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2015.11.26

派遣でも育休を取れる?! ママの再就職


パソナセミナー - 1 (4)

ママの再就職を応援するセミナーレポート第2回。 第1回はこちら

3人のお子さんを育てながら、金融系企業で派遣社員として働く方の体験談をお送りします。

転勤族ゆえに選んだ“派遣”という働き方

華奢な印象を受ける一色えみさん。5歳の女の子、3歳と6ヶ月の男の子、計3人のお子さんを育てるワーママです。

新卒で入った会社が銀行だったこともあり、その後のキャリアも金融系の事務とのこと。

ご主人が転勤族で、結婚後最初の転勤で地方へ行ったため、お子さんが生まれる前でしたが会社を退職されました。

転勤先で仕事を始めるも、「また転勤があるかも?」と派遣社員としての働き方を選んだといいます。

「主人は自分の転勤で私が退職しなければならなかったことに罪悪感を感じていたんでしょうね。『いい仕事があったら働いてほしい』と言ってくれていて、私が働くことにはかなり協力的です」

奇跡的に入れた保育園

 2回目の転勤で横浜市へ。長女が生まれた当時、横浜は待機児童日本一! 求職中ではとても保育園へ入れる状況ではなかったそうです。

しかし、ママ友から「うちの保育園空いてるわよ」との情報をキャッチし、市役所へ急行してみると、本当に空いていたとか。

「求職中に入園した場合は、入園後3カ月以内に仕事を見つけないといけないので、慣らし保育をしながら面接に行ったりしていました」

このときも派遣で仕事を探したという一色さん。仕事は子どもに過度な負担をかけないために18:00まで、そして仕事を休んでも周囲にあまり迷惑をかけない=融通の利くことをポイントに選んだそうです。

幸い仕事もすぐに見つかり、娘さんが9カ月のときにワーママ生活のスタートを切りました。

最初の1カ月が重要!

働き始めて1カ月は「何があっても休まない!」と決め、実行した一色さん。

その理由は「人間関係が構築される前に、休んでしまうと“休む人”という印象がついてしまう」から。

「最初が肝心ですから。実際に娘が熱を出したりもしましたが、実家の母と、平日休みのある夫をフル活用して乗り切りました。」

その甲斐あって、「確か0歳のお子さんがいるはずなのに、休まないな〜」との印象づけに成功、それ以降、娘さんの看病で職場を離れる際も「いいよ、いいよ、いつも頑張ってくれているから」と快く送り出してくれるそうです。

多少の無理をしてでも、このような戦略的工夫も必要なんですね。

パソナセミナー - 1 (5)

 明日の仕事は今日中に!

工夫といえば、現在の働き方にも一色さんなりの工夫と、心配りがあります。

「次の日に休んでも迷惑がかからないよう、翌日の仕事をその日中にできるよう心がけています。また、朝に子どもの体調が微妙だなと思ったら、保育園から呼び出しがあるかもしれないことを上司に伝えておきます。その上で、やるべきことを午前中に言っておいてもらうなどのお願いをしています」

何事も、先手、先手で動くことで周囲へ負担をかけることなく、円滑にことが進むのですね。

加えて、「時に迷惑をかけることもあるので、自分の仕事に余裕のある時は、他の人の仕事を進んで手伝っています」といいます。

自ら「お互い様」の雰囲気を作ることも、戦略的工夫といえるかもしれません。

自分、子ども、夫、みんなにとってベターな環境

働き出して良かったことは?との問いに、

「特に0歳児の赤ちゃんといると、24時間つきっきりでお世話していて自分の時間がまったくないですよね? でも働くと、通勤・昼休憩と、短いながらも自分だけの時間が持てます。これだけでも働いて良かった」と笑いながら答えていました。

続いて、お子さんについては

「お友達と長時間一緒に過ごして、無理なく自己主張ができるようになっているし、楽しそうに過ごしていますね。お友達というより姉妹のような感じですね」

加えて、旦那さんについて

「私が子どもと一緒に寝ちゃった時とか洗い物をしてくれたり、休みの日に掃除したり、洗濯物を干してくれたり・・・。家事への参加率が上がりましたね」

もともと、家事はできるけどしないタイプだといい、「大変そうな雰囲気を出していると(できるので)やってくれます」とのこと。

奥様が仕事を辞めたことに罪悪感を抱いていた旦那さん、家事をすることでそれも多少軽くなっているのではないでしょうか。

一色さん一家にとって、ママが働くことはみなにとって、ベターな選択のようです。

派遣社員だって育休が取れる!

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順風満帆なワーママ生活を切った一色さんですが、その過程では紆余曲折もあったようです。

「派遣で働き始めて1年も経たないうちに、長女を妊娠しまして。3ヶ月更新の契約だったこともあり、次の更新はしませんでした」

その経験があったため、長男の妊娠の際には働いてから妊娠までの期間に気をつけたそうです。

そしてその長男出産の際に、派遣社員ながら育休を取得しました。

「たまたま『年度内に戻ってくれるなら、君を雇う予算があるから(育休を)取ってもいいよ』と言ってもらえたこともあって、育休を取りました。年度内ということもあって、産後2ヶ月半で復帰しましたけど。保育園に入れるまでの間は、また母と夫のフル活用です(笑)」

現在は次男の育休中で復職を待っている状態だそうです。

国の助成をうまく利用して

セミナーに参加したママからは「非正規だと産休・育休が取れるか心配。仕事探しの時に注意したことは」との質問がありました。

「仕事探しの際に注意はしていませんでしたが、派遣元・派遣先に長く働きたい意思をきちんと伝えることが大事だと思います。派遣元の営業担当者に聞くと、育休を取っても辞めてしまう人が多いので、育休後にちゃんと復職する保証がほしいと言われます。営業担当者としてもそれがないと派遣先に話ができないですよね」

確かに、育休後に辞められるのは非正規でなくとも、会社としては困りますよね。

今回のセミナーの運営者である株式会社パソナさんによると、平成17年4月より改正された育児・介護休業法により、それまで対象外とされてきた有期契約労働者の方も一定の要件を満たすことにより、育児休業を取得できるようになっているとのこと。実際、パソナでは多くの派遣登録者の方が育児休業を取得されているそうです。また現在、男女、雇用形態を問わず、国が育休の取得を推進していて、要件を満たせば雇い主に助成金もでるとのこと。

昨年度に始まった制度では、育休復帰支援プランを策定し、育休を取得、育休より復帰させた中小企業には最大60万円も支給されるんです!

「企業の人事でも、この助成についてご存知ない方もいらっしゃるので、雇用形態などを理由に育休が取れないと言われた場合は、『こんな制度があるみたいですけど』と言ってみることも効果的かもしれませんね」とのアドバイスがありました。

 

今回のセミナーもそうですが、国が行っている取り組みにはさまざまなことがありますが、知られていないことが多いですよね。

時に、国のホームページを見てみると、とっても役立つ情報が見つかるかもしれませんよ。

 

 

 

ママの再就職応援セミナー(託児サービス付)


厚生労働省が行っている「平成27年度託児付き再就職支援セミナー運営事業」の一環。再就職を考えているが、育児と仕事とを両立できるか不安、どうしたらよいかわからない方などを対象に託児付きのセミナーを実施している。総合人材サービスを行う株式会社パソナが運営を担当、全国各地で多彩な講師を招き、セミナーを開催している。

パソナグループHP http://www.pasona.co.jp/

ママの再就職応援セミナーHP:http://mama.pasona.co.jp/

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