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2020.11.23

保育園選び!「入園させたくない」と感じた保育施設とは?見学時のポイント


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子どもを長時間預ける保育施設。ただでさえ保育園に入るのに大きな苦労を要するこのご時世、理想をすべて満たしてくれる保育園にめぐりあうのはなかなか難しいかもしれません。

保育園に入れるだけでもありがたいし、少々は妥協しても仕方ないと思っているママも多いのではないでしょうか?

ただ、そんな気持ちで保育園見学をスタートしても、なかには「ここは絶対入園させない」「これって、どうよ!?」と思う保育園があるようです。

今回はそんなエピソードを紹介し、保育園選びの視点を考えてみました。

ドッキリ! 赤ちゃんが歩行器に宙ぶらりん

あああ

施設の説明だけではなく実際保育中の子どもをしっかり見ておくといいですね。

10年前、第3子誕生を控え、出産後に上の子2人を預かってくれる保育施設を探していた時のこと。

近所の認可保育園に産後2~3週間の緊急一時保育をお願いしたものの、在園児だけで余裕がないと断られ、無認可の託児所も含めて情報収集をし、その中の1つに見学に行ったときのことです。

民家を利用した託児所の前には広い庭。遊具では異年齢の子たちが仲良く元気いっぱいに遊んでいます。

素朴な雰囲気には好感も持てたのですが、屋内で説明を聞いている時に、歩行器にひっかかったような状態で宙ぶらりんになっている1歳前と思われる子の姿が目に飛び込んできました。それを指摘した時の保育士さんの対応が非常にのんびりで危機感が感じられなかったことに、さらに大きな不安が生まれてしまいました。

毎日長時間、長期間預けるわけではなく、2~3週間といっても、ここに預けようという選択が消えてしまったのは、「赤ちゃんが歩行器に引っかかっている」という光景に「子どもを見守る体制が十分でない」という点が凝縮されているように感じ、保育士さんの対応ののんびりさに、「見守る体制が十分でないことを意識できていない」と感じてしまったからでしょう。

非常時に役立たない! ベビーベッドでふさがれた非常扉

非常時に対応できる環境であるかどうかも見ておきたいポイントです。

非常時に対応できる環境であるかどうかも見ておきたいですね!

また、さらにさかのぼって今から13年前。現在中2の我が家の第1子長男が1歳の頃のこと。

無認可保育園ながらかなりしっかりとした保育をされている保育園に見学に行ったとき、非常扉の前にベビーベッドがデーン!

これではいざという時に扉を素早く開けられません。園内の案内をしていた園長先生自体が、苦笑い……。

こちらも笑いながら「これでは非常時に扉が使えませんね」と指摘したところ、「改善します」とのお返事。諸々の条件から結局この園には、引っ越しで去るまでの半年ほどお世話になったのですが、見学後に入園する頃には、ベビーベッドの位置は改善されていました。

当然のことではあるのですが、問題点や疑問点を指摘した時にきちんと耳を傾けて方針を示してくれるか、その後素早く対応してくれるかは、入園後の園と保護者の信頼関係にも大きく影響すると思います。

繁華街の立地、どうとらえる?

どんな環境に立地されているのかも重要なポイントです。

どんな環境に立地されているのかも重要なポイントです。

実際に園まで足を運んでみたところ、立地する環境に不安を抱き、見学をキャンセルしたというケースもあります。

BRAVAママライターの体験談ですが、繁華街にある認可外保育施設の見学の予約を取り出向いたところ、想像をはるかに超えて子どもと毎日通うのは避けたい周辺環境で、見学をキャンセル。

具体的には、居酒屋やバー、日焼けサロンなどが入った雑居ビルにある保育園で、付近にはファッションホテルや成人向けの雑誌やコミックを扱うショップなどもありました。車通りや人通りも多く、安全なお散歩や外遊びとは程遠く感じた環境だったとのこと。

その保育施設はその後、保育士などの資格を持つスタッフが不足した状態が長期間続いたうえに改善されていないとして、東京都が施設名を公表していたそうです。繁華街の飲食店やその周辺の会社で働く女性たちに、職場近くの保育施設は心強い存在であり、繁華街にあるということそのものを否定することはできません。

このママライターのように、ご夫婦での意見が一致し選択肢からはずすのも1つの選択。一方で、それができないほど預け先の選択肢が少ない場合もあると思います。

そのような時にはやはり、立地環境のハンディを踏まえてどのような保育方針を取り、お散歩や外遊びを工夫しているかなど、納得のいく説明が得られるかどうか、質問自体に真摯に対応してくれるかが大きなポイントとなってくるのではないかと思います。

安全に、のびのび過ごしてほしい!

親子ともに安心できる園を探したいものですね。

親子ともに安心できる園を探したいものですね。

一概に、認可保育園が安心で、認可外保育施設が不安とは決して言いきれません。認可保育園でも保護者の不安や疑問に真摯に寄り添ってくれない対応があれば不安はいつまでも残りますし、認可外保育施設でも限られた条件の中で温かくきめ細やかな保育を行ってくれる園はたくさんあります。

預ける子どもの年齢によっても、保護者が園に求めることには変化が出てくるかもしれません。しかし変わらないのは、「安全に、のびのび過ごせる環境」という願いではないでしょうか。見学時などに園側とのコミュニケーションをしっかり取り、納得のいく保育環境に出会えるように願っています。

※この記事は2015年10月に公開された記事です。

千葉美奈子

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