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2016.11.18

【目指せ、海の生き物博士】子どもの好きを究められる「水族館」3選!


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お子さまの「好き」ブームは何でしょう?電車、車、積み木、プリンセス、戦隊もの、昆虫、など様々ですね。好きなものにかける集中力と探求心は計り知れません。子どもの「好きっ!」の力は底なしだなぁと感じませんか。幼児期の興味・関心のあるものにエネルギーを費やすことは、児童期以降の「自分とは何か」といったアイデンティティ形成にも影響を及ぼすといわれています。

そのため、お子さんの「好き」ブームをつかみ、それについての知識や経験、洞察する環境を用意してあげることはとても意味があることなのです。

知識+体験で子どもの「好き」を応援しよう。

つい先日まで公開されていた映画、「ファインディング・ドリー」をご覧になりましたか?「ファインディング・ニモ」の続編として製作されました。この映画をきっかけに、俄然「海の生き物」への興味が湧いたわが家の男子たち。それなら実物を見に行こう!ということで、早速関東近郊の水族館を調べ、訪ね歩きました。ここでは、いくつかの水族館とその見どころをご紹介します。

知識+体験(見る、聞く、触れる、感じる)がセットになった、遊びながら学べるこういった施設はおとなにとっても毎回新しい発見があり、知的好奇心をくすぐってくれるはずです。

本物のシロイルカとジンベイザメに会える!「八景島シーパラダイス」

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Photo by 八景島シーパラダイス

「ファインディング・ドリー」に出てきたジンベイザメとベルーガ(シロイルカ)。映画の中では、視力の弱いシロイルカがどのように海中で進路を決めるのかといったことが描かれており、子どもたちも釘付けでした。いったい本物はどんな大きさなの?どんな泣き声をしているの?
ということで、実際に会いにやって来た八景島シーパラダイス。

<子どもおさかな博士から見た水族館のポイント>

●本物に会えた!
ジンベイザメは日本では、ここと、美ら海水族館(沖縄)、海遊館(大阪)、いおワールドかごしま水族館(鹿児島)、のとじま水族館(石川県)でしか会えないのです。子どもたちは、想像以上の大きさとゆったりとした時間の流れに見入っていました。

●ベルーガに触れる
イルカノショーではベルーガのかわいい動きにきゃっきゃとはしゃぐ2歳児。さらに、メインエリアから少し離れた「ふれあいラグーン」では、実際にベルーガの頭や背中に触れることができます。「背中に乗ってみたいね」と目をキラキラしながら話す子どもたち。いつか一緒に泳いでみたいね、と夢は膨らみます。

<おとなも楽しめるポイント>

●圧巻!のトンネル水槽
360℃おさかなたちに囲まれて歩くこの水槽。まるで海の中をお散歩しているかのような幻想的な空間。思わず「うわー!」という声が漏れてしまうほどの感動です。

●遊園地も併設
水族館エリアだけでも十分すぎるほど満喫できますが、もし余裕があれば併設の遊園地で楽しむことも。107mの高さから落下する「ブルーフォール」は見ているだけでドキドキハラハラしてしまいます。

<アクセス、入館料金等>

●電車を使った行き方
「シーサイドライン」の八景島駅が最寄り駅となります。「シーサイドライン」への接続駅は、京浜急行線「金沢八景駅」とJR根岸線「新杉田駅」です。そこから歩いて数分。無料シャトルバスも出ており、広い園内もシャトルバスを使って移動できるので小さいお子さんがいてもラクラク。

●営業時間(詳細はホームページをご確認ください)
平日:10:00~18:30、土日・祝日:9:00~20:00

料金(水族館エリアのみ。遊園地とのセット料金は別途あり)
大人・高校生:3,000円
小・中学生:1,750円
幼児(4才以上):850円
シニア(65才以上):2,450円

※ちょっとお値段高めな印象を受けますが、個性豊かな4つの水族館エリアを堪能できるとなると、納得の料金設定かなと感じます。「アクアミュージアム」と「ドルフィンファンタジー」は屋内ですが、個々のエリアが離れた場所に位置するため、雨天の場合はご注意ください。

僕も一緒に泳ぎたい! おさかなとの距離が近い「しながわ水族館」

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Photo by しながわ水族館

「ファインディング・ドリー」がきっかけですっかり海の生物にはまった、わが家の小さなおさかな博士たち。図書館でもイルカやクジラの本を借りては、ますます興味を深めていきました。
毎週末のように水族館巡りが始まったわが家。都心から近く、アクセスも良い場所でイルカにも会えるお手軽スポット「しながわ水族館」に行ってきました。

<子どもおさかな博士から見た水族館のポイント>

●いつか一緒に泳ぎたい、と憧れを抱く演出
一日に何度か、飼育員が水槽に入ってサメ、カメ、エイたちへの餌やりを見たり、特徴の説明を聞いたりすることができます。「え!サメに食べられないの?」と子どもだけでなくおとなでも見入ってしまうことも。カメのオスとメスの見分け方を教えてもらったり、エイがどのようにエサを食べるかをじっくり見たりすることができ、またひとつ、おさかな博士に近づきました。

●海の帝王「サメ」。
隣にある巨大な水槽。先ほどのフレンドリーな様子とは一転して、厳かで近寄りがたい雰囲気を醸し出して泳ぐサメの姿があります。他の水槽とは違ったオーラを感じて、2歳の息子はビビってしまいました。「やっぱりサメは怖いんだ」。

