それでもママは働く 未来と自分を信じて ワーママ・プレワーママの共感サイト| BRAVA(ブラーバ)

2016.12.24

【小1プロブレム】ってなに? 子どもの発達状況を把握する特性検査がスタート!? 


a0b9dbc6831dd60a73edb33c27dd4a86_m

子どもの特性・発達状況を早期に確認

12月15日、佐賀新聞より「基山町、4歳児に特性検査『小1プロブレム』解消へ」というニュースが報じられました。

このニュースは、佐賀県三養基郡基山町で、4歳児を対象に、発達状況を把握する「特性検査」を始めることを報じたもの。この特性検査は、「新版K式発達検査2001」という手法で、「姿勢・運動」「認知・適応」「言語・社会」の3領域の特性を調べられるとのこと。この調査によって、保護者や関係機関が子どもの得意なこと、不得意なことを把握することができます。

小学校に入る前の幼稚園や保育園という早期に分かることで、通園中から支援が可能に。その事で、小学校入学直後の児童が学校に適応できない「小1プロブレム」を解消できるのではないかという期待をもって取り組む事業になると書かれていました。

また、佐賀県では2009年度より、1歳半と3歳時の検診での「自閉症児等スクリーニング」が全市町で行われているそうです。

松田一也基山町長は「早期に子どもの特性を把握すれば、サポートにより長い時間をかけられる。基山モデルを確立し、全ての子どもに優しい町であり続けたい」と話しています。

小1プロブレムってどんなもの?

03f467ce76d5db64e25711ed506be302_m

ところで「小1プロブレム」とは一体どんなものをさすのでしょうか。少々調べてみました。

《小1プロブレムとは!? 》

  • 小学校に入学したばかりの1年生が「集団行動がとれない」「授業中に座っていられず立ち歩いてしまう」「先生の話を聞かない」などの行動が数カ月続いてしまうこと
  • これらの行動により授業が成立しなくなる状況も起きている
  • 1カ月程度でおさまり、小学校に馴染んでいったものが継続してしまうことで注目されはじめた

《原因は?》

家庭での育児の状態や教師の指導力不足などと言われることもありますが、一概にこれが原因だと片付けられるものではなく、様々な原因があると言われています。

  • 幼稚園や保育園と小学校とのギャップ(遊びが中心の幼稚園・保育園と違い、長時間椅子に座っていないとならないのが小学校。そのため、子どもが変化についていけない)
  • 少子化、核家族化、単親家庭などにより様々な生活体験の機会が減っている
  • 地域社会の崩壊によって、子どもたちに人間関係が不足している

などが原因ではないかと言われています。ほかにも、子どもの性格や発達段階など様々な原因が重なって起こるもののようです。

《対策は?》

地域社会での交流の機会を増やしたり、幼稚園・保育園と小学校の交流の機会を設けたりと、様々な取り組みがすでに行われている地域もありました。

家庭でもできることがありそうです。祖父母や親戚など、様々な年代や関係性の人と交流をもったりすることも役立ちそうですが、富山総合教育センターが公開しているホームページのなかに小学校1年生になるまでに身につけておきたいことがまとめられていましたので、ご紹介したいと思います。

<生活面>

1. 基本的生活習慣を身に付ける。
●規則正しい生活リズム(食事・睡眠など)

●身辺整理(片付け・身支度・衛生など)

2.集団のルールを守る。
●日常のあいさつ
●安全への配慮(交通ルール・善悪の判断等)

3.集中して取り組む。
●嫌いなこと・苦手なことにも取り組む。

4.人の話を聞く。
●相手の思いが分かる。

5.自分の思いを言葉にして伝える。
●嫌なことは嫌と言える。正しい言葉づかいをする。

<情緒面>

1. 基本的信頼感を獲得する。
●認められる体験、認められる満足感、その子のよさが発揮できる場を設ける。

2.自分が役に立っているという自己有用感をもつ。
●取り組んだことは、あきらめず最後までやり遂げようとする。

3.自分の思いをコントロールできる力を高める。
●多少、嫌なことでもみんなでしている時は、がまんできる。

● 友達と一緒に遊び、よい所は認め、悪いと思ったら謝ることができる。

<認知面>

1.メタ認知力を高める。
●自分が体験したことを言語化したり、何をしていきたいか表現したりする力を身に付ける。
2.自分で考えようとする力を高める。

●指示で動くのではなく、自分で考える力を付ける。

●生活や遊びの中で、時期・時間に関心をもって行動しようとする。

●物事をとらえるとき、自分なりに理解しているかをチェックする力を高める。

●人の話を落ち着いて聞き、行動に移すことができる。

(富山総合教育センター「小1プロブレム」より)

<参考サイト>

富山総合教育センター

文部科学省

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


, ,