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2016.10.30

飲酒運転にNO!警察が手作り動画を公開、その内容とは?


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飲酒運転にまつわる手作りドラマの素朴感にドキッ

10月21日、「飲酒運転だめ 県警が手作りドラマ」というニュースが山梨日々新聞電子版より報じられました。

記事によると、10月20日より山梨県警が作った飲酒運転防止を訴える動画をYoutubeにて公開しています。この動画はドラマ仕立てになっており、3分弱とコンパクトにまとめられています。飲酒運転の検問から始まるストーリーはテンポよく進んでいき、酒気帯び運転で免許が取り消しになると、その後2年間は免許を取得できなくなり、仕事や家庭にも影響があるという内容がギュッと詰められています。

山梨県警は「自身に置き換え、わが事のように感じてほしい」と呼び掛けているそうです。

その動画はコチラ。タイトルは「後悔~飲酒運転の果てに~」。

 

素朴なストーリーと一生懸命演技している様子が、なんとも心を打ちます。なんと出演は現役の警察官たちとその家族。シナリオづくりから、動画の撮影や編集も手掛け、完成まで1カ月かかったそう。

映像から醸し出される頑張りを見て、「はい、飲酒運転はしません」と言いたくなるほど……。

山梨県は、平成27年中の、飲酒運転による人口10万人当たりの交通事故件数は全国ワースト2位。(平成24~26年は全国ワースト3位)。

また、昨年1年間で、飲酒運転で摘発は255件、免許取り消し処分を受けたのは228人に上っているそうです。

ほかにも「園児からのメッセージ Part3 みかさこども園Ver.」とういカワイイ動画もYouTube山梨県警察公式チャンネルにはアップされていました。

 

県警は今後も事故防止に向けた情報を発信していく予定だそうです。続編も計画されているとのことで、楽しみなところです。

さて、飲酒運転の厳罰化がスタートしたのは平成19年。平成21年からは行政処分が強化され、飲酒運転事故は年々減少してきました。しかし、近年、下げ止まりの傾向にあるそう。

警察庁のホームページによると、飲酒運転の死亡事故率は飲酒をしていないときの7.8倍にもなるとのこと。

その理由は、安全運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力などが低下してしまうため。

深夜まで公共の交通機関が運行され、駅から自宅まで徒歩で帰れるようなところに住んでいれば、それほど不便は感じないかもしれません。でも、地方に住んでいて車がないとどうにもならないようなところで、外でお酒を飲みたいと思うと、タクシーや運転代行が必須となってしまいます。いきつけの居酒屋やスナックから自宅まで10kmなんていうこともあるでしょう。

こうなってしまうと、外でお酒を飲むということが、かなりの出費を強いられてしまう贅沢な行為になってしまうわけです。

飲酒運転の肩を持つわけではありませんが、そのあたりの金銭的な負担の部分をどうにか考えていかないと、これ以上減らすのは難しいのかもしれません。

自分は大丈夫という過信が事故の元

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ここでちょっと自分の体験談を書いてみたいと思います。

長男が産まれたのは平成11年なので、しばらく飲酒運転は厳罰化されていませんでした。ある時、みんなでホームパーティーをしてお酒を飲んだ時に、飲酒した人の車で自宅まで送ってもらうことになったことがありました。まだ赤ちゃんの長男を抱いて、後ろの席に乗ったのですが、びっくりするほど乱暴な運転……。

「ひーっ、これ、絶対事故起こす! 殺される!」と、恐怖を感じたことがありました。お酒を飲んだ場所から自宅まで5000円くらいの距離で、時間は22時くらいだったでしょうか。小さな子どもを連れて1人で電車に乗るはためらわれる時間で、まだ20代前半だった私に5000円の出費は痛いものでした。それをケチりたくて、飲酒した人の車に乗せてもらったのですが、大失敗。

途中で思わず、「ここからタクシーで帰るから、今すぐ下ろして」と怒鳴って、下ろしてもらい、そこからタクシーで1人帰ったことがあります。運転は上手な人だったのですが、そういう人ほど自分の力に過信して「大丈夫、大丈夫」と判断が甘くなるのかもしれません。

最後に警察庁のホームページより、飲酒運転の罰則一覧を紹介したいと思います。

【行政処分】

酒酔い運転

(「酒酔い」とは、「アルコールの影響により車両等の正常な運転ができない状態」をいう。)

  • 基礎点数35点/免許取消し/欠格期間3年(※)

酒気帯び運転

  • 呼気中アルコール濃度0.15mg/l以上 0.25mg/l 未満⇒基礎点数13点/免許停止期間90日(※)
  • 呼気中アルコール濃度0.25mg/l以上⇒基礎点数25点/免許取消し/欠格期間2年(※)
  • (※)前歴及びその他の累積点数がない場合
  • (※)欠格期間とは、運転免許が取り消された場合、運転免許を受けることができない期間

【罰則】

車両を運転した者

  • 酒酔い運転をした場合
5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
  • 酒気帯び運転をした場合
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

車両を提供した者

  • (運転者が)酒酔い運転をした場合⇒5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
  • (運転者が)酒気帯び運転をした場合⇒3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

酒類を提供した者又は同乗した者

  • (運転者が)酒酔い運転をした場合⇒3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
  • (運転者が)酒気帯び運転をした場合⇒2年以下の懲役又は30万円以下の罰金

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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