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2015.10.24

一生のお買い物が不良品!? 欠陥は見抜けなかったのか?


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横浜で見つかった傾いているマンション

 「横浜の傾斜マンション、地盤調査開始 三井住友建設など」というニュースが10月19日に日本経済新聞などから報じられました。

このニュース、もうあちこちで報道されているので、もう説明するまでもないでしょうが念のため…。

横浜で三井不動産レジデンシャルが販売した大型マンションで、杭の一部が強固な地盤に届いておらず傾いていたというものです。

 ポルターガイスト現象も!?

このマンションですが、横浜市によると、タイルを積んだ際にできる継ぎ目である「目地」が上下で最大2.4cmずれていたそうです。

2cm以上傾いていると、家のなかで自然とボールなどは転がってしまったり、オモチャの車などが走り出してしまいそうです。若干、おばけ現象のようでもありますね。いずれにせよ、恐怖体験ですが。

また、実は、去年も同じ横浜で「傾いている」と問題になったマンションがあったとされています。しかし、そのマンションでは、「昨年からずっと指摘していたが、初めは『東日本大震災の影響だ』とはね付けられ、施行記録も見せてもらえなかった」と住民であるマンション組合の理事は語っているそうです。

つまり、傾いているマンションは、全国を見渡せば、もっとたくさん出て来る…ということではないでしょうか。

どうやったら見抜ける? 構造の欠陥

マンションにしろ、戸建てにしろ、キチンと仕事をして信頼できる業者さんを見つける必要がありますね。情報収集が大事かも

マンションにしろ、戸建てにしろ、キチンと仕事をしてくれて信頼できる業者さんを見つける必要がありますね。情報収集が大事かも

BRAVAの読者世代は、もうすでにマンションや一戸建てを買ってしまったという方もいらっしゃるでしょうが、これから買おうと思っている方も少なくないと思います。

住宅を購入する際、パッと見のデザインの良さや使いやすいかどうかは素人でも判断がある程度つきますが、構造の部分に関しては、未知のゾーン

一体、どのようにすれば「これはちゃんとした物件だ!」と確認できるのでしょうか。

現在、完成後のマンション内覧会へいく際に一級建築士などの専門家に同行してもらう人が増えているそうです。

また、建築途中の住宅やマンションを公開する「構造見学会」などと呼ばれるイベントも人気があるそうです。

しかし、これはかなり”気休め“程度で、パッと見ただけでは、今回の杭のような構造の部分だと専門家でも判断がつきかねることが多いようです。

なんとも残念な話ですね。

ちなみに、どのようにして傾きマンションの事例などが起こるのかは、こちらに詳しくかかれていました。ご興味のある方は、読んでみるといいかもしれません。

http://www.mag2.com/p/news/120502

どう選ぶ?販売元

それにしても、今回のマンションを買った方々、住んでいる方々は、とても不安なことでしょう。

しかし、三井住友建設という大手だったからこそ、問題を公にでき、その交渉を行うこともできたのだとプラスに考えることもできます。

ディベロッパーによっては、マンションを立てて数年で倒産してしまうようなところもあります。そういう場合は泣き寝入りするしかないのですから…。

マンションの構造の瑕疵を見つけることは非常に難しいと先ほど書きましたが、瑕疵があったとしても、ある程度きちんと保証をしてくれ、つぶれることもない大手から購入することが保険となるのかもしれませんね。

もしくは、地元で長年愛されている実直な会社に、一から全て見せてもらってというスタイルが注目されるかも。

やはり、顔を見てのコミュニケーションは信頼や「この人のために」という意識を生むと思います。

 

今回の問題、「どのようにすれば個々の人が仕事に対して誠実になれるのか?」を考える必要があるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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