それでもママは働く 未来と自分を信じて ワーママ・プレワーママの共感サイト| BRAVA(ブラーバ)

2016.07.31

命の大切さを改めて考えさせられた「相模原の殺人事件」


5a90c974f918b04e8967eb0a2c38820e_m

殺人が救い? そんなバカな!!

7月26日(火)、「障害者ら刺され19人死亡26人負傷、男逮捕 相模原」といった衝撃的なニュースが朝日新聞などから報じられました。このニュースを見た時、「何? もしかしてテロでも起きたの?」と感じた方も少なからずいたのではないでしょうか。私は「とうとう日本でも……?」と最初は思いました。

しかし、その後、ニュースの続報が入るたびに、さらなる衝撃を受けた方が大半だったのではないかと思います。

植松聖容疑者は、事件を起こした障がい者施設の元施設職員で、内部事情について詳しく知っており、計画的に犯行を起こしたとされています。「夜勤の職員を縛って鍵を出させてから入所者を刺した」と供述しており、職員の身動きを取れなくしてから重度の障がい者のもとへいき、「(複数の障害がある)重複障害者を救ってあげたかった。後悔も反省もしていない」「重複障がい者が生きていくのは不幸だ。不幸を減らすためにやった」という供述もしており、一方的で歪んだ価値観で抵抗できない人を狙って事件を起こしています

この事件を受け、「全国手をつなぐ育成会連合会」(知的障害者と保護者による団体)は、「奪われた命はかけがえのない存在だった。国民の皆さまには、障害のある人一人ひとりの命の重さに思いをはせてほしい」とする声明を出し、時事通信などのニュースで報じられています。この声明を読むまでもなく、今回のニュースでは改めて「命とは?」を考えさせられた方も多かったのではないでしょうか。

命に大切さ、どう学ぶ? どう教える?

5bc69aa3afc61f4c15ad3d5234bf4092_m

今、学校教育ではいじめ問題などにも熱心に取り組んでいて、「命の大切さ」ついて教育する時間も設けられています

探してみると、兵庫県教育委員会は、平成17年度「命の大切さ」を実感させる教育プログラム策定委員会を設置し、発達段階に応じて命の大切さを実感させる教育プログラムを研究・開発していると発表されています。

興味のある方は見てみると良いかもしれません。(詳しくはこちらから)

というわけで、夏休みということもあり、親子で「命の大切さ」を考えられるような取り組みを探してみました。

中国放送×広島電鉄 被爆電車特別運行プロジェクト

これは昨年、戦後70年ということで特別に運行した広島電鉄の被爆電車が、今年も運行されるというものです。残念ながら8月の運行は、もう締め切ってしまいましたが、走る姿を眺めるだけでも、戦争や命について思いを巡らせることができそうです。

三陸鉄道 三陸被災地フロントライン研修

10人以上で申し込まなければならないのですが、被災地を電車で巡ることができます。2011年より実施していて、さまざまな視点で「次の震災に備える」ことを目的にしています。被災地を目の当たりにすることで見えてくる「命の大切さ」もありそうです。

NPO法人ホロコースト教育センター

こちらは学校で出張授業を行うNPO法人です。資料などが充実しているため、夏休みの自由研究にも良さそうです。

公益社団法人 誕生学協会

「生まれてきたことが嬉しくなると、未来が楽しくなる」をコンセプトに活動している団体。「自分がどんな風にお母さんのお腹の中で成長してきたのか」「自分自身の産まれてくる力」など『誕生』を通して、命の大切さを学べるワークショップなどを行っています。

明治神宮いのちの森 いきもの図鑑プロジェクト

人間も自然そのもの。「いのちの森」の一部であるということを土台とし、明治神宮の森に暮らす動物・植物・菌類・コケ類などたくさんの「いのち」を観察するワークショップを行っています。

探すとまだまだありそうです。

ところで以前、うちの近くの神社にノラ猫の兄弟が6匹ほど住んでいました。箱に入れられていたので、誰かが捨てていったのでしょう。見るたびに少なくなっていったので、心優しい人がもらっていったのかもしれません。そのなかの1匹に、勝手に「ダメ子」と名付けていた子猫がいました。

結膜炎で目がつぶれ、鼻水をダラダラといつも垂らしていて、痩せっぽちの小さな小さな仔猫でした。ダメ子なので、餌争いではいつも負けていて、最後のほうにオズオズと食べる姿がなんとも可愛い子でした。私がダメ子を好きなことに途中から気づいたのか、通りかかるたびに、寄ってくるようになりました。ダメ子なりに生きるために知恵を振り絞っていたのだろうと思います。

でも、ノラの世界だとその体で生きていくのは厳しかったのかもしれません。1年もしないうちに姿を見なくなってしまいました。よくノラ猫の被害に困っている家が「ノラ猫に餌をあげないでください」などと貼り紙をしてあることがありますが、不思議な話だなあと思うのです。

勝手に生きているノラ猫に、公園など公共の場で餌をあげるのを、近所の住民が反対をする……つまりネコを生きさせないようにする権利って、その人にあるのだろうか? と私は思うんです。

猫と人間は違うと言う人もいるのかもしれません。でも、猫にも人間にも命は1つだけ、それは変わりなくあるんですよね。

命というと、なぜか私はあのダメ子を思い出してしまうのです。

命の大切さは身近なことでも学べますが、せっかくの夏休みなので、ワークショップなどに足を運んでみるのも、よい経験になりそうです。

 

 

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


, ,
  • 関連記事はありません