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2020.07.19

家族を守るための防災グッズ・備蓄リスト!熊本地震経験者が実際に役立ったもの


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2回にわたって熊本地震で被災した母娘のリアルストーリー(前編はこちら、後編はこちらから)をお伝えしました。

この体験から母親として多くのことを学んだので、それをみんなに伝えておきたい」と実際に役立った防災・備蓄リストを送ってくれました。それを是非皆さんにも共有したいと思います。しかし、これらはあくまで「実際に使って役立った・便利だった」という個人的な意見なので、家族構成やお子さんの年齢によっても変わります。各省庁などの防災リストと照らし合わせてご利用ください。

ライフラインが止まった時、活躍したキャンプグッズ

今回、電気が復旧するまでに2日、水道・ガスが戻るまで3日かかったそうです。その間、自宅前でアウトドア生活を余儀なくされました。幸い、キャンプグッズも揃っていたのでそれが役に立ったそう。キャンプ用でなくてもカセットコンロがあれば代用できますが、ポリタンクは有った方が良いかもしれません。場所をとらない、折りたたみ式のもあるので探してみてください。

【防災グッズとして用意しておくべき物】

・懐中電灯

・ミネラルウォーター(2リットルを最低6本)

・20Lぐらいのポリタンク(蛇口付きが好ましい。配給された水を入れる)

・紙皿紙コップ割り箸プラスティックのスプーン&フォーク

・サランラップ(お皿に敷いて使うとお皿を洗わなくて済む)

・軍手

・キャンプ用のガスコンロ&飯ごう

・カセットコンロ&ボンベ

・ランタンもしくは長時間持続タイプのろうそく

・ウエットティッシュ

・手ピカジェル

・ラジオ

【車に積んでおくと備えになったもの】

・カーコンセント(車のエンジンをかければ携帯の充電ができる)

・毛布orひざ掛け

やはりお米と缶詰は、日頃からの備蓄が必要に

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水も出ない、電気も来ないとなるとなかなか調理はできません。温めてすぐ食べられるものや、白ご飯を炊いたおにぎりが中心になります。栄養が不足しがちなレトルト食品に、タンパク源をプラスする意味でも大豆の缶詰もしくはフジッコのお豆さんシリーズとかが便利。あとはお菓子ばかりでなくフルーツの缶詰は子どもたちがとても喜んだそうです。

【実際に役立った備蓄していたもの】

・お米、もしくはアルファー米(お湯を注げば出来るご飯)

・ふりかけ(飯ごうで炊いたご飯はすぐに食べきれないので残りはオニギリに)

・大豆の缶詰(被災時に不足しやすいタンパク質が豊富)

・フルーツ缶(子どものおやつに)

・トマト缶(豆と炊いてスープなど)

・鯖や焼き鳥などのすぐに食べられる缶詰類

・カップラーメン

・レトルトカレー

・カロリーメイト

・子どものおやつ

救援物資で助かった!=備蓄しておくと便利なもの!

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今回は大きな余震の後、すぐに関西にお住いのお姉さんからその日中に宅急便で救援物資を送ってくださっていたそうで、その日の荷物は翌日無事に着きましたが、その翌日に本震がありました。その後の荷物は一切届かず…Amazonなどでいろいろ頼んでみるも届いたのは結局1ヶ月後だったそうです。しかし、物資でありがたかったものは備蓄しておくと便利なものなので、これも要チェックです。また、今後どこかで身内や友人が被災した時にこういうものが喜ばれる、ということで記憶しておいても良いでしょう。

【救援物資で有り難かったもの】

・ミネラルウォーター

・トイレットペーパー

・キッチンペーパー

・フジッコのおかずシリーズ

・ウィダーインゼリー

・着圧靴下

・生理用品

・子供の遊び道具

・野菜ジュース

・カップラーメン、カップうどん、カップ釜飯

・うどん、そば、そうめんの乾麺

・サランラップ

・缶詰

・栄養補給系のお菓子(カルシウム入りウエハースや、ソイジョイみたいなもの)

・サトウのご飯

・豆乳(常温保存が出来る!)

・レトルトカレー&ハヤシライス

・基礎化粧品のサンプル

・赤ちゃん用おしりふき(いざとなれば大人の身体もふける)

安全な自宅作りとして確認しておくこと・意識しておくこと

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最後はもし地震が来ても、家財や落ちてくる荷物でケガをしないための安全対策を確認しましょう。これは日常的なことなので、習慣化できるようにできるところから始めて見ては? また、避難場所の確認などは一度すれば良いことなので、今回の地震を機に家族で話し合おうと思いました。

【家族を守るためのチェックリスト】

・家具に転倒防止対策をすること

・危険な物を高いところに置かない

・寝室には背の高い家具や荷物を置かない

・残り湯をためておくこと

・非常備蓄の整備を習慣づけること

・被災時に別の場所にいた事を想定して、夫とは避難場所を決めておく

・子どもの学校や幼稚園の引き渡しの方や避難場所の確認

以上、三回に渡ってお伝えしましたがいかがでしたでしょうか? 日本に住んでいて、決して他人ごとではないので、この震災経験をぜひ参考に今後の防災意識に役立ててほしいと思います。と言いながら私も、防災グッズを押し入れ奥にしまいこんでしまっているので、再度中身や食品類の賞味期限などを確認しつつ、もっと玄関の入り口近くに防災・備蓄コーナーを設けようかなと思いました。

 

※この記事は2016年6月に公開されたものです。

飯田りえ

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