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2017.05.30

塾に行かないと無理?私立と公立なにが違う?知っておきたい【中学受験の基本】


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まだ中学受験なんて先の話・・・と思っている未就学児のお子さんを持つママでも、「この地域は中学受験をする子どもが6割くらいいるんですって!」「中学受験考えている?」などママ同士の会話に中学受験の話題がでることよくありますね。

とはいえ、あまりに遠い話で中学受験って言われても右も左もわからないというママに向けて、3回にわたって中学受験について紹介するこのシリーズ。

1回目は「そもそもなんでみんな中学受験を考えるの?」「共働きでもできる?」など、きっかけや実際いつから準備を始めたのかなど体験談を紹介しました(記事はこちらから)。2回目の今回は「中学受験について知っておきたい基本中の基本」です。例えば塾。そもそも塾に通わないと中学受験は無理なのでしょうか? そして気になる「受験にかかるお金・費用」についてもお話しします。

中学受験「塾」について

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[中学受験に塾通いは必要?]
下克上受験のドラマではありませんが、本当にやる気があれば親が見てあげられるのかもしれません。でも私、小4用の算数もうまく教えられませんでしたよ……。現実的には、受験に特化した塾へ通う必要性があると思います。

高校受験や大学受験と、中学受験は大きな違いがあるんです。それは学校では習わない特殊な「受験勉強」が必要になる点です。算数にしろ国語にしろ、小学校の教科書には載っていない学習をマスターしないとなりません。その為、「受験に特化した」大手進学塾があるのです。

これを母親がやろうとしたら、逆に「仕事を辞めてパートや派遣にする」(と、いう事はキャリアを一時期あきらめ、同じ職場に戻れる保証もない……)あるいは「寝る時間を削ってサポートする」。結局、見えない労力や自分のキャリアプランをコストに換算したら「もしかしたら塾に通わせる方が安いかも」と思いました。

中学受験「お金」について

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[中学受験にかかる費用は?]
ズバリ「かけようと思えばいくらでもかけられる」のが受験です!正直なところ「お金をかけられるのなら、かけた方が合格に近づく」と感じます。費用をかけないなら、それを親がカバーする事になります。

エリアにもよりますが、一般的に小学校4年から塾をスタートして受験費用まで全て含めると200万以上かかります。こう書くと「そんなにかかるの!?」と思うんですが、これが「受験マジック」。

低学年のうちは塾の費用は1年で40万前後、「月2万くらいで春夏冬講習を入れてその程度か」と思い、だんだんと費用は上昇し、小6にもなると「志望校対策」をはじめ「あれもこれも」必要なような気持ちになり、最後の年で100万程度になるんです。それは高いんですが、「ここまで頑張った、あとこの補習だけは受けておきたい」と合格に向けた切実さが増す雰囲気にも包まれ、あっという間に費用はふくれあがります。

私の経験では、受験にかけられるお金については夫婦で充分に話し合い「上限」をある程度決めておいた方がいいと思いますね。切羽詰まってくると、言葉は悪いのですが塾の言いなり状態になりがちですから。保育園や幼稚園くらいから、学資保険1本だけでなく毎月1万円でも「教育資金の積立」をしておく方が安心です。

[中学受験させる家庭の年収ってどれくらい?]
中学受験させる「家庭の収入」は、600万以上、800万から1000万前後が最も多いと言われています。というか、それくらいの収入がないと、実際に塾や私学に通う費用をまかなうのがかなり厳しいという事でしょう。それ以下でも、もちろん受験自体は出来ます。が、それなりに他の部分を削る必要もありますし、特に兄弟姉妹がいる場合には「子ども達それぞれにかかる費用」を考えなくてはなりません。

忘れがちですが……受験で終わりではありません。念のため。本番は入学してからで、国立に合格しない限りは年間の少なくとも学費60万以上(実際は定期代や部活、修学旅行積立などでもっと多い)の出費が毎年あるというのも考えておく必要があります。

中学受験「学校」について

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[公立中学と私立中学の違いは?]
環境かな、と思います。まず先生ですね。公立の中学校の先生は異動が多い。特に校長先生が変わると、学校全体の方針が変わったりするのは珍しくありません。公立はその地域に住む人が通うので、地域色によっても違うでしょう。でも生活レベル、働き方も含めて「色々な人がいる」のが普通。地元の友達が出来る良さもあります。

いっぽう私立中学は全体的に「似たようなタイプ・似たような家庭環境」の親子が集まります。また学校の施設や夏のキャンプなども充実しているのが私立ですね。教育も独自のカリキュラムがあったり、かなり工夫されて「大学進学」を第一に中高あわせた学習プログラムが確立されています。

しかし、公立だからイジメがあるとか荒れているというのは違います。私立や有名校でも、問題がある学年があったりします。ただ、公立と違い「親が選んで通わせている」ので、問題が表に出にくいというだけではないでしょうか。

[中学受験のレベルって?]
中堅校と難関校、超難関校という分け方をよくします。超難関校は偏差値が高く、いわゆる御三家は男子は「開成・麻布・武蔵」女子は「桜蔭・女子学院・雙葉」を指します。他にも偏差値が65以上、慶応や早稲田といった有名私立付属や国立などが難関校、それ以外を中堅校とくくる事が多いですね。難関校以上を狙う人は「何となく思いついて受験」という人はほとんどいません。それこそ幼児の頃から受験を視野に入れています。逆に中堅校は、偏差値や大学進学だけでなく、教育環境や通う子どもたちのカラーを好んで受験させるパターンが多いようです。

番外編「本当に親子で下克上受験は出来るのか」

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出来ない、とは思いません。でも、よほど親が頑張らないと無理ですね。まず第一に、「親がわが子に勉強を教える」のができないんですよ。私なんて、すぐカッカしちゃって、簡単な学校の宿題でさえ、最後には「なんでこれがわかんないの!? 昨日やったじゃん!」と怒鳴り、子どもは泣いて終わるパターン……。これをフルタイム働いて、帰宅後に家事をしながらやるんですから大変です。下克上受験に限りませんが、共働きで中学受験をするなら絶対に夫の協力が必要、あるいは祖父母といった近い身内のサポートがないと、ママが倒れてしまいます!

ただ、受験の試験は「100点」を目指しているわけではないんです。だいたい60点以上、つまり試験の前半にある比較的簡単であるが「絶対落とせない問題」を確実にこなし、その上で後半の難易度の高い問題をいくつか出来るかどうか、にかかっています。

確実に取るべき問題を徹底してやらせる気力と根気が親にあれば、下克上受験はドラマだけの話でもないと思います。が、何度も言うようですが、その「気力と根気」がですね、1日仕事をしてきた後にどれだけワーママにその力が残っているか、です。

私にはありませんでした……。というわけで解決法は「お金=塾に通わせる」。親がドリルと参考書で受験を全面カバーしようとしたら、よほど出来の良い子でない限り、専業主婦になって下校後すべての子どもの時間を管理しないと難しいと思います。

さて。次回は「教えて中学受験」最後の回です。中学を受験するメリットとデメリットをわかりやすくご紹介します。共働き家庭だからこその「受験」について、そして最後に、私自身が受験を通して感じたこともお話いたします。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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