2017.04.23
埼玉で人並みの生活をするには月収はいくら必要? 答えは○○円!
人並みの生活をするのは大変!?
バターは相変わらず値段が高いし、気づくと内容量が減っている食品があったりと、身近なところでも「なんとなく値上げされてる?」と感じること、ありませんか?
4月17日、「埼玉で人並みの生活、月収50万円必要 県労連が調査」というニュースが朝日新聞より報じられました。
このニュースによると、埼玉県内で人並みに暮らすために必要な収入について県労働組合連合会(埼労連)と有識者がまとめたとのこと。調査によると、月約50万円の収入(額面)が必要で、子供が大学に入ると支出が急に増え、奨学金がないと成り立たないとしています。
設定はいずれも、夫は正社員で妻はパート勤務、車はナシ。月々の生活費だけでなく、家電や家具の費用も算出して家計に加えています。例えば、洗濯機は約6万円のものを国税庁の決まりをもとに耐用年数を6年として月額を算出し、836円として家計に組み込んでいます。家具や家事用品の月額負担は1万8356円と積算しています。
それによると月額生活費は次のとおり。
<30代>
食費…………10万8192円
住居費………5万7292円
交通・通信…3万8210円
教育…………2万6986円
教養娯楽……4万5663円
総計…………43万257円
必要年収……599万円
平均賃金……411万円
<40代>
食費…………12万1468円
住居費………6万2500円
交通・通信…3万8747円
教育…………3万7486円
教養娯楽……3万2429円
総計…………45万3984円
必要年収……647万円
平均賃金……485万円
<50代>
食費…………12万5462円
住居費………6万4583円
交通・通信…4万9752円
教育…………12万8724円
教養娯楽……2万8193円
総計…………58万4654円
必要年収……821万円
平均賃金……545万円
この調査について、「賃金の底上げとともに、教育や住宅の負担を下げる政策が必要」と指摘しています。
基本的に労働組合は、賃上げ交渉などをするためにこういうデータを作成しているので、まるっと鵜呑みにすることはできませんが、子どもが大学に上がる50代からガクッと家計の総計が増えるのは一見する価値有り。
どの家庭でも、「どのように生活をしたいか」という考えをベースに、お金をかけるところと節約するところを分け、やりくりしていることでしょう。「趣味の旅行にはお金をかけるけど、ファッションは控えめに」「おいしいものを食べたいから食費にはお金をかけるけど、家具や家電は安価なものを」といったメリハリこそがやりくり。とはいえ、“教育費”に関しては、なかなかやりくりをするのが厳しいジャンル。
BRAVA読者の方々は、共働き家庭が多いことでしょう。そのため、年収も必要年収を上回っているのではないかと予想できます。
しかし、この結果をみていくと、子どもが大学生の頃はしんどそう! 今から準備しておかないと! って気分になりますね。