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2015.11.20

貯金、いくらあったら仕事を辞めますか?


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BRAVAママの皆さま、こんにちは。
今日も元気に働いていますか?
私はここ最近ずーっと「仕事を辞めたい~!!」とぐるぐるしながら、毎日働いています。

家では洗濯物の山と廊下のホコリを横目で見ながら走り回り、職場では雪崩のように押し寄せてくる業務を呆然と見ながら、山奥への逃亡を夢見る日々です・・・。

でも、主人に「仕事辞めたい~・・・」と弱音を吐くと、すごく冷たく「別にいいよ。でもそうなったら今の保育園はやめて3歳までは自宅で見てね。その後は費用が一番安い2年間の公営幼稚園で。あと、生協は割高だからやめてスーパーから安い食材を買うようにしてね。小学校に上がったら、子どもの塾代くらいはアルバイトで稼いでね」などいろいろな注文が・・・。

冷たい、冷たすぎる・・・。けれど、現実を冷静に見つめると結局は、同じ結論に・・・。

いろいろなシミュレーションが可能です

あああ

いくらあったら安心して無職になれるのでしょうか。

一体、いくらあったら、今仕事を辞めても、無事に寿命を全うできるんだろう・・・。
そんな時に、私がよく利用するのは「逃げ切り計算機」です。これは、今ある貯金だけで生き延びていこうとした場合、「何歳まで貯金がもつか」を計算してくれるスグレモノなのです(検索するとすぐにネット上で見つかる無料ソフトです)。

現在の年齢、貯金額、年間支出額(予定)、年金受給額(予定)、インフレ率(予想)等、を入力すると、「試算の結果、あなたは、○○歳までは生きられそうです」と瞬時に計算して教えてくれます。

今ある貯金とこれからの年間の支出額を細かく微調整して、インフレ率もいろいろ変えたりしながら、90歳前後まで生きられるようにするには、結構貯金しなければなりません。

年間支出額は、後述するキョウコさんの生き方を目標としたいと思いつつ、年を取ると突然の病気や、冠婚葬祭などで、何かと入り用な場合もありそうな・・・・。

45歳で早期退職したキョウコさんの貯金額とは・・・

あああ

ある程度貯金をすれば数年は無職でいれますが、一生はなかなか難しいですね。

キョウコさんというのは、群ようこの「れんげ荘」シリーズの主人公のことです(今2冊出ています)。

主人公のキョウコさんは、有名広告代理店でバリバリ働いていたけれど、接待や深夜まで仕事漬けという日々に疑問を持って、45歳で退職します。
そして口うるさい母親の元を離れて(それまでは自宅暮らしで貯めまくり)、家賃3万円のボロボロアパート「れんげ荘」で無職&一人暮らしを始めます。
その生活が結構リアルに描かれていて面白いので、人生に疲れて仕事を辞めたくなった時、何もかも忘れて妄想の世界に解き放たれたい時にオススメの小説です。

キョウコさんの場合、80歳まで1ヶ月10万円で暮らせる資金を貯めた上で、退職しました。
つまり、年間120万(月10万)×35年間(80歳まで)=4200万円貯めて無職になったということになります。

ちなみにキョウコさんは独身で、子持ちのワーママではないので、もちろんここに子どもの教育費や家族の生活費が大きく上乗せされますが、そこは、辞めた後は主人の給料で相殺することを想定・・・・。

毎回、結論は同じ

あああ

当たったらという妄想をしながらついつい買ってしまう宝くじ

ところで、キョウコさんの年になるまではあと数年あるとはいえ、とってもとってもそんなお金は貯められません。

逃げ切り計算機を使っていろいろシミュレーションして、最後に現実に戻った暁には、たいてい「こうなったら宝くじで一発当てるしかない」という安直な発想に辿り着きます。不思議なことにこれが懲りもせず毎回同じ結論で、「これが当たったら会社を辞めよう」と思いながら、ネットでTOTO BIGを購入して、それをお守りのように持ちながら、毎日仕事に行く日々です。

そうこうしている内にTOTO BIGの「当選なし」表示も30(つまりこれまで30回仕事を辞めたくなったということか・・・)を超え、購入にかかった総額を計算してはまた、ため息をつく日々なのでした・・・

さあ、「仕事、辞めてやる〜」と叫んでしまった全国のBRAVAママの皆さま、私と一緒に「逃げ切り計算機」を使って、早期退職の妄想の世界に行ってみませんか?

市口芳江

市口芳江

4歳の子どもを育て中。保育園には足を向けて眠れません。


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