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2015.11.14

高齢出産で増えている! 介護と育児のダブル負担


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何歳で子どもを生みましたか?

BRAVA読者のかたは、何歳くらいがおおいのでしょうか? なんとなく、アラフォーがメインなのかな……? と思いますが、どうなのでしょうか。

都会に住んでいると、晩婚も多く、20代半ばで結婚・出産をする女性を見ると「早いのね!」というイメージ。初産が40歳過ぎてからという人も、まわりに少なくありません。

さて、11月9日、『育児・介護の「ダブル負担」家庭、晩婚化で増加…国が実態調査』というニュースが読売新聞より報じられました。

記事によると、神奈川、京都など5府県で6歳以下の子を持つ母たち1894人に行った調査では、育児と介護のダブルケアに「直面中」が8%、経験者は6%いたそうです(2012〜2014年/横浜国立大の相馬直子准教授たちによる調査)。

直面中は平均41歳。晩産化で子育てと介護の時期が重なったとみられています。ちなみに、40歳以上で出産した女性は、1980年だと約7000人でしたが、2014年には5万人を超えています

祖父母が曾祖父母を介護するケースも……!!

あああ

祖父母に育児を協力してもらっているかたの多いのでは?

さて、今の、おじいちゃん、おばあちゃんってとっても元気で長生き。中には、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんも生きているという方もいるのではないでしょうか。

我が家も、3番目が生まれた時点では、ひいおばあちゃんが4人生きていました。かなり高齢なので、元気な方もいれば、元気じゃない方もいて、また、おつきあいの距離感も様々でした。

自分の祖父母世代となると、介護に携わるというよりは、時々遊びにいって元気な顔を見せたり、お見舞いに行って入院中のお世話をしたりということがメイン

ただ、この経験をすることで、「いつか私にもこうやってお世話をしたり、介護について考えなければならない時期がやってくるんだな」という現実的な想像をさせられました。

また、祖父母世代は、定年を迎えてはいても、今時の60代、70代前半ってまだまだ元気! まわりを見渡してみると、それまでに培った経験を活かしてバリバリやっていたり、はたまた現役のプレッシャーから解放されて楽しそうに働いていたりと様々ですが、何かしらの形で社会に関わっている人が多いです。

……となると、祖父母世代も、介護・仕事・孫の世話で忙しい! というかたもいらっしゃいそうです。

一体、何が正解なの?

子育ても介護も1人で背負う必要はありません。

子育ても介護も1人で背負う必要はありません。

もちろん、多忙なことが「充実している」と前向きに受け止められ、背負っている義務や責任も自分を鼓舞する原動力のひとつになっているのなら問題ありません。

でも、ひとたびバランスが崩れてしまったら、つらく、大変な状況になりかねません。

子育てしながら仕事を持ったり、ある程度の年齢になっても子どもを生んだり、定年過ぎても働いたりと、社会の状況に合わせて家族の形や働き方は変わってきます。自由さや気楽さを手にした反面、一度、何かがおこると少人数で対応しなければならないというリスクもあります。

家族の形や生き方は、正解・不正解はありません。ただ、ひとつ言えることがあります。それは、『育児・介護の「ダブル負担」家庭』で、女性(妻・嫁)ひとりが、それを背負わなければならないものではない! ということ。

誰もが、家事・育児・介護をできるような心構えが必要なのではないでしょうか。

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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