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2017.03.11

ヤマトの宅急便値上げ!便利な【ネット通販】これからどうなる?


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ワーママには便利なネット通販

ヤマト運輸、運賃引き上げ ― 9月末めど、コスト回収へ方向転換」というニュースが、日刊工業新聞電子版より3月8日に報じられました。

この記事によると、ヤマト運輸は個人向けの宅急便の基本運賃を、9月末までに引き上げる方針を明らかにしたとのこと。基本運賃の引き上げは、消費増税を除くと27年ぶりのことだそうです。

さて、今や私たちの生活と切り離せないのが「通販」。日頃多忙で、買い物の時間もできるだけ節約したいワーキングマザーは、通販を愛用している方も多いことでしょう。我が家も例外に漏れず、特にAmazonと楽天は1か月に何回利用しているんだろう? というほど。エコ系洗剤、オーガニックのお茶、圧搾の油などスーパーやドラッグストアで入りにくいもの、お米などの重いもの、オムツのようにかさばるものは本当に便利です。

試しに2月に何回、我が家が通販を利用したか、楽天とアマゾンで調べてみました。

<楽天>

■回数……2回

■購入したもの
1. 次年度使う子どものリュックサック、自宅で使うクッション……約1万円⇒こちらは送料を無料にするため7,000円以上のまとめ買いをしました。
2. 健康食品、洗剤などの生活雑貨……約8,000円⇒こちらは定期的なまとめ買い。送料は約2,000円以上で無料になるお店ですが、5000円以上の購入で割引があるためまとめ買いをしています、

<Amazon>

■回数……4回

■購入したもの

1.書籍……約600円/プライム会員のため送料ナシ

2.化粧品類……約2500円/プライム会員のため送料ナシ

3.リサイクルトナー……約1700円/プライム会員のため送料ナシ

4.書籍……約350円/送料あり(古本100円、送料257円)

プライム会員のため、新刊は1冊から無料配達をしてくれます。また、ものによっては午前注文すると午後に届くものもあり、驚いてしまいます。

他にも肉類、衣類などで通販を利用しています。肉類は近所の人と共同購入し、衣類は別サイトを利用しています。

こうして改めてみてみると、かなりの金額を通販で使い、生活必需品を通販サイトに頼っていることが分かりました。
また、「〇〇円以上で送料無料」となると、「じゃ、これも必要だからついでに買っておこう」とまとめ買いをしがちなのに対し、Amazonのように「どうせ送料無料だし」となるとチョコチョコと本1冊から購入してしまうことが分かりました。

しかし、チョコチョコと必要なものを必要な数だけ買えるのは、狭い住宅に住んでいる都心生活では非常に便利なもの。しかしそれが、誰かのサービス残業や休憩返上によって成り立っているのであれば、その便利さを享受するのは考えなければなりません。

長時間勤務の配達員

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さて、上記のニュース報道から遡ること約2週間、「ヤマト労組、宅配減らして 荷受け抑制を経営側に要求」というニュースが東京新聞より2月23日に報じられました。

記事によると、インターネット通販の普及で宅配個数が増加し、人手不足となってしまったため長時間労働が慢性化しているとのこと。個人向けの多急便は荷物全体の1割程度で、9割はアマゾンジャパンなどのネット通販だとのこと(9割のなかには企業同士の宅急便も含まれます)。

どれだけ宅配数が増えているのでしょうか。

2006年3月期……11億2899万個

2017年3月期……18億7000万個

なんと、10年で6割以上も増加しているのです。

ヤマト運輸がサービスの見直しを始めたのと同時に、私たちも通販とのおつきあいの仕方を見直す必要があるのかもしれませんね。

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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