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2016.02.28

とある“危険要素”がある、ママを早期発見!? そんな問診がスタート


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産後うつにかかる人は産後ママの10%!!

?2時間おきの授乳でおっぱいに栄養を取られるし、睡眠不足になるしでフラフラしているのが産後ママ

産後うつにかからなくても、本当に大変な時期です。

さて、2月22日、毎日新聞より「<産後うつ>問診で早期発見へ 日産婦など対策指針」というニュースが報じられました。

この記事によると、来年改定する産婦人科診療の診療ガイドラインに、「産後うつ」に関する具体的な対策を初めて盛り込むそう。

現行のものは、産後は精神障害が起こりやすいので注意するなどと記載だけなのだそう。少々驚きです。

しかし、改訂することでことで、産後うつになる危険性が高い女性を出産後の早期だけでなく、妊娠中からも見つけ出せるようになるそう。

ちなみに産後うちは、ホルモンバランスの急激な変化や育児ストレスなどから起こるもの。産後の女性の10人に1人がなるとされています。

10%といったらかなり高い割合です。

また、産後うつにかかることで、子どもの虐待や育児放棄、本人の自殺に繋がる可能性もあります。

実際、厚生労働省が児童虐待による死亡例を調べた結果、母親の産後うつが原因と考えられる例が4.4%あったそう。

ハイリスクなお母さんをフォローする仕組みづくりを

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このガイドラインでは、産婦人科を初めて受診した妊婦に対して、過去にうつ病や統合失調症になった経験や、パートナーからの暴力、自傷行為の有無などの問診を行うことが、産後うつになりやすい女性を見つけ出すのに有効とされています。

以前、児童相談所に勤務していた女性に取材をした際、低年齢の母親やシングルマザー、貧困家庭は虐待のリスクが高いということを話していました。

夫婦関係が崩れたことによる精神へのダメージによって子どもに被害がいってしまったり、そもそも貧困や精神的な病気で子育てどころか自分の生活自体もなんともできない状態だったりと、一筋縄ではいかない状況があるそうです。

私の場合、22歳、未婚、出産を理由に解雇されて無職……という状況での出産だったため、実は出産当時、区役所から目をつけられていました(笑)。

通常より児童手当関係が早くおりたり、保育園にスムーズに入れたりという面でのありがたみだけでなく、金銭面や生活面で恥ずかしいこともつらいことも親身になって相談に乗ってくれる年上の女性が身近にいたことはとても助けになりました。

もし、妊娠中に区役所に駆け込んでいなかったら、笑顔での子育てはできなかったことでしょう。

 

新生児を殺した高校生カップル

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さて、2月25日、朝日新聞より「新生児殺害容疑、母親の高校生と男子高校生を逮捕」というニュースが報じられました。

この記事によると、静岡県に住む10代の女子高校生と交際相手の10代の男子高校生を、生んだばかりの男の赤ちゃんを殺害、死体を遺棄したとして25日に逮捕したそうです。

2人は、「悩んでいてどうすることもできなかった」と容疑を認めているとのこと。

そもそもこの事件が発覚したのは、病院の通報によってでした。女子高校生が2月10日に体調不良で病院に行った際、診察をした医師が産後の症状だと気づき、事情を尋ねたところ、男子高校生が病院に遺体を運んできたということです。

親や学校の先生は気づかなかったのか……? と思うところでしょうが、学校を休んだり、家出を繰り返していたりする女の子だと難しいでしょう。

体型によっては、臨月くらいにならないと気づかれないという場合もあるので、なんとか無理矢理隠して隠して、結局自宅かどこかで生まれてしまったということなのでしょう。

もし、妊娠中にヘルプを求めていたら、その時点で行政の手が入って、産後にも様々な選択肢があることを少女たちは知り、赤ちゃんの死は避けられたでしょう。

産後うつを早期発見するガイドラインは、きっとこういった悲しい事件をも少なくしてくれるものになるはずです。

けれども、もうひとつ大切なのことがあります。それは、今回の少女のようなハイリスクの女性が、ヘルプを求める場所を知る、ヘルプを求めていいのだと知る……そういったことを周知させていくこと。

“知らなかった”が引き起こす事件を減らすためのアピール。難しいことですが、必要なことですよね。

 

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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