それでもママは働く 未来と自分を信じて ワーママ・プレワーママの共感サイト| BRAVA(ブラーバ)

2017.01.15

「子どもの貧困対策」と「食品廃棄ロス対策」が結びついた活動がスタート!その内容とは?


c1d2bc1847543ab84d5efad476e80a1c_m

日本で深刻な相対的貧困対策に…

子どもの6人に1人が貧困…。そんなことを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。必要最低限の生活を維持するための食料や生活必需品を購入できないほどの貧困を絶対的貧困と呼ぶのに対し、所得格差が広がることで起こるのが相対的貧困。

日本で深刻化しているのは、生きていくことはできるけれど、所得の中央値の半分を下回っていて、様々なものを享受できない環境に陥っている状態です。

さて、そんななか「『フードバンクおおいた』設立半年 『相対的貧困』の把握課題」というニュースが1月8日大分合同新聞より報じられました。

記事によると、県社会福祉協議会が立ち上げた「フードバンクおおいた」が設立から半年が経過したとのことです。この「フードバンクおおいた」は、食べ物に困っている人に無料で食品を提供しています。これまでに、米や缶詰などの食材を約4.5トン分提供してきました。

フードバンクおおいたのホームページ(ホームページはこちらから)によると、食材の流れは次のとおり。

<食材の流れ>

企業や個人から寄付された食材

大分県福祉協議会「フードバンクおおいた」に集められる

市町村社協福祉施設、NPOなど(個人や法人)、民生委員・児童委員へ

  • 生活困窮者
  • 相対的貧困児童、母子
  • こども食堂
  • 施設、団体
  • 避難所、福祉避難所、在宅被災者

などに食材が渡るという形で活動しています。

しかし、現在はまだ相対的貧困の子どもたちに食品を届ける仕組みづくりが課題として残っている状況。もちろん食材は、社協などへ相談に訪れた生活困窮者に手渡すなど役に立っています。

どんな食材が寄付されているの?

7ea8ca07a08dcc024afc42a8d3b36836_s

さて、この食材はどのようなものなのでしょうか。

フードバンクおおいたのホームページによると、「包装の破損や印字ミス、賞味期限・販売期限等の理由により、品質には問題がない食品まで廃棄されている」ということで、質に問題はないけれども市場には流通させられない食品などを企業や個人から募っています。

政府公報オンラインによると、日本の「食品ロス」は年間約632万トン。これは、日本人1人当たりに換算すると、毎日お茶碗約1杯分(約136g)のご飯の量を捨てていることになるそうです。

貧困対策になるだけでなく、食品ロス対策にもなるという画期的な取り組みなんですね。

また、将来的には大規模災害発生時の避難所・福祉避難所、在宅避難者への食料提供の仕組みづくりにも貢献できるのではないかと期待を寄せながら、「フードバンクおおいた」は活動しています。

1人あたりの1日の食費は329円!?

82ebf1173871fb99d9deff9bda1b2e4d_m

日本の貧困家庭の子ども達がどれくらいの水準で暮らしているのか調べてみました。NHKクローズアップ現代のホームページによると、1人あたりの1日の食費は329円とのこと。300円に満たない家庭も半数近くあるとのことでした。

1食ではなく1日です。1食あたりにすると200円以下ということになります。食事も炭水化物に偏りがちで、栄養バランスのとれたおかずを1日に一度も食べていない家庭は8割以上という結果になっていました。

栄養不足のために体重が減ったり、貧血で倒れたりした経験を持つ子どももいました。

大量の食品ロスがある一方で、貧困のため満足な食事を摂れず健康を損なってしまう子どもがいる……こんなアンバランスを少しでも解消できることを祈るばかりです。

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


, , , ,