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2017.09.06

【我が子の体験談】予防接種受けてる?長引くと大変&合併症が怖い「おたふく風邪」


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感染力が強く、潜伏期間も長い、やっかいな感染症
子どもの頃にかかる伝染病の一つとして知られる「おたふく風邪」。
正確には「流行性耳下腺炎」といい、4~5年周期で流行すると言われています。
ちょうど去年がその周期に当たり、実際、2016年いっぱい~2017年の春にかけては、例年以上の患者数を記録していたようです。

我が家の隣の学区で爆発的に流行している、と聞いたのは今年の4月。
ドキドキして過ごしつつ、やりすごしたかな~と思った6月の初め、なんと長男(小2)が見事おたふく風邪に罹患しました。

というのも、おたふく風邪の潜伏期間は2~3週間(平均して18日)と長い特徴が。まさに「忘れた頃にやって」きます。
そのうえ、感染しても症状が現れない“不顕性感染”と呼ばれるタイプが3割ほど起こるとか。そのため、無自覚のまま感染源になってしまうことも多く、保育園や小学校などで広がりやすい感染症なのだそう。

そこで今回は、我が家の経験と共に、罹患してしまった時の対処法などについてお伝えしたいと思います。

年齢が上がれば上がるほど合併症が起こりやすい!

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おたふく風邪の病原体は「ムンプスウイルス」。
感染経路は、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる感染(飛沫感染)、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。

代表的な症状は、「突然の発熱」と、「耳下腺の腫れ」。
最初は片側の耳の下の腫れと痛みが起こり、2~3日以内に両側とも腫れる、というパターンが多いよう。

通常1 ~2週間で軽快するのですが、合併症が多いのもおたふく風邪のやっかいなところ。
主なものは、髄膜炎(感染者の約10%が発症)、脳炎(0.2%)、難聴(0.2~1.1%)。特に難聴は、1,000人に1人ほどの割合で発症する報告もありますが、日本耳鼻咽喉科学会によると、発生の詳しい実態はわかっていないとか。そのため学会は、今年から過去2年ほどの間におたふくかぜの影響で難聴になった患者について大規模な調査を行うことを決めています。

また、一般的に子どもがかかるイメージの強いおたふく風邪ですが、免疫の持っていない人は、大人でも感染します。しかも、大人の場合は高熱がなかなか下がらなかったり、耳の下の腫れも大きくなったり、痛みも強く出るんだとか。

そして、症状だけでなく、合併症も重症化しやすいのが、大人のおたふく風邪。
中でも、睾丸が腫れて痛みが出る「精巣炎」(15歳以上の患者の約30%に発症)、下腹部に痛みが出る「卵巣炎」(成人女性患者の約10%に発症)は、まれに不妊症の原因になることも。子どもの頃かかっていない人は要注意!なのです。

我が家は「なんか首が痛い…」から始まった

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さて、我が家の長男(小2)ですが、今思えば発症日の朝に言っていた
「なんか首が痛いかも…」
が、おたふく風邪の前兆だったのかもしれません。
その時は、「ん? 寝違えたりしたのかな」なんて気にも留めてなかったんですよね。

その日は土曜だったため、午前中はスイミング、午後は所属している野球チームの練習、夕方からはチームでミーティング&夕食と、少々ハードな一日を過ごしました。
すると、みんなで夕食を食べていたお店で、「また痛い」と首を手でおさえ、ゴロンと横に。
「これはおかしい」と額に手をやるとほんのり温かい……そのまま急いで帰宅。
発熱するな~と思った通り、その日の夜中には38度越え。しかも、手で押さえていた左側の首(正確には耳の下~顎)は、みるみる腫れていきました。

「これはおたふくに間違いない!」と思い、翌朝、日曜診療を行っている病院へ。
おたふくの可能性があることを伝えると、感染を防ぐために別の待合室に通されました。
診察の結果、やはりおたふく風邪とのこと。特効薬はなく対症療法のみとなるため、解熱鎮痛剤を処方されました。
高熱が3日以上続いたり、頭痛を訴える場合は、合併症が心配なので即受診をすること、それ以外の場合は5日後に治癒証明を書くので再受診を、とのことでした。

登園・登校は腫れが出てから5日後以降。でも熱がぶり返し…

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その日は左頬がパンパンに腫れて、顔の形が変わってしまうほど。
飲み込むのが大変なようで食欲も落ちました。
唾液腺が腫れているため、特につばを出すときに痛みを感じるらしく、すっぱいもの、味が濃いもの、硬いものはNG。2日間くらいは熱も高かったため、ゼリーやプリン、アイス、うどんなどを食べて安静にしていました。

でも、長男は予防接種を1回受けていたので軽く済んだのか、もう片方の頬は腫れないまま。熱も3日目には下がりました。
元気になっても、最低5日間は登校できないため、後半はヒマそうにしていましたね(笑)。

そして、明日から登校できるかな~という、発症から5日目の夜。
なんと熱がぶり返し、38度まで上昇!
耳の下の腫れは引いてきたものの、合併症も怖いため、翌朝再受診すると、
「頭痛や吐き気がなければ髄膜炎は大丈夫」
「おたふく風邪も良くなっているけど、免疫力が下がっているところに、違う風邪をもらったかな」
ということで、念のため、その週いっぱいは学校を休むことに。
結局、翌週月曜の登校まで、全治に約10日間かかりました。

予定より長引いてしまったため、私も主人も仕事の予定をやりくりするのに四苦八苦!
また、本人の看病のほか、下の子にうつさないように生活するのが大変で、非常に神経を使う10日間でした……。

予防接種は「任意」。2回接種が推奨

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現在、おたふく風邪の予防接種は、任意接種のワクチン。
1歳から接種でき、最近は1回目の数年後に2回目の摂取を受けるのが、しっかりと免疫をつけるために必要だと言われています。

たしか長男の誕生時は、予防接種を受ける回数が1回で良いとされていました。
しかも、任意接種のため、小児科の主治医も
「接種はどちらでも良いですよ。ただ男の子は、難聴と精巣炎の可能性があるから、検討してみては?」と言われ、とりあえず1回目の接種は受けていた状態でした。
でも、その医院はおたふく風邪のワクチンが1回7,000円と高額で、3人兄弟の我が家には少々痛手。2回目の接種には至っていなかったのです。つまり、ケチッたわけですね(笑)。

1回でも接種しておいたことで、腫れが片方で済んだわけですが(未接種の友達で、片方ずつ順番に腫れ、2週間以上休んだ子がいました)、2回接種しておけば、もっとしっかり抗体がついたのかもな~とちょっぴり後悔も。まぁ、未接種のまま思春期以降におたふく風邪になるよりはマシでしたが……。

何より、ワクチンが「任意」とされているためか、接種の必要性を判断する情報自体があまり整理されていないように感じました。
それに、おたふくワクチンが定期接種に組み込まれていないのは、先進国では日本だけだとか。感染力の高さや合併症の危険性などがしっかり検証され、早く定期接種に組み込まれることを願ってやみません。

参考サイト/日本耳鼻咽喉科学会
東京都感染症情報センター 「流行性耳下腺炎 Mumps」

横山香織

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