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2017.07.28

【専門家が解説】産後太り、痩せたいなら「ダイエットをやめる」こと!そのワケとは?


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育休明け復帰のタイミング、産前に着ていた洋服を着ようとしたら、「あれ?キツイ!入らない!」なんて経験をした方多くいるのではないでしょうか。

そんな産後太りに悩んでいるママたちに、まったくの新しい視点で素敵なアドバイスとエールを貰いました。

ダイエット卒業アドバイザー」というサービスの監修をつとめている村上晃平先生です。村上先生の「目からウロコ」のダイエットにまつわるお話、これから何回かにわけてお伝えします。

400万年前の生体メカニズムを知ることからスタート

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最初に、産後太りとは関係ないようですが、人間が400万年前から持っているメカニズムについてお話したいと思います。難しい話に聞こえるかもしれませんが、このメカニズムを知っておくことが体重のコントロールにも繋がるのでぜひ聞いて頂きたいんです。

人間は400万年前から「エネルギーを蓄える力」がとても強い生き物です。太古、過酷な環境の中で人は生活していました。食べ物を手に入れることは大変な事だったわけです。さらに大飢饉があったり天災に見舞われたり、大昔の人々は常に飢餓の危機にさらされてきました。生き残り、子孫を残すために「食べ物が摂取できなくても体が対応できるようにエネルギーを蓄える」力が必然的に強くなったのです。

そして、このメカニズムは今、僕たちもまだ持っているんですよ。人間の進化という面では、その頃とほとんど同じなのです。でも違うのが「環境」。体のメカニズム、つまりシステムは大昔のままだけど、周囲の環境はまるで違う、今は飽食の時代です。

いわば、windows95のパソコンを使って最新のアプリを動かしているようなものです。絶対にクラッシュするよね、フリーズしちゃうでしょ、という状況なんですよ。

ダイエット=飢餓状態!代謝を悪くする原因に

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話は飛ぶようですが、「飢餓状態」とは、現代の言葉にするとダイエットとも言えます。ダイエットでムリをして何も食べない、あるいはごく少量しか食べない。すごいストレスを抱えつつも「痩せるため」と思って我慢する。そうして飢餓状態になったら、どうなるでしょう。

痩せますか?

痩せるでしょう。食べなければ一時的に痩せます。でも、先ほどお話しした体のメカニズムが動き出します。入ってくる食べ物が一気に少なくなった、これは大変だ、エネルギーを蓄えなくてはならないと脳が命令を出します。するとどうなるか?

摂取したエネルギーを大事に大事にするようになります。そして、体内に蓄え、なるべくエネルギーを燃焼しないようになります。そう、代謝が下がるという事です。代謝が下がると聞いて「え、ダイエットでは代謝を上げるのが大事なんじゃないの?」と思った人は大正解。

つまり、ダイエットをしているつもりが「体は痩せにくい方向に向かっている」状態に陥ってしまうのです。これを踏まえた上で、ダイエットや産後太りを考えて頂きたいのです。

産後太りはなぜする?

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そもそも、なぜ「産後太り」するのでしょう。妊娠中に少々体重が増えすぎた、産後授乳時期なのでついつい食べてしまう。色々ありますが、「なぜ食べ過ぎてしまうのか」と聞くと、ほとんどの女性が「ちょっと、ストレスもあって」と答えます。

さぁここです。
「ストレス」。産後太りでもストレスは大きなキーワードです。女性にとって出産は大変な出来事です。しかも生まれてからの育児も重労働ですね。ずっと赤ちゃんとふたりきりで過ごすストレス。早く仕事に戻りたいけど、赤ちゃんも可愛い、どうしたらいいのかしらというストレス。夫が家事や育児を手伝ってくれない。もう、様々なストレスが一気に増えるのが産後ですね。

このストレスが産後太りの原因のひとつです。
なぜなら、ストレス解消に「食べる」のが手っ取り早いからです。ストレスが続くと、コルチゾールというホルモンが分泌されます。慢性的なストレス=コルチゾール値が高い状態です。これに対抗するのがドーパミンというホルモンです。ドーパミンは聞いた事がありませんか?

