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2021.01.30

子どもを産んで初めて知った!出産前には聞いてなかったママになってからの変化


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子どもを産む前、雑誌に穴が開くんじゃないかと思うほど、妊娠、出産本や、子育て雑誌を読んだりしていた私ですが、実際に母になって「えーー!こんなにあり!?聞いてなかったよーー!」ということがいくつかあります。実際に「母」になってみないと分からない世界、あるんですよねーー。

こんなところまで痛い!出産後のカラダ編

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おっぱいの穴っていくつもある
これって常識ですか?もしかして知らなかったのは私だけ?妊娠するまで、おっぱいの穴って一つだと思ってたんですよ。でもいくつもあるんですよね。そして絞るとホントに「ピュー」って出る。しかもそれぞれの穴の方向が違うからあっちゃこっちゃに飛ぶんです。変な話し面白かったです。それにしても自分の体から飲み物を出すって、すごいことですよね。人間って哺乳類なんだ!と実感しました。

乳首マジホント痛い
一人目の時は、入院中から乳首が切れました。ほんとーに痛かった!おっぱいを子どもにあげるという行為がこんなにもつらいことだとは、だれも教えてくれなかった。奥までパクっと上手に口に乳首を含ませないといけないと、助産師さんに聞きました。でも初めての経験で全然うまくいかなくて。二人目になると、乳首が強化されたようで、この切れて痛いということはありませんでした。おっぱいの詰まりも一人目の方がひどかったなぁ。

自力でおしっこできない
出産後すぐ上手に尿が出せず、看護師さんにカテーテルを入れて導尿してもらいました。こんなことが起こるなんて知らなかった!あんな経験は初めてです。おしっこの仕方を忘れるなんて…。あの感覚、今考えても不思議でしょうがありません。

ありえないほど髪の毛が抜ける
産後2ヵ月~半年くらい。毎日毎日掃除をしてもクイックルワイパーにごっそり髪の毛がつくほど髪の毛が抜けました。髪が抜けるということは聞いていたのですが、こんなにひどいとは知らなかった。そしてやっぱりちょっと薄毛になるんですよね・・・。そして白髪も増えて、一気に年を取った気がしました。

赤ちゃんは寝るものじゃないの!?子育て編

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始めの3年くらいは3時間以上続けて寝ることができない
新生児は3時間ごとの授乳というのはよく聞いていたので知っていたのですが、それが落ち着いても夜泣きがあり、夜から朝まで続けて寝るということが、出産後まったく出来なくなりました。我が家は2歳差なので、考えてみると3年間くらいは3時間続けて寝ることができなかった。息子は3歳に過ぎても夜一度は「わぁー!」と泣く瞬間があって起こされる。そして、離れて寝ていると、もごもご起きてきて、布団に入ってくる。結局夜から朝までぐっすり寝るというのが出来るようになったのは、第1子が5才を過ぎた最近のことです。

エルゴ、BF、ってなによ
母親になって知ったブランドや略語があります。まず今では普通に使う「エルゴ」これ、シングルで働いていた時はまったく知らないものでした。同じようにベビービョルンとかね。あと「BF」などの略語。ボーイフレンドじゃありませんよ「ベビーフード」。はじめて見たときは、なんじゃこれ?と思いました。

子どもの「ふぇ」という泣き声に反応する体になる
誰も気づかないような赤ちゃんの「ふぇ」という泣き声に、ガバっと反応するようになるのも、不思議でした。夜、寝ていても「ふぇ」という小さい声に勝手に目が覚める。隣で夫が起きる気配が全くないのに腹が立つ、という話しはよく聞きましたが、彼らにはたぶん聞こえていないのでしょう。あと、赤ちゃんの泣き声に反応して「おっぱいが張ってくる」っていうのも不思議でしたね。

再発見の自分編

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おっぱい、おしっこ、うんち、ちんちんを躊躇なく言えるようになる
平気で人前で「おっぱいが痛くて嫌になる」とか言えるようになりますね。「うんち、おしっこ」の話しは母親たちの中では、普通の会話です。でも、シングルの時はこの言葉を頻発して使うようになるとは思わなかった。男子の母になった後は「ちんちん」とか普通に使いますが、20代では、その言葉を人前で口に出したことはほとんどなかった思います。今となっては、全然恥ずかしくないんですよね。

人に向かって大声で怒鳴る
私は穏やかな人間というわけではありませんが、人に向かって大声で怒鳴るなんてことは大人になってからありませんでした(当たり前?)。しかし、子どもたちに向かっては怒鳴ります。自分でもびっくりするくらいの声で。のび太のママさながらです。特に私が怒鳴るシーンは「姉弟げんか」の時。「いいかげんにしなさーい!!!!!」とか。こんなに人に怒鳴る自分になるとは思わなかったです。

自分の子どもを憎たらしいと思うこと
母になれば、子どもはいつも天使のように可愛く、毎日ハッピーな日々が待っていると思っていた私は自分の子どもを憎らしく思う瞬間があるなんて思いもしなかった。でもあるんですよ「このやろー!!!マジで腹立つ!!!!」っていう時が。特にイヤイヤ期はマックスでしたね。このままほっておいて「家を出てしまいたい!」と思うこともしばしばありました。

 

さて、いかがでしたでしょうか?「私も!」って思ってもらえる項目がありましたでしょうか?もしくは「え!そうなの?」っていうものもあるかもしれない。私の場合は甥っ子、姪っ子と住んでいた時期があったため「子育てとはきっとこういうものだ」と知った風でいたんです。でも実際に自分の子どもとなると全然違うんですよね。新しく発見して大変なこともあるし楽しいこともたくさんある。

たまに子育てとは何かの修行なのか?と思う時もありますが、その逆にこんな素晴らしい時間を持てるのも子どものおかげだ、と思う時もあります。せっかく母になったのだからどうせならそんな新しい世界を楽しんで毎日過ごせればいいな、そんな風に思っています。

※この記事は2016年12月に公開したものです。

松本尚子

松本尚子

ライター・編集者

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2010年生まれの女子、2012年生まれの男子の2児の母。主婦ときどきライター&編集者。女性向けサイトの編集者を経て、リクルートの住宅サイトでweb編集者を経験。酒好き、旅好き、美味しいもの好き。鎌倉在住。


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