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2017.07.22

8月31日まではもう常識ではない!?【夏休み短縮】の理由とママたちの意見とは?


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夏休みがはじまりました!

海の日を前後から夏休みがスタートする…そんな小中学校が多いかと思います。この週末がまさに夏休みに突入したばかりで、早いうちにさっさと宿題を片付けようとする子どももいれば、早速遊びに繰り出そうとしている子どももいることでしょう。

さて、静岡新聞で、「夏休み短縮、ママ賛否 吉田町の小中校教育改革」というニュースが7月15日に報じられました。

この記事によると、静岡県の吉田町では、公立小中学校の夏休みの大幅短縮を目指す教育改革を行うと吉田町教育委員会が発表したとのこと。改革の狙いは教員の多忙化解消で、長期休業を大幅に減らして授業日数を増やすことで1日当たりの授業時間数を減らします。2017年度の夏休みは24日ですが、18年度は16日程度に短縮する方向で検討を始めているそう。ちなみに冬休みと春休みも含めると、17年度の長期休暇は計57日ですが、18年度から計40日程度にしようと計画を立てています。

1日あたりの授業時間が減るため、放課後児童クラブの開始時間前倒しや放課後子ども教室などの充実化も検討しています。

休暇が減る事で、授業日数は当然増えます。2016年は206日、2017年は210日、2018年は220日以上になると見られています。午前中で授業が終了する日も生まれるそうで、この時間を使って教職員は授業の準備や研修時間を確保できるようになり、質の高い教育へつなげていきます。

文科省が吉田町を視察

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また、18日には、文部科学省の高橋道和・初等中等教育局長ら3人が吉田町を視察に訪れています。教員が授業に専念できるように配置された業務アシスタントの仕事内容や、夏季授業に対応するためのエアコン設置状況などについて関心を示し、視察後には、「夏休みを短縮して、年間の授業日を平準化しようという試みは意欲的だと感じた。どのような効果をもたらすのかエビデンス(根拠)を出してもらえれば、大いに注目できると思う」とコメントを出しています。

夏休み短縮に対しての声は?

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夏休み短縮に対してのネット上の声を拾ってみました。

 

「学力向上の為に、夏休みを短縮」って言うけど、夏休み短縮しても、学力は上がらないと思うんですが・・・・。

出典:Twitter

5時に夢中月曜日。小学校夏休み短縮の動きの報道を聞いてマツコデラックスは、学校とは切り離された時間を過ごすことの大切さを述べる。ずっと学校に頼ってれば生きられるっていうのはバカを作るよ。夏休みに家でごろごろしてるだけの時間が私を形作ったと。

出典:Twitter

おはようございます。 セミが鳴いてて夏休みー!って感じ。 息子君の夏休みも今年から1週間短縮。 教師も親も大変だろうけど子どもの楽しみを奪わないであげてほしい。

出典:Twitter

夏休みが16日に短縮ってマジか どうせ社会に出たら夏休み無くなるのに小学生のうちから夏休みがこれは流石に不憫だわ 。夏休みと言えばおっかんパート行ったら即エアコンつけてゲームして、お盆辺りは名古屋来て海行ってってくらいだったけど、それすらも難しくなるのか、これからの時代

出典:Twitter

と、賛成意見はあまり見られない様子…。

ツイッターでは、「#夏休み短縮反対」をつけて呟く人も現れています。

元教員のマイファーザー曰く、無駄な仕事増やして業務時間拡大させてるのは、どこのどいつだ!そのツケを子どもが払う必要はない!とのことでした。#夏休み短縮反対

出典:Twitter

夏休み短縮は、教育界にはびこる悪平等主義の最たるもの。 塾や自習等、夏休みを有意義に過ごしている子の時間を取り上げて、学校の一斉授業や行事等で縛るべきではありません。 成績の底上げが必要なら、底になっている層の補習をすればよいのです。 #夏休み #夏休み短縮 #夏休み短縮反対

出典:Twitter

 

小中学校の教育が「脱ゆとり」となってから久しいですが、夏休みが16日まで減ってしまうのは驚きますね。

働くママにとっては、「学童はお弁当を持たせなければならないから大変!」「学校のプールと塾の夏期講習と学童の予定が入り混じるから、スケジュール管理がややこしい」なんて声もあることでしょう。

とはいえ、夏休みにしかできない経験をさせてあげられる機会にもなります。例えば、習い事の合宿があったり、サマーキャンプに行かせたり、様々な体験型の学習をできるのも夏休みならでは。なかには、おじいちゃん・おばあちゃんの家に長期間預けてしまう…なんてご家庭もあるでしょう。

「長い休みがやってくる!」これだけで、なんだかワクワクとするのが夏休みです。何か特別なことばかりをするのではなく、ただ友達と市民プールにいったり、友達の家に泊まりにいったり、夏祭りで夜のお出かけをするだけでも子ども心には、特別な時間でした。はたまた、宿題が片付かなくてつらい思いをして、「あーあ、もっと計画的にやればよかった」と後悔するのもひとつの経験。

こんな風に、学校の期間と休みの期間を交互に過ごしながら、自分の“適性”みたいなものを自覚していったようにも思います。

決まった場所に決まった時間に日々行かなければならないことや集団生活が苦手な私みたいなタイプにとっては、長期休みが減るのはちょっとココロが苦しいかもしれないですね。

学校生活だけが人生ではない…そんなことを学べるのが“長期休み”だった気がします。そして、会社に就職することだけが大人になるコトじゃないんだなと休みのなかで学んだ私みたいな子どもが、夏休みのような時間のなかでお金を稼いで生きていかなければならないのだと学ぶ機会は一体どこにいってしまうのでしょうか。そこが心配になるニュースでした。

中山美里

中山美里

ライター、編集


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