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2015.10.31

朝食の味方で「がん」になるリスクが18%アップ?!


手軽に料理に使える、ウインナー、ハムは食卓によく出ますね。

手軽に料理に使える、ソーセージ、ハムは食卓によく出ますね。

朝食時についつい便利で使ってしまいがちな加工肉だけど…

様々な枕詞のつく秋。読書の秋、スポーツの秋、そして食欲の秋。

実りの秋ということもあってか、肉フェスや大つけ麺博などフード系のフェスも毎週のように行われています。

つい2週間ほど前も、お台場に家族でお台場に行ったのですが、そこではオクトーバーフェストというものが行われており、ドイツビールやソーセージの屋台が並んでいて、とっても美味しそうでした。

……が! なんと、そんな美味しそうなソーセージなのですが、10月26日、「加工肉摂取に『がんリスク』=毎日50グラムで18%増―WHO」というニュース記事が時事通信などから報じられました。

その記事によると、世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関は、ハムやソーセージなどの加工肉を毎日50g食べると、直腸や結腸のがんが発症するリスクが18%高まるという「十分な証拠」があると発表しました。

ハムやソーセージ、ベーコンなどって、調理時間も短時間ですむ上、少々あるだけでも見栄えがしてお腹にも溜まるときているので、朝食のときなどにとても重宝! ついつい使ってしまいがちです。

とはいっても、29日に時事通信が報じたニュースでは、13年の国民健康・栄養調査によると、日本人の加工肉の摂取量は1日当たり13グラムで、同センターは「世界的にみて最も摂取量の低い国の一つ」ということなので、あまり心配することはなさそうです。

たんぱく質は必要な栄養素。だから積極的に摂りたいもの

子どもと一緒に作れたら楽しいし身体にもいいし一石二鳥ですね。

子どもと一緒に作れたら楽しいし身体にもいいし一石二鳥ですね。

さて、朝からたんぱく質をしっかり採ると、脳の働きを良くする効果もあるそうなので、外せない栄養素なのは確かです。しかし、加工肉は塩分も脂肪分も高いだけでなく、様々な食品添加物も加えられています

特に、肉の雑菌の繁殖を抑えたり、色が黒ずむのを防いでピンク色に保つために入れられている亜硝酸Na(亜硝酸ナトリウム)は、体内で発ガン物質である「ニトロソアミン」という物質を胃の中で作ってしまうそう。亜硝酸Naは、加工肉のほか、魚卵製品や魚肉製品などにも含まれているので、成分表を一度チェックしてみると良いでしょう。

ただ、昔ながらの製法で作られている加工肉には、亜硝酸Naをはじめとした添加物が加えられていないものもあります。生協などで売られているソーセージやハム、ベーコンは色が薄茶色で、成分表を見てみると、「豚肉・食塩・砂糖・香辛料」だけなどというものもあります。(たいてい「無塩せき」と表示されています)

ただ、ネックなのが、結構お値段が高いものが多いんですよね。

しかし! 朗報です!!

実は、ハムやベーコンって、結構手軽に作ることができるんです。ソーセージは羊腸に詰めるのが大変ですが、皮なしソーセージにすれば、やはりかなり簡単です。

肉に砂糖や塩を塗りこんで、1週間ほど味を染み込ませた後、薫製にするだけ。肉に塩こしょうを塗りこんだり、凧糸を巻いたりするのは、子どもにとって楽しいお手伝いにもなります。

「手作りハム 作り方」などと検索すると、様々な作り方が出てきます。この秋、家族で手作り加工肉にチャレンジしてみては?

 

 

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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