2016.10.09
男性にぜひとも体験してほしい!? 妊婦体験ができるジャケットが話題に!
男性の県知事が“妊婦”姿で動画に登場!?
佐賀新聞から「山口知事『妊婦』に 男性の意識改革、動画で訴え」というニュースが報じられたのは、9月28日のこと。それから瞬く間に、そのニュースは全国に知れ渡ることになりました。この動画はコレ。
「知事が妊婦に|九州・山口 ワーク・ライフ・バランス推進キャンペーン」
この動画で妊婦ジャケットを着ているのは、佐賀県知事・宮崎県知事・山口県知事の現役若手知事3人。ジャケットは7.3kgの重さがあり、これは妊娠7カ月相当とのこと。臨月ともなると、人にもよりますが10kg程度妊娠前より体重が増えるので、「実際は、もっと大変になるんだよ〜!」と脅したくなりますが、それはさておき。
この動画では、知事が仕事をしたり買い物したり皿洗いしたりと、日常生活を送っている風景を撮影しています。見ながら、「そうそう、階段って昇りよりも下りのほうが怖いんだよね。お腹で見えないし、滑って落ちそうになるし」とか「靴下ってはけないんだよー。だから足の爪切りなんてもってのほかなんだよね」などと妊娠経験のある女性は懐かしく思うことでしょう。
この妊婦体験は、男性が妊娠中の体を体験することで、夫の育児や家事参加の大切さに気づいてもらうという主旨があるとのことで、実際に妊婦体験をした男性は家事・育児に積極的になるそうです。
世界一家事をしないのが日本の男性!
動画の説明には、「日本人の夫は世界一家事育児をしない」と書かれていました。しかも動画に出演している知事たちが暮らす九州・山口地域は、夫が家事をする時間は1日平均62分。これは全国平均より5分短いとのこと。ちなみに、妻は415分となっています。
この調査をみて、ちょっとドキッッとしてしまったのですが、私、415分もしていない……。多分、90分くらいじゃないかな。洗濯して干して取り込むのも食器洗いも、お風呂掃除もしませんから。ちなみに原稿を書いている今は、なかなか寝ない子どもに私が腹を立て、引きこもっているので、ダンナが「ほら、お母さん怒っちゃったよ」なんていいながら寝かしつけをしています。
私、全国平均をグッと下げてますネ・・・。
つまり、それだけウチの夫はよくやってくれているということにもなるのですが、家事も育児も充分やっているウチの夫にでさえ、「ケッ、どうせ、おまえには妊婦の気持ちが分かるめえ」とか「この腹抱えて、取材に飛び回る私の大変さなんて知らんだろ!」と24時間中2分ほど悪魔が顔を出し、悪態をつきたくなる時がありました。もちろん1/3の時間くらいは感謝をしているのですよ。残りは「やってあたりまえ」と思っていますが(笑)。
つまり、ウチのダンナ以下の働きの男性諸君は、だいぶ奥さんからの恨みを買っていると思ってヨイに違いありません。
この妊婦ジャケットは、全国各地の産婦人科やマタニティースクールにあるとのことなので、なにか機会があったら、ぜひ体験させてみたいと思いました。
私生活の充実は仕事にもイイ効果が
「九州・山口 ワーク・ライフ・バランス 推進キャンペーン」では、「仕事と生活の両立」を大切にすること、また、子育てに優しい職場づくりを推進していくことをモットーに掲げています。
佐賀県のホームページによると、「ワーク・ライフ・バランス」を推進すると、私生活が充実するだけでなく、仕事の効率が高まるなどのデータも出ているとのこと。
今年の3月、ツイッターでは、「3月は自殺対策強化月間みたいなのでサボロー、出番ですよ」というつぶやきに、「死ぬくらいならさぼろうぜ!」「死ぬ勇気の前にさぼる勇気だろ!? 死にたくさせた会社の事なんか気にすんな!」とグッジョブ♪みたいなポーズでサボローというキャラクターがしゃべっているイラストが添付されています。サボローのツイートはこちらから。
もちろんさぼりすぎると家族のためにも自分のためにもなりませんし、周りに迷惑もかけてしまいますが、妻が妊娠中や出産して間もない頃くらいは、上司からの飲みのお誘いやおつきあいの残業などは、サボローに変身♪ でイイんじゃないですかね。
ちなみに動画は、この妊婦ジャケット編だけでなく、「父親が悪戦苦闘して家族の弁当を作る『ごめんね弁当』」編と、「経営者が定時帰宅を促す『NO残業社長!』」編があります。
ぜひ、ご覧あれ。
「九州・山口 ワーク・ライフ・バランス 推進キャンペーン」
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