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2020.03.05

夫婦で家事分担をしているのにママの負担が減らない!?その理由は?


ママパパの家事育児分担はワ―ママの最大の課題。でも、パパも分担はしているのに、ママの負担感が減らない、イライラするということがあります。どうしてこういうずれが起きてしまうのでしょうか

「それ今やること!?」 パパの家事へのママのモヤモヤ、イライラ

やってくれるのは嬉しいのですが時間がかかりすぎるのは困りもの

やってくれるのは嬉しいけど、時間がかかりすぎるのは困りもの

ほかにやるべきことが色々あってママがバタバタしている中、1人自分の世界に入ってお風呂掃除を黙々こだわりをもってしているパパ

食洗機に食器を入れていたら、「こう入れた方が汚れが落ちる。俺がやる」と言ってくるパパ。

夕飯準備を張り切ってやってくれるのはありがたいけれど、こだわりすぎ、時間をかけ過ぎでできあがりは夜の9時近く。明日は平日なのに就寝時間が当然遅くなり、子どもたちからは「お父さんの料理は美味しいけど、もっと簡単でいいから早く食べたい」と言われていることに気づいていないパパ。

「細かい、イヤ~!」「そうそう、あるある!」、どちらの感想でしょうか。仕事では全体を見回して業務をこなしているはずのパパが、家のこととなると一点集中になってしまったりこだわりを譲らずにママから冷めた眼で見られたりしてしまうという姿、結構あるようです。

「家事なんてはなからやらない」というパパよりずっといいはず。それなのに、ママの心はイライラしてしまいます。

特にワーママは、家にいる時も仕事のことを考えつつ、家庭の全体をその時その時で判断し、頭の中でやるべきことをピックアップ。優先順位、手をかけることと手を抜くことを無意識のうちに瞬時に判断し、子どもの様子も気にかけながら家事を進めているので、パパが一点集中になってしまうと、「パパが家事育児をやってはいるけれど、自分の負担はあまり減らないような気がする」という事態にもなります。

この意識のずれは、結構切ないですよね。分担作業の大きな課題でもあります。

そもそも育った生活環境、文化が違う

え!そうやって食べるのと思うことよくあります

育ってきた環境が異なると、料理の味付けひとつでも違うことがよくありますね

家事に対する意識だけでなく、そもそも夫婦は、全く別の環境、生活文化の中で育った他人どうし。我が子よりも遠い存在かもしれません。

そんな2人が一緒に暮らす中では、ちょっとしたことでも「これは文化の違い?」と感じたことがありませんか?

日常の食事に関するひとコマでもそう。私は卵焼きにはソースをかける家庭で育ったのですが、学生時代の東北地方出身の友だちは「絶対醤油でしょ!」。「へ~。でも絶対か!?」と思っていたら、同じく東北出身の夫は「そりゃ醤油が絶対だろ」。

また、私が子どものころ実家では、溶いた生卵にかき混ぜた納豆とみじん切りのネギ、細かく刻んだ海苔、醤油を加えたものが朝食によく出ていました(溶き卵でかさを増やす目的もあったと思われます)。結婚後、普通にそのスタイルで食べようとしたら、「納豆は溶き卵なんて加えないで食べるべき」と夫。そして、「私は小さいころからずっとこの形だったの!」「納豆に生卵は邪道だ~」という、まあ新婚カップルにありがちな軽い言い合いに。

「不毛な言い合いだなあ」をうんざりしつつ、「生活を大きく左右することでも何でもないのに、自分が持っている習慣やこだわりに対する執着って小さくないのかもしれないなあ」と思った出来事でした。

これは笑える一例ですが、生活上の価値観やこだわりの違いがある者どうしが一緒になるのが結婚なのですよね。国を超えたカップルだったら、そのギャップはもっともっと大きいのでしょう。

ママは家庭のマネジャー

あああ

パパに感謝し上手に褒めて、夫婦関係もよりよいものにしていきたいですね

こだわりがあるのはわかっていても、全体を見て動いてほしい! でも、どうしたってママの方が家庭の運営には長けているのです(そうでないパパがいたら、ごめんなさい)。

ママは、家のこと全体を見回し家事や子どものお世話もしつつ、パパのやる気、能力を引き出し……。まさに家庭をマネジメントする偉大な存在なのです。

「自分も大変なのに、大人まで育てなきゃならないの?」という思いはこの際、ちょっと封印。

自分が職場で上司や先輩のどういう声がけが嬉しくやる気が出たかを考えてみると、それはやはり、「頼りにしているよ」「頑張ってくれているよね」という、その時の自分を評価してくれる言葉ではなかったかと思うのです。

そんなことは頭ではわかっていながら、「今、そこが優先順位高いの?」という類のことも言ってしまった経験、私もよくあります。

しかし、今我が家は夫が単身赴任で、北海道と東京で別居中。頼れる身内はいません。

3歳~中学生まで5人の子どもたちは、その状況もよく理解して私を助けてくれており、母の理想通り上手にできなくても、子どもが自分でできることを自発的にやってくれることのありがたさを感じています。皆さんも、子どもたちの頑張りには素直に感謝できるのに、夫にはなかなか最初からそうも思えないことってありませんか!?

でもそれは、相手への期待が大きいことの裏返しかもしれません。そういう期待を持たせてくれる相手とは、お互いの歩み寄り次第でよりよい関係を築いていける伸びしろがたくさんあると考えることもできます。

ほめ上手なマネジャーに私もなりたい!

夫も子どもも人生の大切なパートナー。お互いによりよいパートナーになってもらうために、ほめ上手のマネジャーに! はい、これは、私が自分に言っている部分も大きいです。単身赴任で1人で暮らしている夫に次回会う時には、たくさんほめて労いたいと思います。

千葉美奈子

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