2016.06.02
「しまじろうだけじゃない!」幼児の通信教材5つ完全比較!
幼児の通信教育、何かやっていますか?我が家は何かのきっかけでお試しの教材とDVDが送られてくるようになった、通信教育大手ベネッセの「こどもちゃれんじ」を長女が1歳の時から取りはじめました。あのお試しDVD、よくできてるんですよねー。
現在も毎月送られてくる教材やおもちゃを娘は楽しみにしており、やめるきっかけをなかなか見つけられないまま年長になりました。また、実際に親もなるほどよく研究されてるなぁと感心することもあり、今はとりあえず続けてみようという結論になっています。
しかし、困ったのは二人目です。第2子の長男も同じものをやらせようと、長女と同じ時期にやはり大手ベネッセの「こどもちゃれんじ」を始めたのですが問題が…。当たり前なのですが、送られてくる知育おもちゃが長女の時とかぶるのです。そして、費用もかさむ。加えて長女と長男では個性も違い、教材の取り組み方も違うことに気付きました。今まで、なんとなく続けてきた「しまじろう」。でも、ほかの通信教育はどうなっているんだろう?そんなことを思い【幼児の通信教育】を調べ始めました。
まずは金額で比較!月謝は?年払いはお得?
今回は、Z会、ぷちドラゼミ、こどもちゃれんじ、ポピっ子、すてっぷの5つの教材を比べてみました。
それぞれ見ていくと、Z会、ぷちドラゼミ、こどもちゃれんじの価格帯は似たり寄ったり。ただ、年額で見てみるとその差があったりしますね。また、こどもちゃれんじでは、年中、年長、月払いだと同じ金額ですが、年払いにすると年長のほうが高かったりします。月で払うのか、年一括で払うのか、これによっても差が出てきそうです。対して、ポピっ子とすてっぷの金額は1,000円を切るお得な感じ。教材にどんな違いがあるのか、こちらも見ていきましょう。
ひと月に届く教材の特徴
ここでは、年中の教材を例にとってどんなものが毎月送られてくるかを見てみましょう。
Z会 年中月謝(2,571円)
【URL】https://www.zkai.co.jp/pre/
<送られてくるもの>
・かんがえるちからワーク
・ぺあぜっと
・保護者向け情報誌
・絵を描く課題
特徴:実体験とワーク学習を効率よくこなせるようなラインナップ。年中では月1回絵を描いて提出するワークもあり、お返事も戻ってくる。「考える力」が自然に身につく教材となっている。
ぷちドラゼミ 年中月謝(2,268円)
【URL】http://www.shopro.co.jp/dora/
<送られてくるもの>
・もじかずブック
・ちえトレーニングブック
・おやくそくカレンダー&シール
・保護者向け情報誌
・そのほか入会時のドラえもんグッズや、年4回の特別教材など
特徴:子どもたちが大好きなドラえもんと一緒に学習できるのが大きな特徴。毎月教材と一緒にドラえもんからのお手紙などがついてきたり、楽しみながら学習できる。年中コース・年長コースでは年に2回の添削テストもあり、それまでに学んだ内容の力試しができる。
こどもちゃれんじ 年中月謝(2,336円)
【URL】http://www2.shimajiro.co.jp/
<送られてくるもの>
・キッズワーク
・パワーアップワーク
・ふしぎはっけんえほん
・DVD ・エデュトイ
特徴:エデュトイと呼ばれる知育おもちゃがついてくるのが特徴。DVDも毎月あり、送られてくるものはかなり充実している。シェア率も高く、お友達紹介プレゼントがあり先輩ママに進められてという人も多い。
ポピっこ 年中月謝(980円)
【URL】http://www.popy.jp/yoji/
<送られてくるもの>
・わぁくん
・ドリルン
・ほほえみお母さん&お父さん
・年に4回特別教材
特徴:金額の割にしっかりとした内容で、オールカラー、シールや工作なども楽しめる。小学校のポピーは2700円と金額が上がるので、このボリュームでこの金額は幼児の特典かもしれません。
すてっぷ 年中月謝(680円)
【URL】http://www.gamba.co.jp/step_f/index.html
<送られてくるもの>
・すてっぷ
特徴:すってぷでは、年少、年中、年長のような区切りはなく、何ができるのかで教材が変わってくる。教材はモノクロになるので、少し寂しい気もするが、親子でじっくりと取り組める内容になっている。
他社との違いは?Z会とぷちドラゼミの担当者にお話を聞いてみました!
<Z会担当者>
「あと伸び力」=主体的に学ぶ姿勢を育てることを重視している点が、Z会幼児コースの特長です。将来いきいきと自分から行動できる子どもになるには、幼児期に自ら学ぶ姿勢を身につけることが大事だからです。
そのために、毎月「実体験」と「ワーク学習」を通じて、「自信」「挑戦」「発見」「創造」「対話」の経験を積んでいきます。「実体験」では、受け身の姿勢になりがちな付録ではなく、身近にあるものを使い、お子さま自ら考えるきっかけとなる体験課題に挑戦します。また、「ワーク学習」では、1回5~10分と忙しいご家庭でも取り組みやすい分量と、発達段階に合わせた教材で、「考える力」とともに、小学校入学までに身につけたい基礎学力を無理なく養うことができます。
<ぷちドラゼミ担当者>
テキストにはドラえもんや仲間たちがたくさん登場して、お子さんの初めての学びを楽しく盛り上げます。絵本を読むような感覚で取り組んでいるうちに、自然と文字・数・運筆の基礎と学習習慣を身につけられるので、入学準備として始められる方も多いです。
毎月教材といっしょに届く「ドラえもんからのお手紙」や、お誕生日に届く「お誕生日カード」は、お子さんを励まし、やる気を応援します。
保護者様向けの教材も充実しており、学んだことを日常生活で応用する方法や、お子さんがテキストに取り組む際の効果的な声かけ方法も紹介しています。毎日の生活の中にぷちドラゼミの時間をちょっぴり組み込むことで、親子のコミュニケーションがさらに充実した楽しいものになっていきますよ。
どれがいいかはない!子どもにあった教材と金額の見合い
今回、いろいろ調べる中で、だから絶対これがいいというのは、実際にはないんだろうなぁというのが感想です。自分の子どもの性質や親子でどう取り組んでいきたいか。我が家のようにこれ以上おもちゃはいらない!という家庭もあれば、おもちゃを楽しみにしています!という人もいるでしょう。子ども主体でやるのか、親子でじっくり取り込みたいのか。カラフルな教材よりシンプルなもののほうが取り組みやすいというお子さんもいるでしょうし、この金額で収めたいという希望もあるでしょう。
通信教育も含め習い事や経験、「幼児期に何を与えてあげられるか」今も私自身、悩みながら試行錯誤の日々です。ただ、そこを面倒くさがらず、今の「我が家のベスト」を探して行けたらと思っています。
松本尚子
ライター・編集者
2010年生まれの女子、2012年生まれの男子の2児の母。主婦ときどきライター&編集者。女性向けサイトの編集者を経て、リクルートの住宅サイトでweb編集者を経験。酒好き、旅好き、美味しいもの好き。鎌倉在住。