<おとなも楽しめるポイント>

●距離が近いイルカショー
コンパクトさをいかしたイルカショー。大きな水族館だと小さくしか見えないイルカたちですが、この水族館では、彼らとの距離が近いのです。迫力もさることながら、その近さに子どもならずとも見入ってしまうこと、間違いありません。

●水族館の外でのんびり散策
水族館を出てすぐにある広大ながあり、周辺には四季おりおりの花が楽しめます。そろそろ紅葉が美しい時期でしょうか。小さい子どもも走り回れるスペースがあるし、お天気が良ければお弁当を持参してピクニックもいいですよ。

<アクセス、入館料金等>

●電車での行き方
京浜急行「大森海岸駅」下車 徒歩約8分。JR京浜東北線「大森駅」下車、北口改札より徒歩約15分

●無料シャトルバスでの行き方

JR京浜東北線「大井町駅 中央改札(アトレ口)・東口6番バス乗場」より無料送迎バス約15分。

●営業時間:10:00~17:00、入館は16:30まで(詳細はホームページをご確認ください)

休館日 毎週火曜日、1月1日

※祝日、春休み、GW、夏休み、冬休みは火曜日でも休まず営業。

●入館料金

大人・高校生:1,350円
中学生・小学生:600円
幼児(4才以上):300円
シルバー(65才以上):1,200円
3才以下:無料

※各種障碍者手帳等をお持ちの方、品川区在勤・在学の方には割引料金設定があります。

館外には売店やレストランもあり、退館後の再入場も可能なので、ゆっくりと楽しむことができます。

おとなの知的好奇心もくすぐる「すみだ水族館」

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Photo by すみだ水族館

2012年にオープンしたばかりのスカイツリータウンの5、6階に位置する水族館です。施設の性格上、イルカのショーのような派手なパフォーマンスはありませんが、コンパクトでありながら、特徴を持たせた見せ方がオリジナリティを感じさせる水族館です。スカイツリーの観光もできて、一石二鳥なスポットです。

<子どもおさかな博士から見た水族館のポイント>

●クラゲのバリエーションの豊富さ
館内に入るとまず居並ぶのがクラゲの水槽。こんなに種類がいるのか!ときっと驚くはず。4歳の長男は、「海で刺される痛いヤツ」という見方をしていたクラゲがこんなにも可愛くておもしろいものだったのかぁ~と印象が変わったようでした。

●チンアナゴ、ニシキアナゴ
小さくて、穴から出たり入ったりする姿に思わず「かわいいっ!」と声を出してしまうのは子どもだけではないはず。小さい子でも見ることができる高さにいる無数のアナゴたちの動きに釘付けです。

●ペンギンのための広大なスペース
屋内最大級のスペースを持つペンギンエリア。ペンギンの数、そして彼らがのびのびと動けるくらいの広大なスペース、岩の上を歩いたり追いかけっこをしながら泳いだりする姿に、ほんとにここはスカイツリーの中!?と目を疑ってしまいます。

<おとなも楽しめるポイント>

●なんといってもスカイツリー
水族館の後は近くのレストランでランチ、そして見上げればスカイツリー。ソラマチ内でショッピングもでき、一日中飽きません。

<アクセス、入館料金等>

東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー」駅 すぐ
東武スカイツリーライン・東京メトロ半蔵門線・京成押上線・都営地下鉄浅草線「押上(スカイツリー前)」駅 すぐ

●営業時間:9:00~21:00※入場受付は閉館の1時間前まで(詳細はホームページをご確認ください)

※季節により変動あり

休館日なし(年中無休)

●一般料金
大人2,050円
高校生:15,00円
中・小学生:1,000円
幼児(3歳以上):600円

※障がい者手帳をご提示の方とご同伴者(1名様)は、入場料金が一般料金の半額になります。

水族館から帰ると、「チンアナゴって何を食べてるんだろうね」と、興味が広がってきた様子が伝わる子どものコメント。早速図鑑で調べました。こんな風に、見る、知る→もっと知りたくなる→調べる→わかる、といったサイクルは、今まさに発達中の幼児期の脳を刺激してくれます。この「知りたい!」と思うことって、学習の基本ですよね。誰に強制されるでもなく、知的好奇心に従って興味の対象について掘り下げていく。きっとこの繰り返しが学びのスタイルへとつながっていくのだろうなぁと感じます。チンアナゴ、あなどれません!

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いかがだったでしょうか。よくわが家でやるのが、水族館で特に気に入った生き物のぬいぐるみを買って帰ること。水族館で感じた感動や驚きをお家に持ち帰ることができ、ぬいぐるみを通してその生き物への愛着が増し、結果的に興味も深まります。案の定、わが家には海の仲間たちのぬいぐるみが増えつつあります。

好きを究める、と言っても、もちろんその子の性格もあるので、じっくりと深く掘っていくのが好きな子もいれば、とにかく様々なことに興味を持ってブームが転々とする子もいます。その子のブームを知ることはわが子の理解に一役買うことになるかもしれませんね。と同時に、ママ自身が触れたこともなかった世界の扉を開けるきっかけをもたらしてくれるかもしれません。今度のお休み、子どもの「好き」にじっくり付き合ってみてはいかがでしょうか。

 

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ライター/学生/カウンセラー

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