 第1回目は、社員約20名、5人の女性のうち3人がママである人材紹介会社『BNGパートナーズ』

代表取締役社長・蔵元二郎氏に、「ママを雇用することのデメリットはありますか?」という率直な質問から始まり、働くママをどう見るか、ママが働きやすい環境づくりのために、企業や社員、ママ本人は何ができるかなどを伺いました。

前編では、社長へのインタビューの中で出てきたキーワードをもとに、ママ社員も含めたチームワークを高めるユニークな取り組みを紹介します。

「飲みニケーションはできなくても」

今回、お話を伺った、BNGパートナーズの蔵元二郎社長。

今回、お話を伺った、BNGパートナーズの蔵元二郎社長。

 

「子どもがいる女性を雇用することのデメリットはありますか?」。

このストレートな質問に蔵元社長は「正直、ないですね」と即座に答えました

その後、「あえて言うなら、飲みニケーション(お酒を飲みながらのコミュニケーション)が取りづらいことでしょうか。やはり独身の若手社員達と比べると、業務終了後に気軽に飲みに行くことは難しいですからね」

お酒が入った場でのざっくばらんなコミュニケーションには潤滑油となる部分が大きいことを指摘しながらも、他の形で濃く深いコミュニケーションが取れているため、特に問題とは捉えていないとのことです。

その1つは、3ヵ月に1度行う1泊の「全社合宿」。この3ヵ月間の仕事の成果や反省、これから3ヵ月間の課題や抱負などを社員間で交流しながら共有しています。

もう1つは、「ありがとう面談」「愛の説教部屋」と呼ばれる、社員の1対1でのランチ会。普段改めて口にできない感謝の思いや辛口な意見を率直に伝える場を月に1度設定しています。ネーミングを工夫するだけでも、思いが伝えやすくなる効果があるようです。

また、職場の窓際にはお菓子の入った「ありがとうBOX」が置かれています。感謝を伝えたい人に、お菓子を添えて「ありがとう」を伝えます。気軽なコミュニケーションツールとして日々活用されています。

社内に設置されている「ありがとう」BOXと「ごめんなさい」BOX

社内に設置されている「ありがとう」BOXと「ごめんなさい」BOX

これらはもちろん、ママ社員のためだけではなく、社内全体のチームワークを高めるために取り入れられていることですが、やはりそのチームワークの良さが、ママの働きやすい環境を支えています

「売り上げや利益よりも大事なものがある」

BNGパートナーズの経営理念が社内の壁にか飾られていました。

BNGパートナーズの経営理念が社内の壁にか飾られていました。

「家族を守るためには仕事をしなければならないし、社員を守るためには利益を出さなければならない」と蔵元社長。

しかしその上で明確に打ち出しているモットーは「売り上げや利益より、健康・仲間・家族を大切に」。

そして、そのバランスを取るためには、例えば子どもが病気などで仕事を休んでも困らない体制づくりが必要だと指摘します。

「実はこれはママに対するサポートに限った話ではなく、社員の誰かが不在のときに、ほかの誰かが必ずバックアップできる体制づくりに普段から取り組んでいます。ある一人が休むことで会社の業務が回らなくなるようでは、組織として事業を展開している意味がないと考えているからです」

たとえば、3年ほど前から毎年実施しているのが、連続1ヵ月の「社長不在の期間」。この間、基本的に社長は業務に携わりません。必然的にマニュアル作り、業務の引継ぎなどにも力を入れることになり、「たとえて言えば“避難訓練”ですね」。社長自身が「自分がいなくても回る体制づくり」を率先して見せています。

「時間管理をしない」

あああ

時間ではなく成果で判断。働くママには嬉しい言葉ですね。

さらに蔵元社長が宣言しているのが「時間管理をしない」

タイムカードもなく、社員の遅刻や早退、有給休暇の消化日数もカウントしません。「僕が昼間突然、お先にと言って帰っても、社員の誰も驚きはしないでしょう」。

フレキシブルな勤務時間を大切にするのは、「時間ではなく成果で判断」という信念からです。「オフィスにいなければ仕事ができないのはナンセンス」という蔵元社長の言葉は、社長と社員たち、社員同士の信頼関係があってこそではないでしょうか。

「子育てはマネジメントを学べる機会」

子育てについて蔵元社長は、同時並行に家事や子どもの世話をこなしたりじっくり見守る根気なども養われることから、「マネジメントを学べる機会」と捉えています。社員に対しては、「子育てから学ぶ手当」として毎月子ども1人あたり5000円の手当を給料に上乗せして支給しています。

社員全体のチームワークの中で、子育て中のママであることを特別なことと捉えず、積極的に採用しているBNGパートナーズ。後編では、蔵元社長の語る「ママを雇用することのメリット」を中心に、ママが働きやすい環境づくりのために組織や社員、そして、ママ本人に何ができるかなどをまとめました。

 

株式会社BNGパートナーズ
「馬鹿が日本を元気にする」を経営理念に掲げ、サービス領域を「日本を元気にする馬鹿」に専門特化したエグゼクティブサーチを展開しています。
千葉美奈子

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