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2016.02.21

【妊娠中は特に注意】決して過去の病気じゃない「梅毒感染」が拡大中! 感染を防ぐには?


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梅毒感染が拡大中。特に女性は倍増!

梅毒……って病気、聞いたことありますよね? なんとなく、“過去の病気”と思っていませんか?

遊女がかかるものとか、加藤清正ってこれで死んだんだよね? とかいうイメージで、現代平成日本に生きる私たちとは関係のない病気だという認識のかたもいることでしょう。

調べてみると、杉田玄白は「毎年治療する患者1000人のうち700?800人が梅毒」だという言葉も残しているそうで、昔々はとても流行っていたようです。

しかし、1928年にペニシリンという薬ができ、日本でも戦後の1947年頃から使われはじめました。その流通と同時に「完治できる病気」になり、昭和も中盤に差し掛かるころには、もはや絶滅したような雰囲気さえありました

そんな梅毒ですが、2015年……ええ、去年の話です……急増しているそうなのです。

2月16日の朝日新聞のニュース「梅毒感染が拡大、女性は倍増 妊娠中なら胎児に悪影響も」によると、2015年の女性患者数は2014年の2倍に増えているとのこと。

せっかく絶滅しかかった梅毒が…!?

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ニュース記事によると、日本の感染者は1948年には22万人近かったのが、90年代以降は1000人を下回り、ほぼ横ばいが続いていた(国立感染症研究所のデータより)。

しかし、2010年から再び増加傾向に転じ、昨年は2600人を超えたとのこと。

中でも女性の増加が目立ち、その76%を15~35歳が占めているそう。

妊娠時に感染していると、胎盤を経由して胎児にも影響があり、赤ちゃんが先天性梅毒になる可能性もあります。

現在、妊婦検診では妊娠初期(13週まで)に1回、梅毒を含めた性感染症の有無を調べることになっています。

「受けた受けた!」という記憶があるのでは? そのほか、クラミジアも公費検査に含まれていますが、そのほか、HIVや風疹の抗体も同時に無料で調べてくれる自治体もあります。

この妊娠初期に、梅毒感染に気づき、薬を飲めば赤ちゃんも一緒に完治できます

けれども、その後の妊娠中期以降に感染すると、赤ちゃんの感染に気づくこと自体難しくなってしまいます

実際、母子感染もわずかですが見つかっているそうです。

梅毒を防ぐには?

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梅毒はスピロヘーターと呼ばれる細菌の一種で、「梅毒トレポネーマ」というものが原因で起こります。

この細菌は、皮膚や粘膜の小さな傷などから血液中に菌が入り込んで感染してしまいます。

セックスでコンドームを適切に使うことである程度は防げますが、?オーラルセックスやアナルセックスのほか、ときにはディープキスでも感染してしまうそう。

結構、感染しやすいんですね……という印象です。

ちなみに自覚症状は、感染から約3カ月後に起こります

まずは、感染個所の皮膚や粘膜にしこりができることからスタートします。

痛みは特になく、2?3週間で消えてしまうため、この時点で気づかない人も少なくない様子。このために、感染が拡大しているのかもしれませんね。

その後、第2期(感染後3カ月?3年)にバラ疹という湿疹が全身にできます。この段階で感染に気づき、治療をすることが多いようです。

しかし、ここで治療をしないと、再び症状はおさまってしまい、ゆっくりと時間をかけてさらに症状が進んでいきます。

第3期、第4期になる人は現在ではまれとのことですが、症状を書いておきますと、第3期(感染後3?10年)では結節性梅毒疹やゴム腫という症状が出て、第4期(感染後10年以上)ともなると血管や神経、脊髄までもが梅毒に冒され、やがて死にいたります。

早期に発見して治療すれば、後遺症などもなく治る病気なので、本来それほど怖くはないのかもしれません。

ただ、母子感染して治療を行わないと、50%が死産、50%が先天性梅毒になってしまうそう。

なぜ、今更、急激に梅毒感染が増えているのかは調査中なのでしょうが、用心するにこしたことはなさそうですね。

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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