2015.12.28
【子育て・仕事・家事の両立が大変】疲れ切ったママの大きな支えになった「言葉」とは?
子どもを育てていれば、必ず壁にぶつかるもの。ましてやそれに「家事」や「仕事」が加わったら、壁はもっと増えてしまうかも。
3人育てている中で、私(フリーライター、子ども11歳、9歳、2歳)も何度となく壁にぶち当たりました。
いや、今もぶち当たることはしょっちゅう。そのたびにイライラしたり子どもに当たったり。
そんなときにポロっと言ってくれたいろんな人の一言が、私の大きな支えになっています。そんな言葉の数々をご紹介したいと思います。
お母さんは菩薩じゃない(By 小児科医)
長男5歳、長女3歳の時。
時短も終わりフルタイムになって少しした頃、育児、家事、仕事、何をするにもイライラするようになってしまい(特にこれといった決定的な理由なし)、それが子どもに向きそうになってしまう時期があり、それを抑えるのにも、また大きなストレスが。
何かの折に掛かりつけの小児科医にポロっと相談したところ、意外な答えが返ってきたんです。
「いいんじゃない?お母さんにだって感情があるんだから。それをむき出しにしたって大丈夫だと思うよ。お母さんはいつもニコニコの菩薩じゃないんだからさ」
その一言で肩の力がすっと抜けたんです。
それまで子どもにイライラが伝わらないように、必要以上に怒らないようにと気を張ってたんですね。
その言葉でなぜか気持ちが穏やかになったんです。
それからは、たまーに感情的に怒ってしまっても、子どもに「ごめん」と思わなくなったし、今までよりイライラしなくなった。
「あ、いいんだ」と思うと、人って結構楽になれるのかもしれません。
赤ちゃん1歳、ママも1歳(By保育士さん)
育児休暇明け半年が経ち、長男が1歳の頃、保育園から帰ると大泣き&後追い&べったりな毎日が続きました。
もちろん家事も出来ずトイレも行けず。心に余裕がなくなって、思わず息子と一緒に大声で泣いたことも。
そんなある日の保育士さんとの面談で言われた一言
「赤ちゃんが1歳なら、ママも1歳なんです。最初からお母さんの人なんていない。みんな赤ちゃんと一緒に泣いて悩んで。そのうちに笑って過ごせるようになりますよ」
そうか、けっこうみんなそうなんだー。
そしてたくさんの母子を見てきている保育士さんが言うなら大丈夫、まだ頑張れるかな、と、とてもホッとしたのを覚えています。
「今は家事なんてできなくて当たり前」と開き直り(そういう性格!?)、しばらくは夕飯も買ったり、レンジでチンやボイルで済ませられるもの中心に、掃除は週末だけ、洗濯は夜中と割り切り、帰宅後はとことん子どもに付き合いました。
両立なんてできないに決まってんじゃん(By 職場の先輩ママ)
長女の育休明け、まだ時短なのに育児も家事も仕事もすべて中途半端で、どこにいても何をしていてもイライラしている時期がありました。
先輩ママ(お子さん2人)とランチをしているとき、ふと愚痴ると、「両立なんてできないに決まってんじゃん。だって育児と家事と仕事の3足のワラジだよ? 私なんて全部脱げてる(笑)」
なんか全身の力がガーッと一気に抜けて、思わず涙が出てしまったのを覚えています。
同じ仕事をしている同じ立場、同じ状況にいる人の言葉って、ホントに安心するものですね。
泣き枯らしたって大丈夫(By 私の母)
次男の夜泣きがひどく、日中は頭もボーッ、仕事に集中できずイライラ…上2人の子どもにも余裕のないツンケンした態度を取り、夜中は泣き叫ぶ次男をあやしながら「寝ろ!こらぁっ!」などと暴言を吐く始末。
母と話しているとき「あなたも夜泣きがひどくてね。最初はあやしてたけど、友人に放っておいて諦めさせるのもひとつの方法よ、と言われて泣き枯らしてみたの。数日で諦めて泣かなくなったわよ」と。
あ、放っておいてみていいんだ、しめしめウヒヒと思いましたね(笑)
その夜から泣こうが喚こうが、心を鬼にして無視を決め込みました。2~3日は次男も諦めず平気で2時間近く大騒ぎでしたが、泣き疲れて寝る。
そうこうしているうちに、夜中ほとんど起きなくなりました。
「このままだと寝不足とイライラでマジで死ぬ、でも夜泣きに付き合ってあげないと…」と真剣に悩んで落ち込んでいたので、母のこの言葉で睡眠と元気を取り戻せました。
しかし、「泣き枯らす」ってすごい言葉ですよね(笑)
身近な人でなくても、ネット上やテレビや本の言葉でもいいと思うんです。なにかひとつでも肩の力を抜くことのできる「救いになる」あるいは「助けになる」言葉を見つけてみてください。
あ、上記の言葉がそうなれば嬉しいです!
田崎美穂子
mamaライター