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2018.01.30

【3人兄弟】のメリット・デメリットって?3人子育て中のママに質問!


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我が家には7歳、4歳、1歳の3人の子どもがいます。よく、道行く知らない人からも「3人も大変だねー」と声をかけていただくのですが、世の中のみなさんが考える3兄弟の大変さというのは、一般的には「お世話が3倍」とか「金銭的負担」という文脈ではないでしょうか。実際にその点も大変なんですが、日々私が感じている3兄弟の大変さはもう少し違うものです。
そこで今回は、我が家なりの3人兄弟のメリット、デメリットを考えてみました!

3人兄弟の最大のデメリットは我慢を強いられること

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まず、今回記事を書くにあたり、日頃なにかと下の子たちの面倒見もよく、優しい我が家の長男(7歳)に「妹と弟がいてよかったと思うときある?」と聞いてみました。すると、速攻で首を横に振られ、いきなりカウンターパンチを食らった気分だったのですが(笑)、未就学の下2人と比べ、小学生になり一気に世界が広がった長男には、なにかと邪魔な存在というのは事実なのかもしれません…。
たとえば長男が見たいテレビ、食べたいもの、したい遊び、行きたい場所と、下の子たちのそれがいつもイコールというわけにはいきません。我が家ではできるだけ兄弟平等を心がけて「お兄ちゃんなんだから」という言葉は使わないようにしているのですが、それでも、「下がいなければ〇〇できたのに…」と思う場面は数多く存在したでしょう。

また、愛情は3人に平等にもっていても、実際の労力はどうしたって1/3ずつしかかけられません。最近、長男が「どうしてもドッヂボールを習いたい!」と仮入部で通っているのですが、お迎えが必須のため、その日は下2人の帰宅時間も大幅に遅れてしまいます。
まだ幼い次男は、帰宅が遅くなるとお腹も空いて機嫌がすこぶる悪くなるうえ、帰宅時間が1時間も遅くなるので就寝時間もずれ、翌朝の起床時間にも影響します。これから先、雨の日も風の日も週に2回、下の子を連れてお迎えに行くことができるだろうかと、私が入部を躊躇している状態。
正直、これが長男1人なら、きっとすぐに入部していただろうなあと思います。結局、入部してもしなくても、長男か下の子たち、どちらかに我慢を強いることになってしまうんですよね。
そう考えると、日々誰かがなにかしら我慢をしているのが3人兄弟の我が家の日常ともいえ、それを理解しつつある長男には、下の子たちが少し鬱陶しい存在になりつつあるのだと思います。実際、私自身も三姉妹で、妹が生まれた際、かわいがるよりも邪魔な存在と思っていたので、長男の思いを否定できませんが、なるべく不公平感を抱かせないようにしてあげなければとあらためて思いました。

ただし、このデメリットは裏を返せばメリットになる可能性があり、協調性ができる、社会性が身につく、コミュニケーションの訓練になる……などということもできるのですが、正直、それは親にとってのこうあってほしいという願いであり、大人になった自分の姉妹をみても、三姉妹だからコミュニケーション能力が高いということは残念ながらありません。子どもたちはみんな「兄弟」として生まれてきたわけではなく、私たちの「子ども」として生まれてきたということを心に留めておきたいですね。

3人兄弟のメリットは親にとっての良さばかり?

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では、メリットはどうでしょうか。育児の労力に関しては、我が家の場合2歳差、3歳差と近いため、子ども同士が遊んでくれて私が遊び相手になる必要がないので、その点は一人っ子を育てるより断然楽だと思います。長男ひとりの頃は、毎日のように私が遊び相手にならなければいけませんでしたが、極端な話、下2人とマンツーマンで遊んだ記憶はほぼないですね(申し訳ない点でもありますが…)。
また、よくいわれますが、1人目に比べて下2人にはお手本となる兄、姉がいるため、食事の仕方や着替えなど、生活習慣のあらゆることが知らないうちにスムーズにできるようになっています。
デメリットの項でも書いたとおり、3人兄弟のメリットというのは、親側の願いやメリットが大きいように思うのですが、「じゃあ3兄弟にとってのいちばんのメリットって何だろう……?」と考えた結果、よくわからなくなってしまいました……!
ただ、少なくとも私自身は、親として3人も愛する存在を生み育てることができて、これほど幸せなことはないと思っています。これだけは強調したいのは、実質的なひとひとりにかける時間は1/3になってしまうけれど、愛情は1/3ずつにはならない、むしろ3倍感じられるということ。これは日々感じるデメリットをはるかに上回ると断言できます。

正直、今の日本で3人も子どもを産み育てることは本当に大変ですし、不安もありますが、「デメリットに比べてメリットが少ないから生まない方がよかった」と思うママはいないのではないでしょうか。1人でも2人でも3人でも、その気持ちは一緒だと思います。
もしも2人目、3人目を考えていてなにかしらの理由で躊躇しているママがいるなら、「私は3人生んで幸せです」と胸を張って伝えたいですね。

松尾里美

松尾里美

雑食ライターです。7歳&3歳&1歳の子持ち。


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