仕事、妊娠、出産、子育て、夫婦関係…働くママを応援| BRAVA(ブラーバ)

2016.01.12

私が「シングルマザー」を選んだ本当の理由


pixta_17943667_M

増えている? ひとり親世帯

ひとり親世帯って増えているなーという実感ありますか?

私のまわりって、結構シンママ多いんですよね。特殊ケースかな? とも思うので、ちょっと調べてみました。

厚生労働省によると、ひとり親世帯は25年間で次のように増えています。

 

■母子世帯数 84.9万世帯⇒123.8万世帯 1.5倍

■父子世帯数 17.3万世帯⇒22.3万世帯 1.3倍

(※1985年と2011年のデータ/母子又は父子以外の同居者がいる世帯を含めた全体の母子世帯、父子世帯の数)

 

また、母子世帯のみ、父子世帯のみだとこんな感じ

■母子のみ世帯数 55.4万世帯(児童のいる家庭の約3.4%)⇒82.1万世帯(約6.8%)

■父子のみ世帯数 10万世帯(児童のいる家庭の約0.6%)⇒9.1万世帯(約0.8%)

(※1985年と2012年のデータ)

やはり結構増えていますね。核家族のうち約7.6%がひとり親世帯ということになります。

離婚を選んだ理由って?

あああ

シングルマザーになった理由はさまざまです。

 

さて、シングルマザーにいたった理由は様々あります。ちなみに、司法統計によって公表されている女性が申し立てした場合の離婚理由は次のとおり。

1位 性格があわない

2位 暴力をふるう

3位 生活費を渡さない

(司法統計『性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975−2012)』より)

 

ですが、子どもがいる場合、「性格があわない」だけでは離婚を選ばないと思うのです。

実際は、どのような理由で離婚を選んでいるのでしょうか。

本当の理由はもっと深い!

借金、浮気ぐせ、DV・・・。離婚には深い理由があります。

借金、浮気ぐせ、DV・・・。離婚には深い理由があります。

「浪費癖や軽いDVがあったりして、元夫には不満を抱えていました。

また、セックスもあわなかったため、子どもが生まれてからはほとんどしなくなりました。

そんなときに私に好きな人ができてしまい、離婚を決めました」(40代)

 

結婚したときにサラ金に借金があることが分かりました。

少しずつ返済をしていたのですが、なんと、子どもが2歳のときに再びサラ金に手を出していることが判明。

しかも、それが浮気相手と遊ぶために借りたお金だったので、即離婚を決意しました(20代)

 

元々収入がそれほど多くなく、自分で稼いだ分はほぼ自分で使ってしまうというタイプだった元夫

結婚してからもそれは変わらなかったのですが、共働きで私も収入が多かったためなんとか生活はしていけました。

でも、子どもが生まれた後は、さすがにそれではやっていけず、呆れた私が三行半をつきつけました(30代)

 

浪費癖があり、お金の管理が得意ではなかった元夫。

収入が落ちた際、家にあまりお金を入れてくれなくなりました。

生活できないので私も働き始めたのですが、忙しくて目が行き届かなくなったのをいいことに、パチンコにハマり……。

私が仕事中、子どもを放置してパチンコに熱中していることが判明しました。何か事故が起こらなくて本当に良かったです(20代)

 

仕事が非常に多忙な元夫。

良く平日は母子家庭状態なんて言いますが、休日もゴルフなどに出かけてしまうので、母子家庭状態でした。

これじゃ結婚している意味ないよね……って思っていました。

そのうち、私が不倫をしてしまい、子どもも彼に懐いていたので離婚を選びました(20代)

 

元夫のDVが始まったのは、交際中のときでした。

でも、そのときは、平手打ちされて、『あ、ごめん』程度だったので許してしまったんですよね。

次の暴力は、結婚した後で妊娠中。

これはすごくて殴る、蹴る、髪をつかんで引きずり回すというような状態でした。

このとき、次にこれがあったら、別れようと密かに決意していました。

出産後、同じようなことが2度ありました。でも、やはりすぐには別れられず……。

でも、考えてみれば、スパンも短くなってきたので、産後3度目に暴力を振るわれたとき、子どもを連れて逃げました

でも、夫からは経済的なDVも受けていて、最低限の生活費しか渡されていませんでした。

そのため、手元には交通費の数千円しかない状態。

そのため、最初は親戚の家を転々として、金銭的にも援助してもらい、その間に離婚も成立させました。

仕事を見つけてからは、母子家庭になりましたが、いつかまた来るのではないかと怖くてたまりませんでしたね」(20代)

 

のように、1つではなく、2つ、3つの理由が積み重なって離婚となるようです。

子どもがいて、離婚というのはよっぽどだと思うのですね。不満がある相手とはいえ、やはり子どもの父親です。

しかも、離婚をしたら、生活が厳しくなるのは目に見えています。それなりの覚悟を決めるだけの理由が必要となるわけです。

今の生活を続けているよりも、離婚したほうが楽になるというほど、切羽詰まっている状態で決意するものが“子連れ離婚”なのかもしれません。

しかし、子連れ離婚は、想像以上に大変です。

次回は、ひとり親家庭とお金のコトについて書いていきたいと思います。

【記事まとめ】全国108万人!まだまだ増加中 シングルマザーという生き方

中山美里

中山美里

ライター、編集


, , ,