ネガティブでストレスが続いている状態=コルチゾールが強い
ポジティブで楽しい気持ちの時=ドーパミンが分泌されている

そして「食べる」という行為が最も手軽にこのドーパミン分泌を促す方法です。食べるとドーパミンが増え、心身共に満足してストレスが一時忘れられる。「ああ、おいしかった」と幸せな気持ちになれるという事ですね。

ところが「食べると」ドーパミンは増えますが、同時に今度は「また食べちゃった」「こんなに食べて太ってしまう」すぐに後悔や反省をし、不幸せな気持ちになります。そしてまた、コルチゾールが出動してしまうわけです。食べる、後悔、食べる、後悔の悪循環です。

ダイエットすると、達成できないストレスを感じる。育児のストレスに加えてダイエットのストレスでは大変です。

妊娠中に過酷なダイエットをすると子どもも太りやすい体質に!

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妊娠中は当然ながら体重が増えます。最近は病院でも積極的に妊婦さんの体重コントロールをしているようですが、基本としては妊娠前の体重からプラス8キロから12キロと言われています。

妊娠中に例えば「我慢に我慢をして」食事を摂らずに体重を増やさないようにするとどうなると思いますか?

お母さんは一種の「飢餓状態」になります。同じようにお腹の中の赤ちゃんも「飢餓状態」になるんです。そう、最初にお話したとおり、飢餓状態になると代謝が下がる。そしてエネルギーを蓄えようとする、蓄えやすい体になる。それはどういう事か。

「太りやすい体質になる」

という事なんです。妊娠中に妊娠中毒症などを予防する為に体重の管理は必要です。でも食べるのを我慢して、カロリー制限して、ダイエットを強行しても、お母さんだけでない、赤ちゃんも生まれながらにして「太りやすい」子どもになる可能性が高くなってしまうんです。

ダイエット卒業をオススメする理由とは

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わかりました!妊娠中はダイエットはしません。でも産後太りは解消したいから、「だからダイエットの方法を教えて下さい」。

僕はこう言うでしょう。

「ダイエットは卒業しましょう」

結論から言えば、ダイエットはほぼほぼ成功しないからです。

え、だって、テレビだって「マイナス20キロに成功!」クルっと回ってスリムになった女性や男性が出ているじゃない?

そうです。出来るんですよ、理論的にも。厳しい食事制限をし、運動をすれば、一時的に体重はグッと落とせます。でもそれは「体重を落としただけ」であって、ほとんどの人が最終的に元の体重に戻ってしまいます。いわゆるリバウンドです。

ダイエットにリバウンドは99%以上ついてきます。産後太りも普通に太ったのも、なんであれ、ダイエットをした時点で「ほとんどの人が失敗に終わる」リバウンドしてしまう事実を忘れてはなりません。

まずは産後太り=ダイエットをしよう。その構図を忘れて下さい。

ものすごく簡単に言えば、太る・痩せるという体重増減ではなく、ハッピーに幸せになるように過ごすことを目指して下さい。ドーパミンは幸せな時にうまれるホルモンです。食べるという行為ではなく、やりたくない運動をするのでもなく、楽しく過ごす方法でドーパミンを生み出しましょう。

僕はあえて「ダイエット」という言葉と「減量」を区別しています。ダイエットではなく、楽しく過ごしながら、イキイキとした生活を手に入れて、自然と体重を減らしていく。「気持ちからの変化」つまり本来は自分ではコントロールできない「脳」を理解し、マインド面からのアプローチも取り入れて、体重を減らしていきましょう、それがダイエット卒業のアドバイスです。

 

 

【プロフィール】
村上晃平(むらかみこうへい)
アメリカスポーツ医学会認定
運動生理学士
フィットネスコンサルタント
株式会社アイディアルボディデザイン代表取締役

ミス・インターナショナル世界一からモデル、アスリートなど多数のパーソナルトレーニングの実績を持ち、全日空(ANA)が採用している健康維持プログラムも開発。瞬間日記アプリでは、一般向けに改良し、配信。ダイエットやトレーニングに関する著書も豊富で「心と身体の健康を通して、世界70億人を幸せに」を目指し、メディアからも注目されている。

〈information〉
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大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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