2018.03.07
ラン活はいつから?いま人気のランドセルの種類とは?
ラン活って皆さんご存知ですか?
ランドセルを購入する活動、です。え、ランドセルなんてどこでも売ってるじゃないの? と思ったかもしれません。確かに売ってはいます。でも最近は人気のランドセルが売り切れることもあり、夏前からランドセル購入に動くママパパも珍しくありません。
さて、今年度はどうでしょうか?
ラン活って?いつから始めるべき?
ランドセル購入活動ですが、私が子どもの頃なんてお正月過ぎてからだったような気がします。ちなみに20年近く前、下の子と歳が離れた長男ですが、この時も1月でした。ランドセルを購入してくれたのは、当時、初孫で浮かれていた私の両親ですが、祖父母がプレゼントしてくれるという話は今も昔もよくあること。そのせいでしょうか、かなり前から「帰省するお盆休み」にランドセル購入というケースが増えていったようです。
さて、夏休みに購入する人が増えると同時に、ランドセルの「質」や「ブランド」に対するこだわりも高まってきました。ランドセルといえば、男の子は黒、女の子は赤で、選ぶも何も数種類しかなかったのに、今ではランドセル売り場にいけば、何十種類と並んでいます。今の1年生を見れば、茶色や紺色はもとより、藤色やピンク、パステルカラーも揃い、さらに形も色々です。ブランドを見れば、有名なポーター、大人向けブランドも発売をしており、ランドセル売り場は「百花繚乱」とでも言いたいところです。
現在では、多くの人が夏にランドセルを購入しています。また必ず欲しいブランドやメーカーがある場合には、早い人では5月、6月からラン活をスタートしています。
という私も実は・・・下の子の時、6年前になりますがランドセルで現在も人気がある土屋鞄を選びました。靴好きの夫がコードバンにこだわったものの、正直持たせた時は重くて、姑など「背丈も小さい子に可哀想、1年のうちは軽いやつを私が買ってあげる」などと言い出す始末でひと騒動になりました。今では笑い話ですが、この時が運動会前だったので9月くらいだったかと思います。そしてその頃でも、すでにうちが欲しいと思っていた型のランドセルは注文が終了していたんです。
どうもその頃からランドセル選びの時期が前倒しになっていたようですね。人気のランドセルを購入予定なら、夏前からスタートした方が良さそうです。
2018-2019「人気のランドセル」は?
ここ数年の流行は工房系ランドセルですね。
鞄工房山本、萬勇鞄ランドセル、土屋鞄など抜きんでて一部の親に人気があります。こうした鞄工房系ランドセルは発売と同時に申し込みが殺到することもあり、早くから準備した方が良いようです。注文→制作というオーダーメイド方式なので、そもそも数に制限がある為に最近では、新年度モデル発売の5月から6月ですでに売り切れてしまうケースも珍しくありません。また、人気のある工房ほど前倒しに販売スタートが増えているので、要チェックですね。
ただ、メディアの取り上げ方や口コミによることも多く、こまめに公式サイトや店舗に通っていると案外と在庫が出てくることもあります。
工房が制作するランドセルは、子どもが、というよりは親のこだわりも大いに影響しているようで・・・。比較的シンプルなものが多く、どちらかと言えばママやパパが「この工房がいい」と決めるパターンが多いのではないでしょうか。
ファッションブランドとコラボのランドセル
いっぽう、コラボ系や子どもファッションブランドのランドセルは女の子に特に人気で「子どもがどうしても欲しいと言うから」「親子でこのファッションブランドが大好きだから」といった理由で購入しています。
・メゾピアノ
・シャーリーテンプル
・ケイト・スペード ニューヨーク
・ANNA SUI mini
・BeBe
他にディズニーランドでもランドセルを販売していますね。現時点で公式サイトに掲載されていませんが、2019年度用として4月には予約販売があるかもしれません。私の友人も「ママも娘もディズニー大ファン」で、ランドセル購入のためにランドへ行ってましたよ〜。
ファッションブランドのランドセルは色も豊富だったり、女の子用では刺繍やキャラクター、リボンなど、とにかくオリジナルの装飾ときれいな色みが揃っています。
男の子用としてはスポーツブランドのコラボが人気があります。プーマなんかはサッカー好き少年にはピッタリですね。
祖父母が購入!デパートは根強いランドセル市場
入学祝いに祖父母がランドセルを購入するのもよくあります。夏の帰省時に一気にランドセルが売れるようになったのは「祖父母からのプレゼント」が背景にあります。
この場合、やはり祖父母世代にとって信頼もできる「デパートのランドセル売り場で選ぶ」が多いようです。例えば三越なら、三越オリジナルの他、上記のようなファッションブランドとのコラボランドセルも置いてあり、バラエティ豊富で子どもが自由に選べるというメリットもあります。
価格帯も4〜5万から、高級品の10万台までまんべんなく売れるというのもデパートならでは、かもしれません。
実は地道に人気の「量販店」リーズナブルランドセル
さて、こうしたスペシャル感満載のランドセルばかりが取り上げられがちなんですが、実際には
「安くて丈夫で軽い物」
と現実的な考えでランドセル選びをしているママパパも少なくありません。ニトリやイオン、イトーヨーカ堂などでは2万台のランドセルも取り扱っています。
土屋鞄にこだわった我が家ですが、正直なところ「親の自己満足」という部分もなきにしもあらず・・・。
ニトリのランドセルにしても、クラリーノのような人工皮も最近は非常によく出来ていますし、A4フラットファイルも入りますし、機能性もきちんと備えています。
ギリギリ年度末まで待って在庫品を安く買う、2019年度向けで言えば、かなり早くなりますが逆に2018年の3月・4月以降に在庫が残っている、いわゆる型落ちのランドセルを選ぶとかなり安く購入できます。
型落ちやアウトレットは、店舗のみでなくオークションサイトや通販サイトで見つけやすいので検索してみて下さい。
ラン活は「親子で選ぶ楽しさ」入学前の楽しいイベント
ぴかぴかの1年生、ランドセルを背負った姿は可愛いいですね。親の方も思い入れや「6年間も使うものだし」「小学校時代しか使わないものだから」とついつい力を入れて選んでしまいがちです。
子どもの本分は学校に元気に通って勉強することで、ランドセルはその教科書やノートを入れて持つ鞄のひとつ。ラン活なんて言葉が出てくること自体が少々行き過ぎとも言えるのかもしれません。
ともかく「入学までにランドセルが購入できない」とすべてが売り切れるなんてことはありません。一部の人気製品は早くから売り切れになりますが、他に気に入ったものが見つからないなんてこともありません。
子どもはズラリと並んだランドセルを見ただけでエキサイトします。親の思いもあるでしょうが、子どもに好きに選ばせるのなら、夏を過ぎても秋や冬間近でも、それなりに好みのものを見つけられるでしょう。
私もラン活にかまけたひとりなのでエラそうに言えないのですが・・・
でも、小学校入学を想像しながら、親子でランドセルをあーでもない、こーでもないと選ぶこと自体が一番の楽しみであったように思います。子どももランドセルを見た途端に「小学生になるんだ」と一人前になったような気持ちになるんでしょうね。ランドセル売り場にいる子ども達、どの子も目をキラキラさせて、「えー、あっちの方がいい!」なんて、時にママやパパとやり合いながらも、ランドセルを背負って鏡の前に立った時の笑顔がとびきりです。
どのような選び方でも、子どもと一緒に「学校に行ったら、友達100人できるよ!」「本当に大きくなったねぇ!」とその成長を幸せに思う気持ちを大切にして欲しいなと思います。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。