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2017.12.08

私が経験!ママ同士の【裏LINEグループ】の実態、そこに書かれていた内容とは?


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発達障害の子どもを育てながら、フリーランスとして働くシングルマザーです。
さかのぼること2年前、息子がちょうど小学校に入学して間もない頃のことです。親子ともども慣れない小学校生活が始まるやいなや、親同士連絡先を交換するなど、親も子も徐々に距離が縮まりました。
そんなとき、友人から耳にしたのは表のグループLINEと裏のグループLINEの存在。
表では、特に問題もなく連絡をやり取りしていたわけですが、裏では私たち親子への陰口がやり取りされていたのです。そんな、実際に体験した黒いグループメッセージについてお話します。

根本は保育園ママと幼稚園ママの垣根

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よくいわれる「保育園ママ VS 幼稚園ママ」の構図。どちらの肩を持つわけでもありませんが、やはり温度感の差は否めません。小学校に入学して実際に感じたのは、保育園ママの”バタバタ感”と幼稚園ママの”ゆったり感”。それもそのはず。保育園ママは、基本的に働いている人が大多数で、仕事で半休をとるなど工夫をして保護者会等の学校行事に参加していました。
なかでも、専業ママたちは保護者会前 保護者会後のお茶会もあるなど時間にもゆとりが感じられる印象でしたが、保育園ママたちは、行事が終わったら脇目も振らずに仕事に戻る人や、とにかく家に帰ってゆっくりしたいという人が圧倒的。
また、こうした目に見えた差もあれば、目に見えない差もあるのです。時間にゆとりがあればあるほど、人は誰かとコミュニケーションをとりますよね。私が常々感じるのは、働いていると携帯電話を見る時間もありません。そのため、友人から電話やメールがきていようが、すぐに返信することすら不可能です。
保育園ママの仲間も、朝の通勤時にメールのやり取りをし、返信がくるのはお昼休みか帰宅時の夕方が主で、そういった点でも、やはり幼稚園ママと保育園ママの違いを実感しました。

恐怖の「裏のLINEグループ」

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クラスの連絡ツールとして学校の連絡網とは別に、任意でグループLINEが用いられました。保護者会で一緒になったときに、学級委員をはじめ、出席者のほとんどのママたちが連絡先を交換して、グループに登録していました。わかりやすくいうと、「◯年◯組のグループLINE」という感じです。そこは、幼稚園ママも保育園ママも登録しており、そのクラスのママの情報共有の場として用いられていました。

しかし、ある時です。仲良くしている保育園ママから個人的に連絡がきて、「〇〇くんのお母さんから個別に連絡がきて、黒木さんってどんな人ですか?とか、お子さんが乱暴らしいですが保育園ではどうでしたか?とか聞かれた」と。まぁ、それ自体はよしとしましょう。それとは別に、一部の幼稚園ママで構成される通称「裏のグループLINE」でそういう話題が上がっているとのこと。
はて?一体何のことだろうという疑問しか頭に浮かびませんでした。もちろん、一気に嫌悪感に包まれたことは言うまでもありません。

その質問をされた保育園ママは、どんなことが裏のグループLINEで言われているのかを聞き出したところ、やはりあることないことが飛び交っていたそうです。
これが、私たち親子にとってショックではないといったら嘘になります。そのため、気心の知れた保育園ママたちに相談をしました。すると一言……「事実と違うことで勝手に盛り上がってるのだから、放っておけばいい。相手にするだけ時間の無駄だし、無駄に体力を消耗するだけだから」と。
ごもっともです。言いたいこと、聞きたいことがあるなら、直接私のところに連絡をしてくればよいものの、そうやって周囲に聞いていくことから噂が噂を呼び、真実とは違うことが蔓延してしまう現実。
本来であれば、面と向かって文句の1つでも言いたいところですが、その時間すら不毛に感じてしまい、そのまま放置したことは言うまでもありません。

天使のそぶりを見せる悪魔ママ

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私は、息子が発達障害であることを、周りのママたちに公言するつもりはありませんでした。それは、特にその必要性も関係性も感じなかったから。唯一ことの流れをすべて知っていたのは、保育園時代から苦楽をともにしたママ友たちと学校の先生方のみでした。
そういったこともあり、教室から急に飛び出して行ってしまったり、お友達に乱暴をしてしまう行動は、総じて「乱暴で変わった子」というレッテルになりました。それも含めて、表立って言われないものの、裏でそういったテーマがグループLINEで交わされていたようです。

1番恐ろしいなと思ったのは、実際私に会ったママが、「〇〇くん(うちの息子)、大変なんだって?」と親身な口ぶりで話しを聞き、私がこぼした苦労話を裏のLINEグループでおもしろおかしく話していたこと。類は友を呼ぶようなグループであっても、やはり倫理的にどうなのだろう?という疑問を持つママが1人や2人いてもおかしくないのは事実。
そういうママから、我々に話が伝わってきてしまうのは、もう仕方のないことです。そのため、誰が発信源なのかというのは、すぐに突き止められました。その発信源とは、親身な口ぶりで私に聞いてきたママだったのです。もうこれはまさに昼ドラかホラーなのかと思うほど、周りにいる人という人を信じられなくなった瞬間でした。

子どもで取り沙汰されている問題は大人にも

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近年ニュースで耳にするようになった中高生によるこうしたSNSなどのイジメ問題。これは、子どもだけでなく、大人でも往々にしてあることなのです。実際に私が体験したからこそ感じたことですが、そういう大人が身近にいることを目の当たりにし、”この親あってこの子あり”という言葉ではありませんが、実際に子どもが中高生になって、仮にこういう事象を起こしたとき、同じことをしている親たちはどうやって諭すのだろうと不思議でなりません。

便利なツールではありますが、使い方によっては凶器にもなります。伝えたいことは、メールよりも電話、電話よりも会って話すということを常々息子に話し、反面教師にしていきたいなと思います。

黒木絵里

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