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2022.08.08

会社の人は働くママをどう思ってる?同僚や上司に聞いた本音!


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育休が終了し、職場復職したママたちの多くが「以前と違って、職場でのコミュニケーションに困ったことがある」と思っています。時短勤務で早く帰宅したり、親睦を深める飲み会に参加できない焦りを感じることも……。同時に「育休をはさんで戻ってみたら、なんとなく壁ができているような」職場になじみにくいと感じる精神的な部分でも困惑する場面がよくあるようですね。
では、そんなワーママと一緒に働いている同僚や上司はどう思っているのでしょう?
「職場に働くお母さんがいる」同僚や上司の気持ちや意見から、好かれるワーママのポイントを探りだしましょう!

「働くママがいる職場」まずは辛口本音を聞いてみた・・・

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一番困るのが、「子育て中だからといって周りに迷惑をかけたくない」とひとりで仕事を抱え込んでしまう人。お子さんが病気にでもなると、投げ出された仕事について誰ひとり状況がわからずに大変。病気と聞いているのに本人に何度も電話するのも気が引けるし、とにかく「やっている業務はなるべく周囲と共有して」と声をかけています。(上司/男性/メーカー)

わかっているけど、他の人も別の仕事を任されていて頼みづらかったり、多忙な現場だと自分の業務の話をするタイミングを見つけるのも難しい、のが、ワーママの本音なんですよね・・・。

時短勤務はわかっているし、早く帰ることに対しては何とも思っていません。だけど、普通に帰宅すればいいのに「時短勤務の申請を出して認められているので」とか数日おきに言うんですよ。法律だが制度だか、確かに認められている権利なのでしょうが、仕事場はグレーゾーンだらけで今でもサービス残業もあるわけですよ。私が先に帰るのは当然なんです、と実際に言葉にする無神経さが気に障ります!(同僚/女性/金融)

言葉にするべきことと、しない方が良いこと、この見極めが結構難しいんですね。感謝の気持ちは言葉にするが、権利は声高に叫んではイケナイ、って感じでしょうか。

すごく言いづらいんですが、前より仕事をこなすスピードとか業務に対する理解とか落ちていると思う。それでも率直に聞いてくれたり、遅くてごめんなさいね~とか言ってくれる人はこちらも助けたくなるし協力しようと思います。でもウチにはひとり「私はバリキャリ」と思い込んだままの人がいて、「前のやり方はこうだった」「当時の方法のほうが効率がいい」とかアレコレ口出してくる。実はみんなウンザリしてます。(同僚/女性/製薬会社)

き、厳しいけど事実かも!? 気をつけないと、意外とありがちかも。前とは違う、を、念仏のように私も唱えていましたっけ。

復職してずいぶんたって、すっかり周囲にとけ込んで仕事していた女性。どうやらお子さんが中学受験するらしいのですが、「1年だけ色々見逃して下さい」と周囲に宣言したのにはビックリ。子どもの受験が「早退」や「残業なし」の理由になるなら、独身でも親の面倒を見ている人とか、それぞれのプライベートが全て理由になってしまう。せめて上司の自分にだけ打ち明けてくれたら、うまくカバーできたのに堂々と宣言されては逆に他の社員の手前、認めにくくなってしまいました。(上司/男性/建設業)

受験準備の大変さ、職場に大勢いる「父親」男性なら理解してくれそうだけど、意外とわかってもらえないんですね。やはり、プライベートに関わる問題はまずは直属の上司と1対1で相談するのが良さそうです、はい。

こんなワーママは好かれてます!も知りたい

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時短勤務の女性ですが、昼休みもお弁当を食べながらひたすら業務に邁進してます。帰宅時もサッと用意して、繁忙期になると「何かあったら電話下さい。戻れるか調整してみますから」と隣の私に声をかけていきます。彼女の性格かもしれませんが、こういう人にはこちらから協力を申し出ますね(同僚/女性/商社)

昼休みくらい休みたいのが本音のワーママなんですけども。でも、時短でも迷惑をかけまいと頑張っている姿勢を見せるっていうのが大事なのかも、ですね。

働くお母さんに頼まれて、代理で残業や業務を担当した事があります。自分の妻も働く女性なので、状況は理解できるのでなるべく協力しています。何より、その人自身がとても低姿勢でいつも丁寧な言葉でお願いされるし、逆にこちらが多忙になると、昼休みに残って「これ、やっておきましょうか」と言ってくれる。持ちつ持たれつ、と言うけど、やはりお互い様という気持ちになれれば、代理対応もイヤな気分になりません。(同僚/男性/研究開発)

自分の仕事でも精一杯だから、どうしてもお手伝いしてもらうばかりになるのが、ワーママにとっては辛いところでもあります。でもせめて、お願いする時はひたすら低姿勢で丁寧に、がポイントと言えそうです。

明るい人!子育ての愚痴を言わない人!会社に一歩入ったら、同じ職場にいる同僚としての態度を崩さない人。そういう女性はみんなから好かれているし、お子さんが病気で休んでも誰ひとり文句は言わないし、逆に「大丈夫かしらね、明日はそれほど大変じゃないからもう1日休めるって連絡してあげようか」なんて話にもなります。普段から「子どもがいるから」って看板を掲げていない人の方が、逆に「子育て中だから大変なんだな」って思うもんです。(同僚/女性/アパレル)

そんな「あったかい」職場があるんですね〜!って、このワーママの努力の賜物なのでしょう。〝子どもが子どもが〟と、とにかく「黄門様の印籠」みたいに持ち出さないのが反感を買わないコツのようです。

上司の立場で言えば、きっちり仕事で成果を出してさえいてくれば、半休とろうが早退しようが問題はない。あとは周囲の同僚への気配りができる人。働くお母さんの部下を何人も見てきましたが、業務の遂行に責任を持っている人はみんな成功していってますよ。(上司/男性/コンサルタント会社)

結局、つまり「会社にとって必要な人間」であれば、大切にされるし、いろいろ考慮してもらえるのかもしれません。

ド〜ンと構えてやっていこう!

どうでしたか?

職場には色々な人がいますね。きちんと仕事をこなしていても、意味もなくワーママを敵視するようなタイプがいないとは限りません。そんな人はスル〜しておきましょう。

「やるべき事は粛々と行う」職場は仕事をする場所です。組織である以上、チームワークも必要ですし、周囲への気配りも大切です。結局は、常識ある社会人としての態度を保てば、わかる人にはわかってもらえる。それくらいにドンと構えていきませんか!

※この記事は2017年3月に公開されたものです。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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