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2015.10.20

新米ママは取締役! 育休取得第1号女性起用の挑戦 【ずばり!】ワーママ雇用の実情。経営者はこう考える!


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中小規模・個人事業者向けビジネス支援を行う『株式会社ビズグラウンド』は、社長と社員3人(男性2人、女性1人)全員が乳幼児の子育て中

社員のうち1人の女性は出産後5ヵ月で育休中ですが、この女性が今月、職場復帰を待たずに取締役就任しました。

単なる「女性が働きやすい環境」とはまた違う、ビズグラウンド社のスタイル。畠山友一社長へのインタビュー後編では、育休中の女性の思い切った起用の背景や、会社の今後の展望などについて伺いました。

育休取得第1号女性は「子づくり」目的に入社!?

あああ

取締役に就任した田中さん。現在育児休暇中!

この女性は田中秋生さん(36)。「彼女は子づくりを目的に入社したんです」という畠山社長の言葉に、田中さんは「それは誤解を招きます」と苦笑い。

実際には、「子どもができても働きやすい環境」を求めて転職したそうです。

インターネットメディア事業の大手に勤め、インターネット広告業務などを担当してきた田中さんは「当時は人より先に帰ることは後ろめたかった」と言います。

畠山社長とは仕事を通しての以前からの知り合いという縁もあり、その業務遂行能力を買われ、ビズグラウンド社の社員第1号となった存在です。

たまたま入社して1ヵ月で妊娠が判明。仕事面では、11時~16時ぐらいの勤務の中で、問い合わせ対応やマーケティング、システムの運用面などを、産休に入るまでオールマイティーにこなしたそうです。

現在、第1子の娘さんは生後5ヵ月。今回のインタビューにも一緒に出席! ニコニコ笑顔を振りまいていた赤ちゃんが、眠くなったのかぐずり始めると、田中さんは立ちあがって体をユラユラと揺すりながら、赤ちゃんをあやします。

そんな姿はママの穏やかなオーラに包まれていますが、彼女は来春の職場復帰を待たずに、今月同社の取締役に就任しました

これには、同社が取締役設置会社という形態に移行することになり、役員がもう1人必要になったという背景がありました。「元々意欲もスキルも高い彼女の『やりたい』という意思を尊重しました」と畠山社長は話します。

復職、そして取締役就任後のイメージをどう描く?

取締役就任がセットになった職場復帰後の田中さんの働き方のイメージを、田中さんは「育休中から、在宅での仕事を再開して復職に向けた準備を進めていきたい。職場復帰も取締役就任も、どうなるかはやってみなければわかりません。やりながら、できることとできないことを見極めていきたい」と話します。

畠山社長は元々田中さんへの信頼が強いから起用しているわけであり、「育休明けで職場復帰する女性を取締役に起用する」ことへの不安は感じていません。「会社の今後についても、根拠のない自信はたっぷりありますから」と豪快に笑います。

30代後半子持ち女性の転職・再就職の難しさ、社長はどう見る?

ああああ

お子さんもいる畠山社長。この日も田中さんの娘さんをあやしていました。

そんな畠山社長は、小さな子どもがいるママが働く際の壁をどのように見るのでしょうか

「30代後半子持ち女性の転職・再就職は難しいものがある」という話題になった時、「その理由は何なのかな?」と不思議そうです。

「やはり小さな子どもがいると病気などで突発的に休みがち」と言うと、「それが理由だったとしたらお寒いですね」ときっぱり。

「逆にそんなところに入らなくていいんじゃないでしょうか。何とか入ったとしても働き続けるのは難しいと思います。毎週毎週2~3日休まれたら支障が出るかもしれませんが、月1~2回子ども理由で突発的に休むのは普通です」。

これは子育てを夫婦で分担している畠山社長だからこそわかることで、これがわからない世の中の男性のほうがまだまだ多いのが、現実なのですが……。

「例えば求人情報サイト経由などで仕事を探すのは難しいかもしれません。しかし、今まで積み上げてきた仕事や築いてきた人脈を伝っていった先で、自分の条件にフィットするものがあるのではないでしょうか」。

子どもがいる生活になっても働き続けたい女性には、得意分野を持ち、その分野にアンテナを張ってネットワークを築くことが大切なようです。

畠山社長が採用時に重視するのは「一緒にやっていけるというフィーリング」だそうです。「能力が高くても1人で突っ走ってしまうタイプには、この働き方はきついと思います。うちの会社の働き方を理解して、責任感を持って挑戦してくれる人と一緒に仕事がしたいですね」。

子どもの成長と共に会社も変化・成長したい

子どもが成長すれば、働き方も変わってきますね。

子どもが成長すれば、働き方も徐々に変わってきますね。

事業の成長と共に今後、社員も増やしていく段階に入るビズグラウンド社。「給料は3分の2になるかもしれないけれど、オフィスにいる時間も3分の2、そして子どもと一緒にいられる時間は3倍」というような口説き文句で、転職者の獲得に向けて売り込んでいるそうです。

一方、事業をさらに伸ばしていくためには、現在の11:00~16:00のコアタイムから業務時間を増やすのもありうると予測します。

「子どもの成長に応じて、働き方にも色々な選択肢があると思います。例えば、小学生になって1人で行動できる部分が段々増えてくれば、仕事上の動き方も広がる部分があります。今は安定している1つの形がありますが、社員の子どもの成長、新しく加わる社員たちの子どもや家族の状況を見ながら、会社自体も変化、成長していきたいですね」。

 

株式会社ビズグラウンド
中小規模・個人事業主向けに、税務、人事、総務、法務などのバックオフィス業務のクラウド化、オンラインサポートを行っています
千葉美奈子

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