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2016.12.11

預金にも時効がある!?【休眠預金】って一体なに?どんなことに使われるの?


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休眠預金が毎年1000億円生まれている!! ところで休眠預金ってナニ?

「休眠預金で子ども支援 毎年500億円、法案成立へ」というニュースが朝日新聞より報じられたのは12月2日のこと。我が家の銀行口座を振り返った方も多いのではないでしょうか。私もこのニュースを見ながら、「そういえば、あの口座、10年以上放置しているなあ」なんて思った口座がありました。

さて、「休眠口座」って一体なんでしょう?

■休眠預金とは

最後の取引(お金の出し入れ)や定期の場合は満期日から一定以上の月日が経った口座のこと。つまり長期間、預け入れや引き出しが行われずに放置されている銀行口座。かつ、預金者本人と連絡のつかないものをいいます。銀行では10年、ゆうちょ銀行では5年以上経過したものを休眠預金としています。

■休眠口座は銀行のもの?

全国銀行協会などの内規では、休眠預金のうち残高が「1万円未満」であれば金融機関の収入になり、1万円以上の場合は預金者に通知が届いたと判断されれば通常の預金になります。

…という説明が朝日新聞だけでなく、多くのサイトなどでもされていますが、銀行の収入といっても、銀行が横取りしているワケではないようです。単純に「銀行の収入としてカウントする」ということで、預金自体はもちろんご本人のもの。通帳やカードをもっていけばいつでも払い戻してくれます。

ところで、なぜ、銀行の収入になってしまうのかというと、「時効があるから」。

商法では5年、民法では10年経つと時効を迎え、本来権利を失ってしまっても仕方がないというものなんですね。

で、日本では、この休眠預金が毎年約1000億円も新たに生まれているということです。

まもなく年の瀬。家の大掃除をしていると、なぜか「こんなところからお金が!」とお金が出てくることがありますが、口座もチェックしてみるとよさそうですね。

使わないお金は世の中のためのもの…でよくないですか?

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さて、今回のニュースで報じられた休眠預金活用法が施行されたらどうなるでしょうか。通知手続きを経た後に、預金保険機構に移されます。その後、公益活動にたずさわるNPO法人や自治会などの団体を公募して、助成・貸し付け・出資などがされるということです。

ニュース記事によると、議員が休眠預金についてSNSで投稿すると、「預金が横取りされる」という意見が寄せられるそうです。国会の審議でも、「国民の理解が得られているとは言えない」という見解があるとのこと。

人って、「なくなる」「自分の手から離れる」と思うと、急に惜しくなる生き物ですよね(苦笑)。

でも、断捨離しましょうよ!

それに、この休眠預金は、銀行員の給料になるわけではありません。「難病の子どもをもつ家族の支援」「児童養護施設に入っている子どもの進学支援」など、社会で困っている人たちのために使われることになっています。

それに、休眠預金の大半は残高1万円未満だそうです。

以前、相続の取材をしたときに、「口座の残金が数千円みたいなものは『見なかったことにしよう』と思った。手続きのほうが断然大変なのよ」という話を聞きました。おそらく、休眠預金の大半はそういう口座なのでしょう。

ウチにも、「そういえば……」という口座がありますが、以前、仕事の関係で作った口座で数百円しか入っていないと思います。千円単位じゃないとATMで引き出せないため、「解約にいくのも面倒だし……」と放置してしまうんですよね。

もうこれは気前よく(!?)この「休眠預金活用法」に差し上げたいと思いました。解約の手続きに行く手間を省き、必要な方のためになるのだったら、こんなに喜ばしいことはありません。

というわけで、なかなか「日本もやりおるなー」というステキな法案がとおって嬉しいね! と思う子育て真っ最中のワーキングマザーでした。

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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