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2016.01.16

国会議員の育休、子連れ登院はありや?なしや?


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日本で話題となった国会議員男性の育休取得

宮崎謙介衆議院議員が育休取得を宣言し、何かと話題となっている今日この頃。

ネット上では、男性も女性も賛否両論。

ちなみに私は、「男性も女性も育休を取りたいなら半分こずつ取ったらいいんじゃない?」と思ってます。

私の場合、自営業だったりするので、育休どころか産休もろくに取ったことがないのですが、休みたきゃ休めばいいし、働きたければ働けばいいんじゃないの? と思ってます。

自営業だと、休んだらその分、収入が減ってしまうので、お金のことを考えるとあんまり休んでいるわけにもいかず……。

でも、産後わりとすぐに働いたせいか、夫のほうも、子どもが保育園に入れるまでは子連れで打ち合わせや取材に行ってくれて、その間に原稿書かせてくれたりして便利でしたネ!

しかし、周りのサラリーマン共稼ぎ夫婦に聞いてみると、「妻のほうが高収入なので、ボクが育休を取ろうと思ったら、社長まで出てきて反対された」「妻の出産にあわせて休みを取ろうと思ったら、上司などから反対されました、結果、育休は認められず、有休を消化して2週間休みをとるのが精一杯だった」という声が……。

これ、本当はしちゃいけないことですよね。でも、まかりとおってるんですよね。

というイクメンになりたくてもなれないサラリーマンの現状があるなか、ネットのなかにあった反対意見を拾ってみました。

まず、コレ。「国会議員はプライベートも返上してきた」みたいな意見。

国会議員になったらプライベートを返上しなきゃいけないのか!? とびっくりしました。

国会議員は、みんな幸せな結婚も子育てもできないということ? というか、男性の皆さんの多くは結婚していて、女性議員で結婚出産をしている方が少ないということを、逆説的に言い換えただけのような気がしたのは私だけでしょうか。

でも、そもそも、プライベートを返上して、自分の幸せを顧みず国民に尽くしている人たち(ってことになりますよね、それが事実かどうかはさておき)が、国策を練って良いのでしょうか?

よく、「自分が幸せじゃないと人を幸せにできない」とか言いますよね。

それから、「夫婦どちらかが辞めればいい」という意見もありました。

安倍総理が1億総活躍とか言っているのに、専業主婦を薦める? いや専業主夫? それにしても、足並み揃ってないなーと思ってしまいましたね。

ほかにも、「サラリーマンと国会議員を同列に考えるべきではない」という観点から反対意見があったりしました。

でも、そもそも、国会議員の産休・育休についてのルールが整っていないことのほうが問題な気がします。

これを機にルールができるといいですね。

スペインでは子連れ登院が話題に!!

子連れでの登院、あなたは賛成?それとも反対?

子連れでの登院、あなたは賛成?それとも反対?

 

……と日本の現状をお伝えしてみましたが、1月14日、AFP通信より「生後5か月の赤ちゃん連れ登院、スペイン議員に賛否両論」というニュースが報道されました。

13日に招集された下院議会に、多数の新顔議員が初登院。

そのなかで、新興政党ポデモス(Podemos)のカロリーナ・ベスカンサ(Carolina Bescansa)議員は、5カ月になるわが子を膝に乗せて議会に出席したそう。

下院議長の選出では赤ちゃんを抱いたまま立ち上がって投票したとのことで、この様子を捉えた映像について、ツイッターやメディア、政治家たちの間で冷やかしや議論を巻き起こしている様子。

ちなみに国会に託児所があるそうなので、なぜ、預けてこなかったのかは不明ですが、記事によると、賛成派は赤ちゃんにとっては母親の腕に抱かれているのが最上と主張する一方、反対派は議会が赤ちゃんにふさわしい場所なのかと疑問を呈しているそうです。

それにしても、子連れで国会なんてファンキーですよね。その席で授乳をしたら、さらにファンキーです。

さて、BRAVAの編集会議ですが、保育園に預けられる人は預けてきますが、保育園に通わせていないご家庭はもちろん子どもを連れてきています。

特に今まで問題も起きたことがないし、泣いて大変だったということもありません。

連れて来るお母さんは、道中子連れに優しい駅や道ばかりではないので大変ですが……。

誰もがスムーズに保育園に入れるわけではないし、お母さんの体調だって妊娠中から産後まで人によって様々です。

予定を立てていても、その通りにいかないのが、妊娠・出産。予定を立てれば、大抵の場合、その予定どおりにことが進む仕事とは異なります。

だから、妊娠・出産に対しては、仕事も周りの人も、臨機応変に対応するしかないんじゃないのかなあ? と素朴な疑問を持ってしまうのですが……。

そういった意味では、つわりなどがひどかった妻のために育休を取ろうと思い立った宮﨑議員の行動は、なかなか褒められた行為じゃないかと思うんです。

産後、体が元に戻らないなか、夫が家にいてくれて、家事全般をやってくれると本当に助かりますし、一緒に子育てをしていると心強いですし……。

この育休問題って、もっと単純に、こうしたら家族が幸せとか、こうしたら夫婦が楽しくいられるとか、そういった視点で物事進めていけないのでしょうかね?

 

 

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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